江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

クジラ

2019-07-10 00:00:46 | 日記
飲み屋にクジラの刺身があると、必ず注文する。
馬刺しと同じように珍しさを感じてなのだが、
時々これはという美味いのに出会うと、
それはもう幸せと言うしかない。
しかし、国際捕鯨委員会からの脱退は、いかがなものか。
韓国に対する輸出規制といい、
危うい外交が続いている。

それはさておき
那智の大瀧まで行くと、
イルカ漁で有名になってしまった太地町が
車ですぐのところにあり、
漁は見られなくとも、料理は食べたいと
まず案内されたところは、くじらの博物館。

おお、くじらだ。



チケットを買っていると、すぐにショウがあるという。
走ってゴンドウクジラとハナゴンドウのショウを見に行く。
飼育員の指示を受けると、サッと潜って大ジャンプ。
意外と興奮する。



潜って飼育員の元に帰るのだが、
ぴたりと飼育員の前に顔をだすのに
波が立たない。
不思議だ。



ショウが終わって桟橋を歩いていると、
ゴンドウクジラが見送るように並んで泳いでいる。
私が手を振ると、胸びれを振って応えてくれた。
可愛い。

海洋水族館に行くと、
イルカに食事を与えているところだった。
もちろん訓練も兼ねて。
これが見飽きない。



観客は我々だけ。
閉館時間が近づいてきたので仕方なく退館したが、
なんと今度はシカが見送りに出てくれた。



梶取崎に行く。
ここはかつてクジラ漁のための見張り場所だった。
だから狼煙を上げるところがある。



そしてクジラの供養碑。



かつて日本人は、頂く命を尊んでいた。
敢えて”かつて”と記す。

最後はクジラをいただきに”白鯨”に。
滅多に料理を撮ることはないのだが、
これは記念と収めた。
どれも美味かった。



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国連からの勧告

2019-07-07 23:35:08 | 日記
信じられない話と思うだろうが、
我が国は国連からいくつかの勧告がなされている。

”後進国ではないのに”

しかし外から見ると、危ういところがあるのだ。

これは新聞にも載ったことのある勧告だが、
言論と表現の自由に関する国連の
デービッド・ケイ特別報告者の今年の報告書に、
日本のメディアに独立性の懸念が残ると書かれた。
一昨年に特定秘密保護法案などが成り立ったことで
日本の報道が委縮している可能性があるとして、
同法の改正などを求めた勧告に対して
個人の意見だとして、政府は無視。
ところが、辺野古移設に対する抗議活動に対しても
当局の圧力が続き、集会と表現の自由を制限しているとして
深刻な懸念を報告書は示している。

そうなのだ。

首相は自分の失言に対して「表現の自由」と言いながら
マスコミに対しては「偏向報道だ」と圧力をかける。
権力の自由を謳い
権力を監視すべき報道の自由は規制する。
もの凄い危うい状態。

これは報道にも載らない勧告。

日本は過度の競争の環境に子どもを置いているがために
子どもの中に暴力・いじめ・不登校・ひきこもり・自殺が
増えているとの勧告。
そして10代の子供に堕胎や性病が増えている現実。
政府は具体的な統計が示されていないとして無視している。
実は、大人が過度の競争にさらされているから
子どもにも影響が出ているのではないだろうか。
大人の状態は、車を運転していると良くわかる。
煽り、
車線を変更しようとウインカーを出すと、
車間を詰めて入れないようにする行為など、など
これは過度の競争の中で、
精神が不安定になっている証拠ではないだろうか。

日系アルゼンチン人と話していて
日本にいると時間の経つのが早い、いや早すぎると感じていたが
アルゼンチンに戻ると、
時間がゆったりと流れているのを感じる、と言われた。
何故かは、その時はわからなかった。
しかしこの勧告を見て、なるほどと思った。

「2番で、どうして悪いんですか」と言った民主党を”悪夢”とし
”成長戦略”を支持する人々は、”煽り”を助長し、常に1番を目指す。
ところが世の中は、1番になることは難しいし、
なったところですぐにとってかわられることは常なのだ。
2番になったことに開き直れる余裕は
新しい発想を生む源になると思う。
ところが今の日本は、その余裕を潰している。
そのことを自覚することが、次につながる第1歩になる。

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熊野三山

2019-07-05 00:30:57 | 日記
もう20年前になるだろうか。
熊野本宮の近くのホテルで、仕事をしたことがある。
その時お世話になった方がリタイアして
新宮の実家を受け継いでいる。
かみさんと話していて彼のことが話題に上り、
お会いしたくなった。
ついでに熊野三山のもう二つ、
速玉大社と那智神社に行こうとなった。

速玉大社で待ち合わせ、
お参りして、縄を持ち、大きく鳴らそうと上を見上げると
たたくのではなく、珍しく鈴を鳴らすのだった。



彼の家は神社のすぐ裏、
昔はその一軒しかなかったそうで、
石垣に”一軒目”と彫られている。

そして実家の生業は材木商で、
三十三間堂に収めていたそうだ。
義太夫「卅三間堂棟由来」を思い出して
柳の精の子孫かと思ったが、
義太夫の舞台は和歌の浦
でもとても親しみを覚えた。
その生業も、60年ほど前の台風で全て流されてしまい
廃業してしまったという。

その後那智の大瀧に行く。
雨が多く水量の豊かな滝は見事だった。
私の胸には鯉、
「鯉の滝登り」と洒落てみた。



伊勢もそうだが、
山にうっすらと雲がかかると
神々しく見えてくる。



すがすがしい気持ちのまま、旅を続ける。
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そろそろ選挙と言うが

2019-07-01 23:38:50 | 日記
今回の争点は、憲法改正だという。
改正の理由は、アメリカから押し付けられたものだからだそうだ。

ちょっと待て、

その前に考えなくてはならないものがあるのではないか。
それは、日米間で結ばれている
地位協定や、裁判協定。
これは治外法権と言うしかなく
これほど不平等な条約はないだろう。

憲法改正を進めようとしている人々は、
逆に地位協定を温存し
アメリカに対して服従の顔を見せることで、
権力を縛る憲法から、
権力の身勝手できる憲法に変えることができると
踏んでいるのだろう。
自虐的歴史観という人々でもあるのだけども、
自虐的なのは、こういう人々なのではないかと
思えてくる。

あれだけ騒いだ北方領土2島返還も、
首相の身勝手で今後の交渉を困難にしてしまった。
あれだけ騒いだミサイル避難訓練も、
飛翔体とトーンが下がり、
無条件と媚びても無視されている。
起死回生と行ったイランも、
タンカー攻撃で顔に泥を塗られてしまった。
根本的な外交が破たんしている。
憲法改正どころではないだろう。

与党は考えない人々を票田としているが、
安保の問題も浮上し、
ここでしっかり考える人々を作り出さないと、
将来亡国の輩と言われるようになるだろう。

最近最も気になるのは、
時の権力者や政治を風刺し、
笑い飛ばす光景が全く見られなくなってしまったことだ。
大衆の底力が衰えている。
疲弊しきっているのだろう。
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