江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

熊野三山

2019-07-05 00:30:57 | 日記
もう20年前になるだろうか。
熊野本宮の近くのホテルで、仕事をしたことがある。
その時お世話になった方がリタイアして
新宮の実家を受け継いでいる。
かみさんと話していて彼のことが話題に上り、
お会いしたくなった。
ついでに熊野三山のもう二つ、
速玉大社と那智神社に行こうとなった。

速玉大社で待ち合わせ、
お参りして、縄を持ち、大きく鳴らそうと上を見上げると
たたくのではなく、珍しく鈴を鳴らすのだった。



彼の家は神社のすぐ裏、
昔はその一軒しかなかったそうで、
石垣に”一軒目”と彫られている。

そして実家の生業は材木商で、
三十三間堂に収めていたそうだ。
義太夫「卅三間堂棟由来」を思い出して
柳の精の子孫かと思ったが、
義太夫の舞台は和歌の浦
でもとても親しみを覚えた。
その生業も、60年ほど前の台風で全て流されてしまい
廃業してしまったという。

その後那智の大瀧に行く。
雨が多く水量の豊かな滝は見事だった。
私の胸には鯉、
「鯉の滝登り」と洒落てみた。



伊勢もそうだが、
山にうっすらと雲がかかると
神々しく見えてくる。



すがすがしい気持ちのまま、旅を続ける。
コメント
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