江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

袷(あわせ)を縫う

2023-05-16 00:35:42 | 日記
もちろん人形の衣裳である。
人間のも縫えるだろうと言われたことがあるが、
人形用は相当手を抜いているので
人間用は無理だ。
先日も衣裳の生地に使おうと着物をほどいていたが、
感心するほど丁寧に縫っていた。
言い方を変えると、簡単にはほどかせてくれない。

最近は、明治時代の書生の衣裳だったり、
シルヴプレの衣裳だったり洋装を縫うことが多かった。
着物は手を抜いて単衣(ひとえ)ばっかり。
だから袷は久しぶりだ。

まずは柄選びから。
これがなかなか見つからない。
人の着た着物だから、いざ使おうとすると
シミが見つかったり、穴が開いていたり。
最悪は、生地が古く弱かったりすると
一から選び直しとなる。
何とかこれならというのを見つけて
今度は着物にした時の柄合わせ。
どうすれば面白く見えるか、
ああでもないこうでもないと
ほとんど丸一日を費やす。
今回はなかなか難しくて2日を要した。


いざ縫い始めると、すっかり縫う手順を忘れている。
自家版虎の巻の出番である。
実に丁寧に書いてあって、わかりやすい。
我ことながら感心してしまう。

しかし運針が遅くなったと思う。
ともかくコツコツと縫い続ければ出来上がるのだ。
後は、襦袢の半襟をどうするかだ。
これはかみさんのセンスに任せることにしよう。

ああ、肩が凝ってきた。
さて、一番面倒な衿付けをしようか。
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