江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

人形の衣裳

2013-05-29 00:25:36 | 人形について
今回の人形は柄物を使って派手な衣裳にしようと考えた。
髪の色は黒ではないので、
それを考慮して最もふさわしい布を見つけたが、1着分の量がなかった。
そこでうちにある古着を片っ端から見て、これというのを探し出した。
ところが、人形の大きさは人間の約3分の1、
実際に裁とうとすると、柄が思った以上に大きく、
イメージ通りには縫えないと気付いた。

こんなことは良くある。
他にも、ほどいてみると汚れが意外と酷かったり、
擦り切れ方が激しかったり
丁度良いところにしみができていたり、
縫いだしてみると、ピリピリ裂けたりと、いろいろある。
そういう布は捨ててしまうかというと、
それなりに使い道があるので、全て取っといてある。

改めて古着の中から探し出し、ほどいてから柄合わせをする。
肩山から袖への流れ、裏と表のバランス、
そして裾周りの流れを考えて裁つのだが、
とても贅沢な裁ち方になってしまった。

もちろんかみさんと相談しながら進めるのだが、
今回のはやったことのない役だから(多分誰もやったことがない)
冒険ができる反面、不安が付きまとう。
さて、どんな人形になっていくのだろうか。
企画そのものがボツになったりしないだろうか・・・・
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