江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

鞆の浦

2017-09-07 00:37:01 | 日記
広島の福山には、修業時代も含めると4~5回は行っているであろうか。
ただこの鞆の浦には一度も行ったことが無かった。
何故か気になっていたので、
7月の上旬、福山に行った帰りに寄ってみた。

この港は瀬戸内の潮待ちの港で栄えたのだそうで
そこここに面影が残っている。



この常夜燈は古いもので味があるのだが、
それよりその横の店先でたむろしている老人たちが気になった。
かみさんとこれからどこに行こうかと話していたら
中の一人が話に割って入って、
いろいろ説明してくれる。
「おじさんたちは毎日こうして海を眺めて過ごしているのですか」
するとおじさんたちは一斉に反応した。
「いやいや、あんたたちにしたように
いろいろ教えてあげているんだよ」

のどかである。
おじさんたちも一杯機嫌だったのだろう。

沼名前神社に向かう。
沼名前と書いて、「ぬなくま」と読むのだそうだ。
おじさんによると、地元では「ぎおんさん」と呼んでいるのだそうだ。
色町があったのだろう、何せ港町なのだから。



社殿の前に、真新しい駒繋ぎのようなものが造られてある。
すると参拝に来た地元の、今度はおばさんが説明してくれた。
今度の週末(7月8,9日)に「お手火祭り」という火祭りがあるのだそうだ。
確かに境内の隅に松明が置いてある。
1週間違いで見られないのかと思うと、ちょっと悔しい。



ここには秀吉が造った能舞台がある、と先のおばさんが勧めてくれた。
組み立て式で、戦場に持っていったかもしれないとのこと。
中は見られなかったが、戦場で舞う様子を想像すると、
戦に敗れて死んでいった平家の武将たちへの鎮魂の舞かもしれないが、
精神性の豊かさを感ずる。



この町を歩いていると、入ってみたい飲み屋が結構あった。
車の運転さえなければ、一杯やりたかった。
今度また来る機会があるのなら、
1泊して一杯やろうと思う。
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