江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

喜之助フェスティバル そして 愛生園

2012-08-30 23:34:23 | 日記
昨年は会場に辿り着くことはできたのだが、
何もできぬまま翌朝には帰京してしまった、
そんなことをしてしまったのだから、もう二度と声はかからないだろうと思っていた。
ところが声を掛けていただいたのだから、これほど嬉しいことはない。

私たちは古典と思われているところもあって、
いままではそんなに一杯になる感じではなかったのだが、
今年は違っていた。
初日の午後の部に少し余裕があっただけで、
後は本当に驚くほど多くの人が集まった。
見づらかった人も多かっただろうと思う。申し訳なかった。

そして今年の特徴は、
大人が多かったこと。
ここも少子化の影響があるという。
このフェスティバルの前に喜之助人形展を開いたそうで、
昨年よりグッと入場者を増やしたのだそうだ。

月曜日は愛生園へ。
昨年のドタキャンで受け入れてもらえないかと思いきや、
ここも快く受け入れてくれた。
しかも以前より入場者は増えているし、
何人からは「腰の調子はどうね」と声を掛けられた。
また別の人からは「去年待っとんたのよ」とまで言われてしまった。
これは嬉しいことだ。
そしてもっと嬉しいことに、
いままで見たことない弾けるような笑顔に包まれたことだ。
皆よく笑ってくれた。
「また来年も待っているからね」
懇意にしている入所者に
「いつも同じものですみません」というと
「なぁに、忘れているから大丈夫だよ」
入所者の平均年齢は、優に80歳を越えてしまっている。

来年もまた元気な笑顔に出会いたいと思う。
コメント
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