江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

反省

2012-08-12 00:48:45 | 日記
飯田から喜多方を回るツアーは、無事終えることができたのだが、
なんとも草臥れきってしまった。

原因はただひとつ、
パレード

土曜日の夕方5時頃に始まったこれは、
飯田駅前を出発してセントラルパークまで1時間半ほどかけて歩くのだ。

ところがまずいことに、
私はこれが嫌いではない、
いや、好きなのだ。

大道芸のフェスティバルに出ていると、
「夜会」と呼ばれる催しを行なうところがある。
夕方最終組の大道芸が終わったとき、
芸人全員が残っているお客さんの中に芸をしながら入っていき
混沌とした雰囲気を創りだす。
日本独自のもので、
お客さんの中に、異空間を、余韻を、未練を、そして夢を残すのが目的だ。
ほとんどの芸人が胸から上の芸なのに対して、
私のは足元の芸、
音楽に合わせて踊るのはもちろん、
人と絡むのが面白い。
子どもがいると後ろから抱きついたり、
足にもたれかかったり、ただただ並んで立っているだけだったり、
それはその時の状況で様々だけれども、
子どもだけでなく、一緒にいる大人たちの反応も面白く、
どうも「夜会」になると張り切ってしまう。

パレードは、その「夜会」の延長だった。
ただ違うのは、時間と距離が余りにも長すぎた。
途中で手を抜くつもりだったけれど、
人形を坐らせて休んでいると、それだけで人は集まってくるし、
私の性格上、手を抜くことはできなかった。
だから、このときの疲れを背負い込んだまま、
東京に帰ってくることになってしまった。

年甲斐もないことをしてしまったと、反省している。
コメント
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