江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

恩人の死

2012-01-21 00:28:26 | 日記
浅草21世紀の座長 橋達也さんがなくなられた。

浅草21世紀といっても、ご存じない方が多いと思う。
エノケンを代表に、浅草軽演劇、浅草喜劇が大流行した時期があった。
その火を消さないようにと、故・談志師匠のすすめもあって
橋さんが座長となって浅草木馬亭を本拠地に始めたのが、この浅草21世紀。

江戸糸あやつり人形にいろいろあったとき、人の紹介があって、
年に2度ほど出演するようになった。
「楽屋は明るくなくちゃいけないよ」
というだけあって、ともかく楽屋が楽しい。
私たちは、座長に救われたと思っている。

楽しいだけではない。
芝居を見ているだけで、喜劇の勉強になった。
また古き良き時代の芸人の話しも、可笑しく、そしてためになった。
毎月8日間11ステージの公演である。
出演していなくても、できるだけ毎月観に(遊びに?)通っている。

ただ、毎月興行を打つということは、それは大変な事である。
そんな心労がたまっていたのであろうか。
74歳では、あまりにもわかすぎる。
もっと生きていて欲しかった。
ご冥福を、、心より祈るばかりである。
コメント (2)
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