江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

やっとロボットが

2011-03-30 19:37:22 | 日記
何度「中の状況が分からない」と聞いたことか。
そのたびに「ロボット大国日本」という言葉が浮かんでいた。
おもちゃのリモコンヘリコプターが結構手軽に手に入る時代、
壁をよじ登るロボットというのもテレビで見た。
何か使えないのか、素人考えかもしれないが、もどかしく思っていた。
カメラを積むなり、上から下ろすなり何かできただろうと思う。
やっとロボットがアイデアに登場した。

現場で働いている人の疲労は、相当なものだろう。
これはある意味戦争と同じではないか。
原発は最前線だ。
ゴム長靴も履かずに水の中に入っていったと聞いて
現場の無警戒振りに驚いてしまったが、
現場の作業員の生活ぶりを聞いて、もっと驚いた。
食事は1日2食、朝はビスケットと野菜ジュース、夜はレトルトのご飯のみ、
あとは1日1,5Lの水があてがわれるだけ。
寝るときは1枚の毛布が渡され、床に雑魚寝だそうだ。
これではどんなに優秀な人を集めても、作業効率は下がる一方だし、
頭も回らないだろう。
寝るところも、低いとはいえ絶えず放射能を浴びている状態、
緊張も解けずになかなか眠れないかもしれない、
だからこそ身体の休められる環境を早急に作ってほしい。
餓えの中で負け戦を強いられた日本兵の姿がダブって仕様がない。
働いている人の中には、下請け、孫請けの若い人も多いだろう。
想像するだけで胸が締め付けられる。

そんな中で出た中国電力社長の発言。
今私たちは原発の脆弱さを目の当たりにしている。
多分、原発を持っている国のほとんどが、危機感を抱いているのではないか。
もし武力攻撃を受けたらどうなるか、と。

そして廃炉になった原子炉を、解体する技術を私たちは持っていない。

野党の、丸でワイドショーをそのまま写したような質問に、
全てを政争の材料にしようとする意識しか見えず、危機感は感じられなかった。
こんな人たちを私たちは選んでしまった。
東京に原発を作ったらよい、と言った知事候補がいる。
丁度選挙中。
じっくり候補を見極めよう。
コメント
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