マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

お食い初め(その2)

2016年10月07日 | 身辺雑記

 子供の健やかな成長を願って行う儀式はいろいろあるのだろう。間もなくの七五三は当然知っているが、“お食い初め”は「我が家でも、ささやかにやった」とか妻は語っていたが、私の記憶には全く残っていないし、知らなかった。
 “お食い初め”とは、子供が一生食べ物に困らないことを願い、新生児誕生の100日後くらいに、赤ちゃんに初めて食べ物を食べさせるマネをさせる儀式と、ネットで学んだ。さて実際どんな風にやるものか、はた又自宅でも可能かなど、よく分からないですべてを息子夫婦に任せ、103日(月)、私たちは息子の運転する車に乗って目的地に向かった。

 到着したのは帯広市内の千代寿司。座敷に上がり室内を見ると主賓の座には料理一式が据えられ、“お食い初め”のやり方が書かれた紙が置かれていた。チチハハやジジババの膳は刺身が据えられていた。

 

 ハハが孫を抱っこし、5人は用紙に書かれた通りに食べさせる真似をした。このお孫さんこういう時には泣かない良い子なのである。皆、気持ちよく食べさせる真似が出来、主役は無事大役を果たした。息子夫婦から聞いたところによると、この儀式を行える場所はこのお寿司屋さんしかなかったとのこと。帯広・音更などではその風習は今も色濃く残っているのか、はた又その儀式は減りつつあって実施出来る場所が少なくなっているのか、その辺の事情はよく分からないが、兎も角、場所確保に頑張ったチチとハハに感謝。




 儀式を無事終え、ホッとして私は夜、雨の中をひとり評判の銭湯「やよいの湯」に向かった。入浴料金440円のところ、往復のバスとセットで500円と格安。

 105日、帯広でのラジオ体操会場をネットで調べるも、開催場所はホテルから遠く離れた一ヵ所のみと知り断念。その代わりに、2.5km離れた十勝川まで散策した。この前の台風で息子宅付近を流れる音更川や鈴蘭川は氾濫の危機。それは何とか免れたが、原因不明で浸水した家屋多数。十勝川に水害の痕跡の流木が多数見られたが、この日早朝には、前日の雨がウソの様に十勝川を跨ぐ虹が見え始め、心晴れ晴れとしてきた。






  
                                     (十勝川に架かる十勝大橋)

 午前中には帯広神社へお宮参り。七五三のお祝いの時に皆で又お会いしましょうと約束をし、無事儀式を終えて自宅に戻ったのは夜11時半だった。


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