表題タイトルの本を紹介されたのは昨年12月30日のこと。送られてきたメールに「『世界一美しい数学塗り絵』という本は、ご存知でしょうか。私の古い知人が、ブログに書いていましたので、ちょっとご紹介します。どうぞ、ますますのご活躍で、よいお年を。
http://ameblo.jp/madaimada/entry-12232644633.html 」とあった。ブログ「轟亭の小人閑居日記」の著者馬場紘二さんからのメールだ。
これは良い情報を教えて頂いたと、早速文京区の図書館にオンライン予約をするも、「該当する資料はありませんでした」との検索結果。そこで「検索できなかった図書をリクエスト」しておいた。有り難いことに希望図書がないときには購入してくれることがあるのだ。
1ヶ月以上が経過して「ご用意できました」のメールが届き、借りてきて読み始めた。
題名に“数学”の文字は登場するがほどんど覗いたことの無い図形の世界。例えば、雪の結晶のシルエット、螺旋状に並ぶひまわりの種、曼荼羅に現れる対称性などの様に、独特の抽象性的な美しさを備えたものには数学が存在しているそうな。色を塗ることで、それらに潜んでいる数学的な秘密を明らかにしてくれると「はしがきに」に書かれていた。訳者はあの秋山仁。
2016/9/20のブログに書いた“ウラムの螺旋”も登場するなど、全編で66の作品。これは図書館で借りるだけでは勿体ないと思い、本は「honto」でオンライン購入し、お茶の水でクレオンも買ってきた。まず「多面体」の章の“四面体の星”を味わってみた。写真の下左が何も塗っていないデザインで、下右がそれをクレヨンで塗ったもの。塗り終わると、あら不思議!平面が立体へと変身していた、と書きたかったが、何十年振りかの塗り絵なので余り上手く行かなかったが、まあしょうがない、ここに掲示した。
”これはある対称性に則って5つの合同な正四面体を組み合わせたもので、隣り合う頂点を線分で結ぶと、正十二面体が現れる”と書かれている。残念ながらまだ正十二面体には至っていない。嘱託時代に授業で板橋高校の生徒に正十二面体を作らせたことを思い出した。
まだ、ぱらっとめくったくらいだが、時間をかけてじっくり味わいたいと思う。その成果はいずれこのブログで。塗り絵は少しは上手になっているかも。
今日の一葉(富士神社の河津桜は見頃直前)