マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

鳥海山登山、途中撤退

2019年08月13日 | 山旅

 鳥海山(標高2236)登山は八丁坂の途中で撤退となり、頂上を踏むこと無く帰って来た。今日のブログはそれに至るまでの顛末。
 8月8日、草野さん運転の車は、菅原さん・若菜さん・私の3人を乗せて、6時前巣鴨をスタートした。東北道・東北中央道・山形道などを経由して、14時前には「湯の台口コース」登山口駐車場に到着した。この間の走行距離は500Kmを超えていた。
 昼食は酒田市内観音寺にある「花の家食堂」でとった。私の記憶にはないが、昼食に相応しいお店を妻と二人でネット検索した結果だったらしい。観音寺という町の住宅街にぽっんと一軒だけある食堂で、注文したものが出てくるまで不安だったが、現れた定食を見て一安心。690円にしては上出来の定食。刺身や焼き魚が新鮮で、山仲間の評価も◎。(写真:概観は平凡な食堂)




 駐車場から25分で「滝ノ小屋」に到着。ここは山形県遊佐(ゆざ)町々立の山小屋で、管理人は常駐していないが、宿泊客のある場合のみ下から上がって来る。私達は15時前に山小屋に着いたのだが管理人はいなかった。確かこの日の宿泊をお願いしていたのだが、何かの手違いがあり管理人は小屋まで上がって来ないかも知れないと不安になり、遊佐町に連絡を取ろうとしたが、私のスマホ(Y!mobile)では通じなかった。菅原さんのガラ軽はdocomoで、これは通じた。町も管理人も私達の来ることは先刻承知で、16時過ぎに管理人到着。(写真:鳥海山はこの日はよく見渡せた)
 宿泊客は私達4名のみで、夕食は管理人も含めての宴会になった。彼は山小屋管理を任されているが、里では“だだちゃ豆”の栽培をしていて、それが食卓に上った。だだちゃ豆は庄内地方の特産品で、枝豆の一種らしく、甘味が感じら、これを肴に呑むビールは美味しかった。

 翌9日早朝、小屋から外を見ると、濃い霧が出ていたが、雨は降っていなかった。天気予報は確認しないで、管理人の「間もなく晴れますよ」を信じて、5時半には小屋を後に山頂を目指し、強風吹くなかを出発した。
 しかし、大きな雪渓を左に巻いて急坂を上り始める頃から私の調子は絶不調になってきた。原因はよく分からないが、初めての経験だった。肋骨を痛めた時のトラウマか、今までなら気にもせずに岩から岩へと足を運んだのだが、その日は怖かった。老齢から来る脚力の衰えかも知れない。途轍もなく脚が重かった。真の原因は不明。
 八丁坂3合目で待っていた山仲間に、私は「山頂までは無理かも知れない」と話した。途中で腹を強打した仲間がもう一人いて、「二人は降りるから二人だけで登って来て」とも言った。丁度その時だった。強風に加え激しい雨が降ってきた。全員撤去しようの声が上がった。誰も反対しなかった。下山途中、雷の音もしてきた。雷が近づいて来るようにも聞こえてきた。(写真:写真を撮る余裕は殆ど無かったが・・・)
 帰路、簡単に渡れた小川は増水していて激流となり、渡りが難しくなっていた。そこを渡るときに私は足を踏み外し腰から下を水に浸かってしまった。散々な結果の山行となってしまった。晴れていれば見られただろうお花畑をほんの少々垣間見ただけで鳥海山登山は終わった。 

 
 


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