12月2日の午後から京都を離れる3日午後までは、今回の旅のもう一つの目的である紅葉を愛でに,、お寺さん5ヶ所を回りました。12月2日が岩倉実相院と真如堂。12月3日が東福寺・阿弥陀堂・北野天満宮です。紅葉の遅い今年、京都では見頃の寺もありました。奈良が黄葉が多いのに対し京都のそれはまさに紅の葉となります。簡単に紅葉の様子などレポートします。
①岩倉実相院
地下鉄烏丸線「国際会館前」から京都バス24番に10分ほど乗車。天台宗寺門派の単立寺院で、拝観料500円。床に写る紅葉が”床紅葉”として有名です。(写真:絵葉書より板紅葉)
(絵葉書よりの板青葉)
②真如堂
2年前のミニクラス会でも訪れました。拝観料は要りません。京都市バス「真如堂前」下車徒歩15分。比叡山延暦寺を本山とする天台宗のお寺で、紅葉の美しい寺として秋のシーズンには多くの観光客がやってきます。それ以外のシーズンは多分静かなお寺。本堂裏側の紅葉が見頃でした。(真如堂本堂裏側の紅葉1)
(真如堂本堂の裏側の紅葉2)
(三重塔を望む)
③東福寺
JR奈良線で京都駅から一つ目の「東福寺」下車徒歩10分強。臨済宗の総本山。拝観料は400円。通天橋から眺める紅葉が見事で、ここから洗玉澗(せんぎょくかん)と呼ばれる渓谷を見下ろしながらの紅葉は京都でも有数の眺めだと思います。(写真:通天橋を望む)
(通天橋よりの眺め)
(通天橋の下を流れる渓谷洗玉澗)
④毘沙門堂
地下鉄東西線「山科」下車徒歩20分。毘沙門堂は天台宗五箇室門跡のひとつで、京の七福神のひとつ毘沙門天を祀ることから毘沙門堂と呼ばれます。境内だけなら拝観料無料。駅から往きは一般道を歩きましたが、帰りは川沿いの里道を発見。そちらの方が近道でした。途中、疏水と出合いました。イン・クラインの上流を流れる疏水で、何故か第一次疏水と呼ばれていました。(写真:勅使門へ続く階段)
(毘沙門堂からの帰り疏水に出合う)
⑤北野天満宮「もみじ苑」
京都市バス「北野天満宮」下車。もみじ苑への拝観料は600円。お茶とお菓子付き。苑内には、秀吉が京都の四囲に築造した御土居の一部が残り、御土居一帯には紅や黄に染まった見事な紅葉が見られました。その紅葉が、紙屋川の水面に映えていました。この御土居については昨日の22時から放映されたBS朝日「京都1200年の旅」で豊臣秀吉による京都改造計画の一つとして紹介されました。(御土居からの眺め)
(御土居の下を流れる紙屋川1)
(御土居の下を流れる紙屋川1)
⑥番外
上の写真は、イン・クラインより南禅寺へ下る道より眺める何有荘の紅葉で、別荘は現在はアメリ実業家の所有になっていると聞きました。未公開です。
かくして3泊4日の奈良・京都旅行を終え、12月3日18時29分発ひかり号で帰路の途につきました。