新協建設の「訪ねる会」その3。
予め郵送されて来た案内書には≪訪ねる順序≫が書かれ、昼食は「楠公レストハウス」での『江戸エコ行楽重』、江戸の味の再現とあった。「渡良瀬遊水地」見学会の時も、結構な味の昼食だったので、参加者の多くは、今回も昼食に大きな期待を寄せていたことだろう。私も、梅雨明けの、いきなりの猛烈の暑さに耐えながら、昼食場所へ一刻も早く着けばと思いながらの見学になっていた。
東京駅を後に一行が向かったのは「三菱一号館」。道路反対側に立って、その建物を指さして、萩原さんはいきなり「これは偽物です。レプリカです」と語り始めた。更に続く話をまとめると、
『「三菱一号館」は1894年に竣工した、近代的オフィスビル第一号。これを契機に煉瓦造の建物が続々と立ち並ぶようになり、1900年代末には”一丁倫敦”と称される街並み形成した。その後、築70年を経て、この建物が解体されることを知った建築家集団から、重要文化財への申請が出される事となった。その事を知った三菱地所は、申請が出される直前の土・日の僅か2日間でこの建物を解体してしまったのです』と言外に三菱地所への非難を滲ませながら語った。ここは現在三菱美術館となり、レストランともなっている。(写真:三菱一号館。レプリカ)
続いて向かったのが「明治生命館」。1934年の竣工で、古典主義様式の最高傑作として高く評価されている建築物。敗戦後やって来たマッカーサーは一目見てこの建物が気に入り、1956年までアメリカ極東軍司令部となっていた。1997年、昭和の建物としては、初めて国の重要文化財に指定されたとのこと。
普段はここで営業が行われているらしいが、この日は土曜日で休業。休業日でも内部見学可能で、その2階の室内・テーブル・椅子・窓枠やレトロで格調高い調度品などを見学出来た。(右写真は創建当初の明治生命館)
以下にその写真を掲示。
(会議室)
(応接室)
(2階からオフィースを一望) (廊下)
(床にはアンモナイトを含む大理石)
皇居外苑の一角にある「楠公レストハウス」に到着したのは12時丁度。私はここへ来るのは初めてだが、ハトバスが2台も停まっているところを見ると人気スポットなのかも知れない。既に配膳は完了していて、100名を超える一行は一斉に昼食開始。
江戸時代に発展し、現在に受け継がれている味のルーツと現代の素材とを融合させ「江戸の味」を再現した点がウリで、旬の素材を使用し調味料に至るまで昔の製法にこだわり再現したお弁当とのこと。三段重のうちの一段目の季節のご飯はタコを使った桜飯。このタコが柔らかく、ご飯ものを余り食しない私もこれは非常に美味く頂いた。
料理を書き並べてみると、
魚のすずめ焼き 五色田楽 とりまんじゅう
元祖天ぷら 芝エビの天ぷら こおり豆腐
当座漬け おぼろ大根 蒟蒻の煎りだし
かすてらたまご 蒸し羊羹 季節のご飯
味噌汁
因みに値段を聞くと1575円との事。
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