マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

東京歴史散歩「やねせん 味な散策」終わる

2015年11月01日 | 東京散歩

 都高教退職者会主催の「やねせん 味な散策」を昨日実施し、12名の参加のもと楽しく終了した。私が「東京歴史散歩」の担当となって4年目となる。第1回の「巻石通りから神田川へ」は兎も角、第2回の「野川へ」は台風の為中止し、第3回の昨年のリベンジ「野川へ」は途中から大雨。そういえば澤地久枝さんの講演会のときは豪雨だった。それもあって、私は退職者会内部では“雨男”と呼ばれているらしい。今回も天気予報では快晴のところ、雨こそ降らなかったがどんよりとした曇り空。晴れてはくれないのだ。

 巡ったコースの概略を記せば
 西日暮里駅(集合地点)⇒諏訪坂⇒諏方神社⇒富士見坂⇒≪諏訪台通り≫⇒経王寺⇒朝倉彫塑館⇒夕やけだんだん⇒谷中銀座⇒≪夜店通り≫⇒全生庵⇒≪へび道≫⇒海上海(ゴール 懇親会)
 タイトルに付けた“味な”お店としては
 [やなか煎餅]  [山内酒店]  [中野屋(佃煮)] [花屋(甘味)] [川むら(蕎麦)] [たいち(鯛焼き)] [初音小路(飲み屋横丁)] [肉のすずき(メンチカツ)] [越後屋本店(生ビール)] [いちふじ(30円コロッケ)] [コシヅカハム] [リバティー(ブドウパン)]を紹介した。

 神社仏閣へは6ヶ所。そこの謂れは、私が詳しいわけでもないので、それに付いて書かれている掲示版の前までご案内し、謂れを読んでいただき、私は道先案内人に徹した。27日に最後の実踏をして、それを基に18ページのパンフレットを作成し、やねせんの地図と「文京区食のブランド100選」を用意しておいた。
 道先案内人ではあるが特別に紹介したい地点が3つあった。諏訪坂と富士見坂とへび道だ。
 西日暮里駅を集合地点としたのにはワケがあった。ここを出発点とすれば、北陸新幹線や山手線の走る諏訪坂架道橋の下のトンネルを抜けて諏訪坂に至り、そこを昇って上野台地に立つことが出来るのだ。江戸時代の古地図にも登場している諏訪坂。台地方面から坂を下って浅草方面へと通じることが出来る、庶民にとって重要な坂と道。明治から昭和に掛けての鉄道架設の際も廃道とはならず、踏切が作られ、その後架道橋との立体交差となったのだ。歴史散歩に相応しい地点と思えた。(写真を文末に掲示)

 諏方神社の前にあるのが富士見坂。その付近には、富士見坂にまつわる説明文が現在は掲げられていない。ただ4日前の実踏では、坂の中ほどに、ここから撮影された、冠雪の富士の写真を壁に掲げた家があり、皆さんをそこへ案内すると、なんと昨日は無かったのだ。そのボヤキの声が聞こえたのかその家の方が写真を持って登場し、件の写真を見ることが出来た。ラッキーだった。(写真:掲示された富士山の写真)

 へび道はこれまた古地図に登場し、現在の形そのものの、くねくねした姿で描かれている。古地図をスキャンし拡大したA4版写真を皆さんにお見せし、感動してもらいたかったのだが・・・。(写真は文末に)

 本日の目玉は全生庵だった。山岡鉄舟を開祖とするこの寺は臨済宗国泰派の寺院にして、初代三遊亭圓朝の墓がある。参加者の中には圓朝の熱烈ファンがいるので、実踏時に墓の在処も調べておいて、迷わずそこへご案内。お花が供えられ、線香の煙が立ち上っていた。本堂前で記念撮影をしてへび道経由で海上海へと急いだ。

   
     (参加の皆さん)                (初代三遊亭圓朝の墓)

 海上海での懇親会は13時スタート。なんと16時までの長時間飲みかつ駄弁った。かなりの量を飲み、沢山の料理を味わって、お一人3,000円。安くて美味しかったの感想を聞き、主催者としては胸をなで下ろした。この散策はやねせんへのイントロに過ぎない。これを機会に今後何度もここを訪れていただければの思いでイベントを終了した。皆さま、6時間という長時間お疲れさまでした。










               (くねくねとくねっていた、江戸時代の藍染川)


       (”諏方社地”と書かれた下が諏訪坂で、その上の黄色い線が現在の諏訪台通り)


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
谷根千 (Kyodo)
2015-11-15 20:34:06
谷根千も、たまに行くので楽しく読ませていただきました。談志の家が根津にあったので見に行ったりもしました。

このブログを拝見していて、高校の時山行も、 雨の日が多かったのを思い出しました。
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Unknown (マーちゃん)
2015-11-16 20:56:13
そうですか。私が「雨男」だったから、高校時代の山行も雨が多かったと。私の認識では他の世界では私は「晴男」になっているのですが・・・。
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自分が (Kyodo)
2015-11-17 09:14:18
自分が雨男だった気がします。落語会の日も雨でしたが晴れたのは先生が晴れ男でらしたからだと思います。
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