マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

棋王戦観戦記(その1)

2016年03月21日 | 将棋

 今、スーパーホテル宇都宮にいる。本日の21日(月)、将棋棋王戦第4局が宇都宮グランドホテルで行われ、間もなくその観戦に出発する。
 こ
の一戦に使用される駒は、我が中学時代からの友人北田如水さん制作のもので、彼は昨日その検分に立ち会った。このことを以前から知っていた私は、出来ればその検分を垣間見せて頂きたいと北田君に連絡しておいた。ご一緒しましょうとの快諾を得て、昨日東京から同行し、検分にも立ち会わせて貰った。

 以前のブログに書いた様に、私の好きな将棋棋士は第一に渡辺明竜王(棋王でもある)、第三に佐藤天彦8段である。その盟友同士の決戦、しかもその時使用される駒を、友人北田君が東京から持参する、と知ってこれは是非「宇都宮決戦」対局の場を一目見ようと、ここ宇都宮まで出かけ、「スーパーホテル」にてこの稿を書き始めた、という訳。(写真:北田君作成の駒。こちらは北尾まどか2段に進呈した)






 昨日、グランドホテル到着後ホテル内庭園を散策した。ここは鮫島とかいう男爵の別荘だった地で、それを一部保存しつつホテルを建築したからか、庭園と“陽南荘”と呼ばれる日本家屋は残されていて、検分・対局はその一角で行われる。
 検分時間1730分に先立ち、15分頃にロビーに向かうと、この対局の立会人西村一義9段と北尾まどか女流2段を紹介された。待つこと暫く、我が贔屓の渡辺棋王も到着。庭園で記念撮影し対局場へ。対局場へは、私は下野新聞の報道カメラマンの様な振りをして入室。写真も何枚か取らせてもらった。渡辺棋王が如水さんが持参した二組のうち一方の駒を選択。北田君は検分の最後に、佐藤天彦8段に自作の駒をプレゼントし「自転車にでも付けて下さい」と語ると、会場は爆笑に包まれ、硬かった会場の雰囲気はグットほぐれた。何度かこの場に立ち会った彼ならではの語り。感心した。(検分の時の左渡辺明棋王と右佐藤天彦8段)

 詳細は帰京してから記します。

  
     (対局会場を庭側から見る)                   (庭園内の小川)

 
(奥が北尾まどか2段。手前中国からのお弟子さん)