明けましておめでとうございます。
お節料理を作らなくなって久しい。妻はお雑煮の準備だけで、お節は、大晦日に私が日本橋三越地下に1時間ほど並んで買ってくる。昨年は「京料理 下鴨茶寮」にした。これで新年に備える。
23時45分、寒がりの妻は自宅に籠り、私は一人初詣に向かった。向かった先は、母方実家の墓があった「徳源禅院」。着いたときに既にご住職の読経は終わっていたが、本堂のご本尊を拝ませて頂く。鐘楼では除夜の鐘が撞かれ始め、列に並んだ人は7・8名程度。撞く前に手を合わせご住職に会釈。ご住職も一人一人に手を合わせて挨拶を返して下さる。私は昨年は力一杯鐘を撞いたが、今年は力を抜いての打鐘。(写真:鐘楼のご住職)
撞ち終えて、今年初めての新年の挨拶を、甘酒を調理している、お内儀と交わす。「昨年は息災に過ごせましたか」と言葉をかけられ吃驚。暖かくて甘い、美味しい甘酒とともに、このお寺さんの、一家あげての、温かいオモテナシを受け、新年早々、心地よい気持ちを抱きながら寺を後にする。毎年、初詣はこちらをお参りしよう、と改めて思う。
帰路は、「南谷寺」へ。こちらの不動明王は江戸五色不動の一つの目赤不動。駅名にある目白・目黒は忘れないから、思い出しやすい様に、目赤・目青・目黄は、交通信号の色と覚えたお不動さんの名前。門前を通ると本堂の戸が開いていて、中が明るくなっているので、こちらのご本尊をも拝ませて頂く。帰宅し1時就寝。(写真:赤目不動)
元旦は5時20分起床。入浴後、自転車で宮下公園へ。あちこちで新年の挨拶が交わされている。新参者の私にも声をかけてくださる方がいる。ラジオ体操指導員の渡辺さんと新年のご挨拶。程なく福寿会小林さんも見えられ、今年初めてのラジオ体操。今年も休まずに続けたいラジオ体操。ここへ来ると「みんなの体操」が流れ、この体操も覚えた。(写真:前立の指導員。右は渡辺さん)
小林さんと一緒に、自転車で急いで帰宅し、マンション屋上へ。日の出時刻6時50分を少し過ぎていたが、東の空には雲が掛かり、陽は未だ顔を出さない。「〆張鶴」で乾杯。屋上からの展望は、東方以外は快晴で、富士山・筑波山・東京スカイツリーがはっきり見える。7時過ぎ、雲の切れ目から太陽がのぞき、初日の出を拝んだ。(微かな切れ間からの初日の出)
帰宅後、ニューイヤー駅伝を見ながら、妻と「雪中梅」をお屠蘇にお節を食した。
(やや赤目の富士)
(都心を望む) (微かな陽を受けるスカイツリー)