マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

「諏訪版物味湯産手形」を購入

2011年10月29日 | 信濃紀行

 我が山小屋は蓼科東急リゾートタウン内にありますが、そのタウン内にある温泉が鹿山の湯。その鹿山の湯に出掛けた日、壁に「諏訪版物味湯産(ものみゆさん)手形」のポスターが貼られていて、よく読むと”え~!”と驚く内容が書かれていました。
 この手形1000円で購入すると、例えばこの手形に記載された温泉18ヶ所の内、10ヶ所には1年間無料で入浴できるとのこと。その18ヶ所には上諏訪温泉・下諏訪温泉・八ヶ岳周辺の温泉などが乗っていて、どれもが有名な温泉や旅館ではありませんが、例えば横谷温泉旅館や明治温泉旅館、鉄鉱泉本館などが登場しています。
全部で10ヶ所の温泉を1000円で廻れるなら、平均して一つの温泉に100円で入浴出来る計算です。これはお値打ちと考え、購入することにしました。
 10月26日、飛騨古川からの帰りに下諏訪温泉の鉄鉱泉本館に寄り道し、この手形購入し、ここの湯に浸かりました。

 帰京する27
日にも、下諏訪温泉「旅館 奴」で利用しました。この旅館、諏訪大社下社秋宮付近で超有名な「みなとや旅館」と向かい合わせにあります。午前11時から入浴可能との事で、昼食前に入浴しました。露天風呂しか利用出来ないとのことでしたが、その露天風呂、石組に風情があり、温泉の柔らかい肌触りに大満足。帰京寸前にこの様に利用できる手形の有難さを噛みしめました。(写真:旅館奴の露天風呂)





 この手形に、主として上諏訪温泉は無料の部には登場してきませんが、13施設の内6ヶ所は半額での利用が可能とのサービスもあります。その温泉の中には「ぬのはん」や「ホテル紅や」、「ホテル鷺乃湯」など超一流旅館の上諏訪温泉が掲載されていて、こちらも機会があれば利用してみたいものです。
 ところでこの様な手形発行は温泉・旅館側にメリットはあるのだろうかと考えてしまいます。確かに温泉利用者は増え、新たな利用者の発掘には寄与するでしょうが、なかなか現金収入が増えることに結びつくとは思いません。利用者の激減した昨今の状況を少しでも活気あるものに変えようとの狙いでしょうか。それとも日帰り入浴を通して旅館の良さを味わって貰い、宿泊に繋げようとの思いでしょうか。見{物}
・{味}覚・{湯}・物{産}などにも特典も付いた”ものみゆさん”手形、その発祥の地の「南信州版」もあります。長野県は観光に相当に力を込めて動き出したとも思えます。自分が恩恵に預かるのを喜ぶだけでなく、この様な地域活性化を目指した活動が一層の効果をあげて欲しいと思います。