どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「フランケンシュタイン」

2024年03月22日 | 映画
久しぶりにロバート・デ・ニーロの「フランケンシュタイン」をブルーレイ出力の7.1ch 大画面にて鑑賞。音楽が壮大で心揺さぶられる大好きな作品。3度程、涙しました。
久しぶりに見て感じたのはやたらとカメラがぐるぐると回る映画だったんだなぁ。という事。美術や衣装もとても良くて特殊メイクも時間経過と共に変化があったりして見応えがあります。どうしようもない哀しみと後悔が入り混じった泣ける映画です。






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「BU・SU」

2024年03月20日 | 映画
市川準監督の映画「BU・SU」を鑑賞。
公開時の時代が主人公と同じ年代だったのもあり昭和な風景を懐かしく思い出しつつ見れました。色々と忘れてた雰囲気を久しぶりに感じ当時は大阪にいたので東京はこんな感じだったんだなと現在との違いなんかも興味深く見れた。フィルム撮影の映像も移動撮影や編集等なかなか今見ても新鮮な部分もあったりで面白かった。覇気の無い表情の主人公の物語でしたが佇まいや映像から段々と魅力が伝わって来て最後の踊りの場面は素敵でした。アイドル映画な側面もある大人しいけど、なかなかパンクな映画だと感じました。
溌剌とした青春物語では無く悶々とした悩みを抱えるリアルな等身大な青春物語で多くを語らずに映像で伝わる一品でした。
主人公の冨田靖子も良かったしエキストラを含めて脇役の存在がとても上手く活かされていたとも感じました。








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「地獄の黙示録 ファイナル・カット」

2024年03月19日 | 映画
「地獄の黙示録 ファイナル・カット」を5.1ch 大画面にて鑑賞。劇場版より長く完全版より短い約3時間のファイナルカット版というのは今回初めて見ました。何度か他のバージョンで見ているので特別新しい驚きとかは無かったけど久しぶりにじっくり長尺の映画を堪能出来ました。音楽や音響効果が今回特に良く感じれて5.1ch のサラウンドで聴くジャングルの音やヘリコプターの音の臨場感や音楽の響きが最高でした。
見る度に違った視点での発見もある映画ですがフランス軍の絡みの部分は前半の埋葬部分は良いけどその後の流れはカーツ大佐との対比だったりもあるのでしょうが、イマイチ伝わるものが無く無くても良い感じもありました。綺麗な映像で印象深い所もありますが。
最後は急に暗転で終わりじゃなくエンドクレジットと音楽が聴けるのが良かった。
個人的にはLDの劇場版のエンドクレジットの背景で沢山の爆発が見れるバージョンが好きです。バージョン色々あるけど1番好きなバージョンでのブルーレイ版は無さそうで残念。




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「サマーフィルムにのって」

2024年03月16日 | 映画
自主映画作りをする女子高生を描いた映画「サマーフィルムにのって」を鑑賞。ノスタルジーな自主映画作りに励む昔の映画かと思ってましたが現代の物語でスマホで撮影してる学園祭に向けて部活で映画制作する青春物語でした。キラキラ恋愛映画ばかり作ってる部活で浮いた存在の昔の時代劇好きな子が溢れる情熱で映画を作る様が軽快に楽しく描かれていて応援したくなる感じがありました。
SF的な要素もあったりしてリアリティというより娯楽性に富んだ映画でした。
時代劇とか失われつつあるような映画の魅力や若者達に敬遠されているようなものへの愛着や危機感みたいなものが拘りを持って描かれているのが良かった。
役者陣も一生懸命さが素敵に出ていて好感が持てました。
でも最終的には定番な恋愛物語として完結する物語でしたね。撮影だけで無く編集や上映会までしっかり描いてあって最後は一筋縄ではいかない展開もあったりして面白く見れました。




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「JUNO/ジュノ」

2024年03月16日 | 映画
前から気になってた映画「JUNO ジュノ」を鑑賞。個性的な若くして妊娠した女の子のファンキーな日常を軽快に色々な音楽に乗せて明るく前向きに描いたパンクな映画でした。実際には大変だろうけど親も理解があったりして我が道を逞しく生きる女の子を応援したくなる優しさも感じれる感じがとても良かったです。考えさせられる部分もあったりしますが最終的には気持ちの良い終わり方でもあり好感の持てる作品だった。
役者陣が皆存在感があって素敵でした。
音楽の選曲に編集も良かったです。






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「リコリス・ピザ」

2024年03月16日 | 映画
オシャレで綺麗な映像と音楽で流れるように展開するジュークボックスみたいな映画でした。色々とすったもんだあるけど最終的にはハッピーエンドな恋愛物語です。
凄く面白い展開や筋書きがある訳では無いけど何かズルズルと引き込まれて見れちゃう不思議な魅力がありました。時代を感じるレトロな空気感も魅力のひとつだったと思います。主役級の役者陣は知らない初めて見る人達でしたが自然体な何処にでもいそうな感じが良かったです。助演陣にはブラッドリー・クーパーにショーン・ぺんにトム・ウェイツという豪華で個性的な役者が出ておりこちらものびのびと芝居を見せてくれていた。
面白く見れた映画でしたが具体的に何処かどう面白かったのかと言うと何かハッキリと言えないような少し変わった良さのあるラジオ放送っぽい味わいのある映画だったと思います。ワンカットの流れる移動撮影とか気持ちの良い映像が沢山ありましたが少し多用し過ぎている感もあったかな。






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「DUNE デューン 砂の惑星 PART2」

2024年03月15日 | 映画
「DUNE デューン 砂の惑星 PART2」を近所の劇場まで早速観に行きました。前作とリンチ監督版を見直して楽しみにしてましたがリンチ版で約20分で描いてあった流れが3時間もかけて描かれている映画でした。長くなった分ドラマ的には深みも増して興味深く面白い部分もあった反面それだけ時間かけてもリンチ監督版にあった時間軸までは追いついていない結末という映画でした。更にPART3に続きそうな印象も受けました。
見てる間は飽きずに見れたのですがやっぱり長すぎだと思いますね。サンドワームも何度も登場するとインパクトも減って盛り上がりに欠けた感じがしました。
良かったのはリンチ監督版で薄味となってた女性キャラや母親との関係やドラマが深みが増していた部分と政治的な策略や戦争についての考えが現実の戦争と比較してリアルに考えさせられる内容となっていた所です。
詳しくは書かないけれど随所に新たな展開も見れたりしてなかなか面白く見れました。
新しい「DUNE 砂の惑星」映画としてはこれはこれで良い映画だと思えましたが逆にリンチ監督版の方がもっと好きになれた気がします。




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「砂の惑星 デューン」

2024年03月14日 | 映画
「DUNE デューン 砂の惑星 PART1」を見た勢いでデビッド・リンチ版の「デューン 砂の惑星」も久しぶりに見直す。2時間ちょいの尺でしっかり最後の結末まで見れる映画で台詞やナレーションでの説明は多めだけど内容的にも理解が深まって見直すとテンポも良く面白く見れて良かった。初めて劇場で見た時は難解に感じて画面も暗くて期待していた面白さというものは無かったんだけど印象に残る場面が沢山ある映画でした。改めて見ると美術や衣装にメイクやキャラクター造形など素晴らしく個人的にはこれらの要素は新たに作られた新作よりも大好き!音楽もとても良くて全体的に記憶に残る場面の多いメリハリのある映画だったと思いました。
新しい映画のPART1にあたる物語までは1時間50分ぐらいで描かれてます。残りは約20分で一気に見せてくれるのですが、この20分の物語の部分がPART2で描かれてるのだとしたら3時間という上映時間は長すぎる気がしますが更に読んだ事無い原作にある物語というのが見れるのでしょうか?期待と不安が入り混じります。






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「DUNE デューン 砂の惑星」

2024年03月14日 | 映画
もうすぐ新作のPART2が公開される「DUNE デューン 砂の惑星」のPART1を劇場以来に復習で見直しました。かなり内容忘れてたのですが前に見た時よりも内容も理解出来てなかなか面白くは見れた印象。台詞での説明は少なく映像で語る映画だったと感じました。
色々と背景なんかを理解して見ると興味深くも考えさせられる内容でしたが良い所で終わっちゃう映画だったと思いました。
VFXや壮大な世界観は良かったけれど単調でもありトーンも均一化されているので全体的にはメリハリが無いというか印象に残る代表的な場面とかそういうのが無かったかな。
全体的に水墨画みたいな印象もあるいつもな監督らしいトーンでした。
登場人物の名前や惑星の名前が取っ付きにくい難解で覚えにくい印象ですが間が長く映像で語る映画だったので理解はし安くはなってたとは思います。飽きずには見れたけどやっぱり長いなとは思いました。
PART2を近い内に観に行きたいと思ってます。楽しみ!








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「MIDNIGHT ミッドナイト」

2024年03月11日 | 映画
全編iPhone15で撮影されたという短編映画「MIDNIGHT ミッドナイト」を鑑賞。原作は手塚治虫で監督は三池崇史でした。三池監督らしいワチャワチャした勢いと楽しさであっという間に見れた印象でしたが話の内容はまぁまぁだったかな。色彩豊かな映像やVFX加工したカーアクションとか人工的なトーンが漫画っぽい良さを出していた。
メイキングも見ましたがiPhoneでもここまでの映像が撮れちゃうんだなぁと思う反面色々と設定やらマニュアルで調整して後処理でもかなり加工してるんだろうなぁとも思いました。照明がちゃんとしてるとやっぱり映えますね。






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「夜明けのすべて」

2024年03月11日 | 映画
友人にお薦めされていた邦画「夜明けのすべて」を観に行きました。優しく包み込むようなまったりとした時間が流れる映画でした。フィルム独特の光りの柔らかさも久しぶりに見る質感が感じられて映画とも合っていた。人になかなか言えず理解してもらえないような病気を抱えた人達の物語でした。病気だけじゃなく色々な問題や傷を抱えた人達の個々の日常が自然に描かれていて病気の症状や共感出来るような部分とかを知る事も出来ました。昨日ネットで虚言癖の病気だという人のやりとりを聴いて恐ろしくドン引きしたので理解しにくい部分もあるケースもあるけど病気も人それぞれだと思いますね。
人は何かしら生き辛さを感じたりもしてますが、ちょっとした他人の親切な言葉や行動だけで励みになったり前向きな気持ちになれるものだという事とお互いに助け合うという自然で素敵な関係が気持ち良く見れる映画でした。役者陣も皆良い芝居で音楽もとても優しくて良かった。




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「DOGMAN ドッグマン」

2024年03月09日 | 映画
リュック・ベッソン監督の映画「DOGMAN ドッグマン」をレイトショーにて鑑賞。ポスター見てマドンナっぽい強そうな女性のアクション映画なのかな?ぐらいの認識で内容とか何も知らないまま見ました。そしたら冒頭から全然想像していたのと違う感じで驚きと共に主人公の壮絶な背景なんかが明らかになってゆき、どんどん物語に入り込んでゆけました。特に前半の悲惨な少年時代と演劇に救われて恋して破れるあたりでは感情が何度も揺さぶられて涙も流れたりしました。
脚本が良くて台詞にグッと来るものがありました。殆ど回想での物語構成でしたが良く出来てて見応えありました。
沢山の犬達も良かったですね。タイトル通りのドッグマンの映画でした。
音楽の使われ方も良かったな。




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「Schoolgirl Hitchhikers」

2024年03月09日 | 映画
ジャン・ローラン監督の「Schoolgirl Hitchhikers」を海外版ブルーレイでフランス語の英語字幕で久しぶりに何となく見始める。前半のヌードの絡み場面が長くて早回ししちゃいましたが、その後の学芸会みたいな展開は面白くて台詞の詳細は分からなくとも大体は理解出来て先も読めずにズルズルといい加減な流れを楽しく見れました。何というかとても憎めない可愛い感じのする映画でした。最後の明るい急展開なハッピーエンドも良かった。
パターンな音楽も段々と味というか映像との相性にハマる良さがありました。






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「死霊のしたたり2」

2024年03月08日 | 映画
ブルーレイで「死霊のしたたり2」ノーカット完全版を大画面にて鑑賞。前に画質悪い状態では見たけど内容とかは殆ど忘れていた。数々の特殊メイク効果は印象に残っていたけれど。
久しぶりに見て感じたのは無茶苦茶な映画だなぁ〜という感想。話の内容とか一部理解不能というか分からないままとか何でだったっけ?みたいな所もありましたが最後は何だか分からないけど凄いぞ!面白いなと楽しく見れました。
ざっくりの大筋は「フランケンシュタインの花嫁」の物語ですね。色々なアイデアを詰め込み過ぎて変テコな内容となってますが…。特殊メイク効果がリアルだったりシュールだったりグロかったり可笑しかったり見てて飽きません。ハーバート・ウエストの嫌な奴っぷりもパワーアップしてて途中から付いて行けない感じでしたが相棒はずっと言いなり状態でしたね。
特典映像の削除した場面に前作からの繋がりある場面があって興味深かった。メイキング場面も面白く特殊メイク効果の裏側が沢山見れました。




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「ZOMBIO/死霊のしたたり インテグラル・バージョン」

2024年03月08日 | 映画
ブックオフで「ZOMBIO/死霊のしたたり」のアンレイテッド版とインテグラル版の両方が収録されて特典映像も満載という4Kリマスターされたブルーレイを見つけてDVD持ってるんだけど続編のソフトと共に衝動買いしちゃう。長くなってるというインテグラル版という方で5.1ch 大画面にて早速鑑賞。
DVDの特典映像で未公開場面とか見てたから特別新しい場面が見れたという感じでは無く何処が長くなってたのかとかは特に分からずでした。だけど全体的に間伸びしたというか中盤が長いなぁとも感じた。印象に残ってる場面は後半でそこまで結構待たされましたね。後半の怒涛の展開はやっぱり何度見ても面白く特殊メイク効果もパワフルでグロくも可笑しくもありました。そして最後は切なくも恐ろしい流れがあります。
後半のバーバラ・クランプトンの熱演が最高です。ハーバート・ウエスト役のジェフリー・コムズの嫌な奴っぷりが際立ってましたね。首無し教授の顔面芝居も素晴らしい。
ブルーレイの画質も綺麗で良かった。特典映像を見るのも楽しみです。






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