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どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ザ・ファブル」

2021年06月18日 | 映画
テレビ放送されてた映画「ザ・ファブル」を久しぶりにビール飲みつつ最初少し見逃したけど鑑賞。続編が公開中でそちらを少し知ってたのでどんな映画かは大体分かっていました。アクション凄い娯楽作って感じで肩の力を抜いて楽しめるものでした。漫画が原作との事。役者陣の濃いキャラクターと微妙なギャグと芯のある物語で色々と脱線しつつもしっかり纏った映画に仕上がっていました。なかなか面白く最後まで見ちゃいました。



「さよなら子供たち」

2021年06月17日 | 映画
公開時に劇場で観て以来にルイ・マル監督の自伝的映画「さよなら子供たち」を大画面で鑑賞。当時来日していた監督にサインして貰った思い出もあります。
映画の詳細は忘れていましたが最後は印象に残っていました。
見直してみると何というか淡々とした日常と友情が描いてあってあまり劇的な展開も無くまったりしていて少々怠い印象もありましたが中盤からラストにかけて急に当時の現実の酷さが迫ってきて子供視点でずっと何か引っかかっていたものの正体が理解出来て呆然としつつも心に強く残る衝撃的な体験を描いてます。静かなエンディングですが何とも言えない心情と共に心に残るラストでした。子供の表情が印象に残ります。



「ディアスキン 鹿革の殺人鬼」

2021年06月16日 | 映画
あまりよく知らないままホラー映画だろうという認識で見始めた映画「ディアスキン 鹿革の殺人鬼」でしたが何とも変な映画でした。尺は77分と短くて良かったんだけど正直もっと短くても良かったんじゃないかと思える内容でした。怖さよりも変な滑稽さと気持ち悪さがありました。主人公が取り憑かれたようなジャケットと同じようなの持ってたりビデオカメラも同じようなの持ってたりしてたから自分に置き換えて想像したりも少し出来たりした。
映画作りや撮影者と編集者の関係性とか興味深い流れや面白くなりそうなものがありましたが特に発展もしないまま突然終わりました。殺された動物の呪いとか復讐とか動物愛護の視点から裏テーマとして描いているのかもしれませんが、ジョン・ランディスの「鹿女 ディア・ウーマン」やアルジェントの「PELT」の方が個人的には良かったと思えました。
短いですが殺人場面はしっかり作り込んでる所もありました。武器が安易なものでは無く独特だったのは良かったです。
だけど全体的には何か自主映画っぽい印象の映画だったな。



「マネーピット」

2021年06月15日 | 映画
昔、劇場に観に行って面白かった記憶の残っているトム・ハンクスとシェリー・ロング主演のスピルバーグ制作総指揮の映画「マネーピット」をDVDにて久しぶりに鑑賞。主題歌も懐かしかったな。見終わって温かい気持ちになれるハッピーエンドのドタバタ・コメディです。脇役も他の映画で見た顔がちょいちょい登場してました。
この映画で1番可笑しくて笑える場面は風呂桶が落下して狂ったように笑い出すトム・ハンクスでした。やっぱり笑えた。名場面ですね。
今ならCGとかでやりそうな家が崩壊してゆく様がアナログで大掛かりな仕掛けで色々とやっているのが面白いです。絶妙なタイミングとか編集とかが良いですね。何度も見た予告編で美味しい場面は使われていてよく覚えていたので新鮮味には欠けたけど楽しい場面でした。
シェリー・ロングも魅力的で楽しい演技を見せてくれてます。
この主演2人の組み合わせでの映画は他に「パンチライン」というのもあったな。VHS持ってた筈から探してみようかな。





「ヤング・フランケンシュタイン」

2021年06月14日 | 映画
ブルーレイで映画「ヤング・フランケンシュタイン」を大画面にて久しぶりに鑑賞。初めてテレビ放送で見た時は日本語吹替で下らないギャグが連発しますが面白く見れた記憶があるのですが本日字幕版で見ると面白さは思ってたより笑えない古いというか寒いギャグばかりに感じちゃいました。まぁ雰囲気やその下らない感じは憎めない良さもありましたが。
撮影や美術とかとても良くて元の「フランケンシュタイン」の映画を知ってると拘りなんかも分かって良いですね。本来暗い物語なんですが明るく楽しい物語に変更されてます。正にメル・ブルックスって感じです。
高画質で見るフィルムの粒子感とか白黒クラシック映画の味わいが感じられました。完全に忘れてましたがジーン・ハックマンも出てたんですね。
逆に一度見たら忘れられないギョロ目のアイゴール役のマーティ・フェルドマンはやっぱり良い味出してました。
下らないけどなんか憎めない映画です。



「ヘルハザード 禁断の黙示録」

2021年06月14日 | 映画
ブルーレイで映画「ヘルハザード 禁断の黙示録」を大画面にて鑑賞。前半はナレーションとか会話ばかりでちょっと退屈な展開が続きあまり惹き込まれないのですが後半は画面は暗いけど闇に何が潜んでいるかみたいな緊張感もあって映像だけでも面白く見る事が出来ました。ただ一度見てるから何が出てくるとかは知っちゃってましたけど。最小限で最大の効果を引き出している特殊メイクや特撮がとても良かったです。忘れてたけど結構生々しく見せてくれてました。
クリス・サランドンがとても存在感のある病的な雰囲気を出していました。
他の役者陣は逆にあまり存在感は無しでした。回想場面とか良かったけど全体的にはあまり特徴の無い無難な流れの映画だったようにも思います。





「アップグレード」

2021年06月13日 | 映画
「アップグレード」を鑑賞。内容とか知らずに見たのでどんな映画なんだろうと思いましたが脚本のアイデアや見せ方が良くて飽きずに見れました。
最近作られたハイテク版「透明人間」を連想しましたが同じ監督だったんですね。デジタルとアナログの使い方とか人間を人間離れさせた動きとかを上手く描いて分かりやすく展開してゆきます。薄々物語のオチというか犯人は予想出来ていて結局やっぱりね…という方向に向かうのですが、そこから更にもう一段階上の捻りと結末が待ち受けていてなるほど~と複雑な納得をさせられるものがありました。バッドエンドだけどハッピーエンドでもあるものでした。



「ファンタジー・アイランド」

2021年06月12日 | 映画
ブラムハウスの「ファンタジー・アイランド」という映画を鑑賞。どんな内容なのかとか殆ど知らずに見始めたのですが先の読めない展開に惹きつけられて飽きずに面白く見れました。
各キャラクターの個性や夢も様々でしたが徐々にその関係性も見えてきて…とホラー寄りのファンタジー映画として興味深く驚きも与えてくれつつ楽しめた。元になったテレビ・シリーズっていうのがあるようです。
役者陣も良かった。最後のオチは捻りがあって分かりませんでした。虐められっ子の復讐の妄想は恐ろしいですよ。尺も短くて集中して見れました。



「ハクソー・リッジ」

2021年06月11日 | 映画
公開時に劇場で観て涙した記憶のある映画「ハクソー・リッジ」をブルーレイにて久しぶりに大画面で鑑賞。
何とも壮絶な戦場の描写と音響の中に叩き込まれて体験するような感じの映画ですが敵が日本兵という事もあり複雑な心境で見る部分もありました。
だけどドラマとして筋の通った信念のようなものがあり素直に心動かされる良いものがありました。戦争の残酷さに勇気や信念に命についての映画です。実話という事で最後の本人映像に説得力と真実味を感じました。
半分は主人公の置かれた背景や信念がしっかりドラマとして描かれ半分は戦場の様を生々しく見せて言葉で無く行動で見せてくれています。
劇場で初めて観た時は必死に仲間を救出する場面で涙も溢れましたが今日は涙までは出ませんでした。だけど、とても良い映画だと改めて感じました。





「ビッグ・バグズ・パニック」

2021年06月10日 | 映画
虫が人を襲うといういかにもなB級そうな映画「ビッグ・バグズ・パニック」というのを鑑賞。殆どが知らない役者でしたが皆個性的でワチャワチャと楽しい虫パニック映画でした。
冒頭からいきなり巨大虫も登場してCGも良く出来てたし飽きずにどうなるのか分からない可笑しな展開を楽しく見れました。さえない男が段々と頼れる存在になってくる所や魅力的に見えてくる女の存在に耳の聞こえない大男とか憎めない良さがありました。
ラストはそんな3人があらぬ方向を見てマジ?みたいな表情で唐突に終わっちゃいますが一体何を見たんだろう?って感じでした。悪いものじゃなさそうでしたが…。



「ブラッド・ファーザー」

2021年06月10日 | 映画
久しぶりにメル・ギブソン主演の映画を鑑賞。尺も88分と短くて見やすい「ブラッド・ファーザー」です。
思ったより面白く歳取ったメル・ギブソンの渋みとアクションが良かった。
ショットガンとバイクに「マッドマックス」を連想させる見せ場なんかもグッと来るものがありました。
物語としてはアクション映画によくあるベタな内容で実際ならもう絶体絶命なんだけどメル・ギブソン親父が何とかしてくれる感が気分を盛り上げます。そして何とかしちゃう素敵な展開ですが最後はちょっと哀しい結末でもありました。だけど何か良かったです。
役者も年配陣が豪華で味のある芝居と存在感を出していました。そしてバイクと荒野の風景が良い感じでした。
テンポも良くシンプルな筋で熱い気持ちで最後まで一気に見れました。



「ザ・チャイルド」

2021年06月09日 | 映画
かなり前に見たきりで忘れている部分も多い映画「ザ・チャイルド」のDVD持ってたけど、何処にしまったっけ?と探していたのが見つかり久しぶりに鑑賞。冒頭の戦争等で犠牲になった人々や子供達の生々しい実録映像に重たい気分になりました。だけどBGMは子供の歌声や笑い声なのでした。
映画本編が始まり蒸し暑そうな街の描写やじわりじわりと不穏な雰囲気が見えてくる前半は物語の展開を既に知っているからちょっと焦ったい感じもありましたが中盤からどうなるんだっけ?と緊張感も増し後半は怒涛のゾッとする展開に圧倒されて恐ろしかった。集団で待ち構えている子供達や表情や目つきに笑顔が恐ろしく感じれました。最後の逃げ戦う所は印象に残っていましたが主人公の結末は忘れてたので救いが無いなぁ~と衝撃でした。
妻の最期も忘れていたので、そんな…と衝撃でした。子供達はアイコンタクトや触れる事で伝染するという謎の力を持っていて宇宙人に乗り移られたのか?とも思えるものでしたが、その辺りは曖昧でどのようにも捉えれる謎の怖さや不気味さがありまさしたね。
最終的なラストも嫌な余韻を明るくも残す何とも言えない恐ろしさを感じれるものがありました。
グロいモンスターや幽霊やホラーっぽい描写は無く普通の子供しか出てないのにゾッとする怖さのある映画でした。





「ザ・クラッシュ」

2021年06月07日 | 映画
友人がFBに面白いと投稿していて興味を持ちポチッと注文していたDVDが届いていて早速鑑賞。「ザ・クラッシュ」という映画で「アメリカン・ビューティ」の美少女役が記憶に残ってる女優ミーナ・スヴァーリと「クライング・ゲーム」のスティーヴン・レイが主役です。内容とか殆ど知らずに見たのですが轢き逃げをした女のドン引きする程、酷い行動と車のフロントガラスにめり込んだまま放置され生きている男のサバイバルが描かれていました。事故と事故後の描写が生々しく痛々しい。どんどん酷い展開になってゆき複雑な気持ちにもなるが酷さが増すにつれて変な可笑しさも感じれて結構笑えてしまうという不思議な映画でした。尺も90分以内に上手く纏められていて面白く見れました。
最後も何とかスッキリじゃないけど、ある意味でホッと出来るものでした。
後でジャケット見て気が付いたのですが実話を元に作られた映画だったと分かり驚きと共にゾッとする怖さを感じました。そして監督がスチュアート・ゴードンだった事を見終わってから認識しました。
これは、独特の面白さのある恐ろしくも笑えもする変わった映画でした。気に入りました。





「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」

2021年06月06日 | 映画

アメリカのドキュメンタリー映画を見てたら日本のドキュメンタリー映画も見たくなって「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」というのを鑑賞。
今の日本にも繋がる問題が描かれてもいて興味深く見れました。平等と平和を訴えている左翼集団の方が暴力や汚い言動が目立っていたりして今も疑問に感じたりもしてたんですが昔から同じ感じでした。学生達の熱い想いみたいなものは伝わったのですがヒッピー崩れのような風貌の者達の言ってる事は正直理解出来ませんでした。
右翼というとちょっと怖いイメージが昔はあったのですが案外主張がはっきりしていて真っ当とも思える面があり三島由紀夫は単身で集団に対峙して攻撃的では無くしっかり相手の話を聞き楽しむように討論している印象があり、こちらも内容的には難しい部分もありましたが理解出来る部分もありました。最終的に翌年にクーデター未遂をして自決してしまうという衝撃的な
最期を迎えてしまうのですが、やはり美学か性的願望だったか分かりませんが自殺をするというのはいけませんね。生きて上手くいかなくとも継続する事がやはり大事なんだと思います。
国の行方というのはそう簡単には変えれないものですが地道な前向きな行動の継続でしか変えられないんでしょうね。今の日本は酷い面が沢山見えて来ていてうんざりする所もありますが、良き方向に向かうようにしっかり考えて騙されないように選挙に行って投票してゆくしかありませんね。


「華氏119」

2021年06月06日 | 映画
久しぶりにマイケル・ムーア監督の映画を鑑賞。「華氏119」です。ドナルド・トランプとヒラリーが大統領選で争っていた2016年の頃のドキュメンタリーですが昨年トランプがバイデンに選挙に破れたのを知ってる現在見ると何だか懐かしいというか随分と過去の事のようにさえ思えました。アメリカの大統領選挙って毎回なんか裏がありそうでメディアの報道や誘導が凄い印象があります。映画は反トランプの立場から悪意というよりユーモアさえ感じる作りでオーメンの曲が当てられたり編集と音楽で面白く興味深く見れましたが、テーマというか題材があっちに行ったり、こっちに行ったりと一貫性の無い感じがして結局、信じ難い問題が色々と知れて驚き考えさせられましたがトランプとはあまり関係無さそうにも思えました。当時は直接的に描き難かったのかもしれませんが…。
フリントの水問題は酷い話でしたね。
国が弱者を切り捨てて隠蔽や都合の良い嘘で誤魔化し大企業を優遇する社会って本当に当たり前のようにあるんだ!恐ろしい!という衝撃を受けつつ、今の日本もコロナも収まらない中、何が何でもオリンピックをやろうとしてたり国民の為では無く利権や政権や選挙の事ばかり気にしてるようで全く同じだなと思えるものを感じたりしました。
メディアも酷いしトランプが良く言ってたフェイクニュースとか情報過多で真実が掴みにくい社会であると思いました。