どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「男女残酷物語 サソリ決戦」

2024年06月11日 | 映画
仕事帰りに新宿寄って予告編に凄く興味を惹かれた1969年のイタリア映画「男女残酷物語 サソリ決戦」を鑑賞。サイケでオシャレ系映画かな?ぐらいの認識と期待で見たのですが、予想以上に変わった意外性のある内容でした。美しい撮影にレトロな美術に美女と音楽とアートで描く変態サディストの拷問の流れから女の愛の力で幸せな男女の関係に持っていきイチャイチャな流れになって最後はサソリのように女の毒牙でしたたかに反撃、男と女な戦いは女の勝ち!というような邦題そのままな内容の映画でした。
途中までどうなるのか?っていうかどういう事?なんだコレは?みたいな感覚で理解が追いつかない状態で見てましたが中盤で描きたいものというかが薄らと分かってきました。
だけど説明下手というか歪な見せ方でどんどん色々な斬新な映像や編集に音楽で展開してゆき何か分からないけれど、とても素敵な瞬間や映像を次々と見せてくれました。
最後はやっぱり!となりましたが更に続きがあって色々と成る程〜と全貌が理解出来る結末が待っておりました。
前半はエロティック・スリラーな感じで段々とオシャレっぽくなってきてアート映画みたいになって…と独特のスタイルを持った色々な視点で見れる作品になっていたと思います。
主演女優さんは綺麗でした。短髪になってから更に魅力的に思えました。そして恐ろしくもありましたね。
音楽や極端な効果音が面白くもあり、とても良かったです。





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