どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「デザート・ブルー」

2006年06月01日 | 映画
今日は殆ど寝てばかりの1日となってしまいました。そんな訳で夜まで何も食べずにいたのですが、Nくんのおみやげの名古屋コーチン炊き込み御飯を作って食べてみました。うん、美味しい。ビール飲んでからDVDで映画を見る事にしました。
おいらの映画「油揚げの儀式」のDVDの発売元から発売されてる映画「デザート・ブルー」です。先日、発売元の会社へ行った際にこれ面白そうだなぁ。見たいなぁ~ってパッケージいじってたら貸してくれたのでした。で、見てみる。興味を惹いたのは主演がケイト・ハドソンで共演がクリスチーナ・リッチという事と風景がなんか・・いい感じって所。内容は軽くパッケージ読んでみたけどたいして惹き込まれる要素は無し。これって青春ラブ・ストーリーなのかな?
ぐらいの感覚でした。で、見てみた感想は、なかなかいい感じの映画でした。最高に良かった!とか感動した~とかそういう類いの映画ではなく、なんか1つ心に残る佳作といった感じの映画。それは田舎の砂漠の街の何も無い寂れた美しい風景、特に夕焼けの映像が印象に残るものでした。お話はそんな退屈な街で起きる1つの事件を巡る日常のお話。事件そのものはきっかけであるだけではっきりいってどうでもよい話。話をちょっとしたファンタジー?にしているだけ。それよりも田舎に住む若者の日々の退屈な日常性がうまく出ていて、そこが良かった。退屈な感じが良く出てるぐらいだから映画もちょっと退屈な所もあるんだけども、そこが良かった所でもあるからつまらないとは言えません。なんともいい味わいのある映画。いろんな大きな事件が起きながらも、そんな事はどうでもよく各個人の小さな事件の方が大きく出ているのが良かったなぁ。途中まで見ていて最後はこんな風になるんじゃないか。と予想は付いたけども、なんかそんなに大きな事起きないで終わるんじゃないかなぁ~なんて感じさせる展開。でも、最後には規模は小さい描写ではありましたが期待通りやってくれました。後先の事考えなければこのラストにはとても気持ちの良いものがあります。とにかくこのラストは心に残りましたし何故かヤッターという気分!この感覚は分かる人には分かるってな感じのものじゃないかな。
ラストはここでは書きませんので興味のある人には是非、見てもらいたい映画です。
こういう映画は久々に見たなぁ。今までに見た映画だと「エバー・スマイル・ニュージャージー」「ファンダンゴ」に似た感覚のある映画です。このどちらも僕は好きな映画です。
クリスチーナ・リッチが良かった。それから砂漠のアイスクリーム・コーンもね。

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