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塚口サンサン劇場「バーフバリ 伝説誕生完全版&王の凱旋完全版」発声可能マサラ上映・前半戦!

2024-02-03 23:35:15 | 映画感想
 来るべくしてこのときがやってきた! 偉大なる、偉大なる、そして偉大なる王の帰還を称えて称えて称え倒せ!記念すべき2024年最初のマサラ上映はもちろんこの作品! 
 「バーフバリ 伝説誕生完全版&王の凱旋完全版」発声可能マサラ上映、謁見完了!!
 
 
 わたくし人形使いももう何回もマサラ上映に参加してきましたが、やはりこの作品のマサラ上映チケット争奪戦は緊張するもの。しかし今回も水牛200頭を屠ってカーリー女神に捧げて30分前から待機してF5キーを16連射することにより見事チケットゲット! 2分時点で埋まりかけてたもののキャンセルが大量に出たようで第2の争奪戦が発生したとかなんとか。
 そしてマサラ上映と言えば事前準備がとても大切なわけですが、わたくし人形使いの務めはどっちかというと終わったあとなのですが、やはりバーフバリでリングベルのみはさみしい。というわけでヨドバシでクラッカーを探してみたんですが、通販だと30発入りの大袋はすべて販売休止になってたのでしかたなく当日塚口駅近くのダイソーで購入することに。
 しかしまあ当日だし同じこと考えてる人も多いだろうから売り切れてるかもな……と思いつつダイソーに行ってみたら、音だけクラッカーはまだまだたくさん残ってたのでこれ幸いと大量に買ってきました。というか狩ってきました。列で。3列分。その数7発入り×37袋=259発。
 さすがにやりすぎと思われる方もいるかも知れませんが結論から申し上げると王の凱旋でバーフバリがフライングニードロップするところで全部使い切りました。塚口は常にこちらの想定を超えてくるので次回は休憩時間中に補充することも考えておかねば。
 ちなみに大量のクラッカーはこんな感じ。
 
 
 セルフレジを出るときにそばにいたおばちゃんに明らかに不審者を見る目で見られてましたが気にしない。
 そして久しぶりに見る気がする机と敷物が用意された町内会モードにトランスフォームした地下待合室で黙々とクラッカーの袋を開封してはトートバッグに放り込む作業を行う不審者と化していました。
 13時になるとこれまた恒例の地下2階での「タージマハルエベレスト店」の出張によるカレーセットの販売が開始されるので頂きます。なおカレーセットは写真撮る前に腹の中に消えました。
 カレーは原の中に消えましたが今度はこれまた塚口恒例の大量のお土産を頂いてしまいました。
 
 
 
 塚口のマサラ上映においては観客側のホスピタリティが異常に充実しているので、毎回みなさん手を変え品を変え、金塊(違法性はない)やら鎮痛剤(違法性はない)やらラテン語カンペ(違法性はない)やらが配布されてます。魔界かここは。
 今回もいろんなお土産を頂きましたが、今回のMVPはなんといっても「バッフリマンチョコ」でしょう。あまりに危険過ぎる。もちろんシール付きです。しかも箱まで自作されてました。すごすぎる。こんなの実際に販売されてたら箱買いは確実でクマラシールが闇取引されるであろうことは想像に難くありません。
 そんな感じで上映前の待合室の段階ですでに伝説誕生してる塚口ですが、上映が始まればさらに大きな伝説が誕生してしまいます。それが塚口。
 いよいよ上映時間が迫ってきたのでシアター内へ。今回の上映前映像はこんな感じ。
 
 
 ところで最近この塚口レポを読んでくれてる人が増えてきて嬉しい限り。中にはこのブログを参考にして初マサラに挑んでくれた方もおられる様子。なので今回はせっかくなので上映前、「伝説誕生」終了後、「王の凱旋」終了後の足元の様子を撮影してみました。興味のある方やこれから塚口のマサラ上映に参加したいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。あなたの知らない世界がここにある。
 まずは上映前の様子。
 
 
 何の変哲もない塚口サンサン劇場シアター4の中央通路ですが、ここに大量に降り積もった紙吹雪や紙吹雪に埋もれながらカメラを構えている関西キネマ倶楽部の方の幻影を見た人は病気です。ある意味正常です。
 そしてすでに熱気渦巻く満席のシアター4の中、塚口マサラマティ王国を統べる偉大なる王、シネマイスター☆トムこと戸村支配人の登場だ!!
 毎度毎度書いてますが登壇するだけでこれだけ場が湧く劇場支配人もそうそういませんよね。今回はマヒシュマティ王国の旗を持って参上。
 塚口マサラの楽しみはそりゃあもうたくさんあるわけですが、個人的に楽しみなのが恒例の前説中のアンケート。「今回初めてマサラ上映に参加する人」「今回始めて上映作品を見る人」「今回初めて塚口に来た人」に挙手してもらってエモノを囲い込む新規さんを歓迎する儀式なんですが、今回隣の方とその隣の方がそろって「初バーフバリで初マサラ」という方でした。暖かい拍手ととも「絶対逃さんからな……」という念を送っておきました。
 さておき、まずは前編「伝説誕生」、上映開始です!
 
 いやーもうバーフバリはRRRと同じく何回も何回も見てますが、今回はだいぶ久しぶりだったので新鮮かつ懐かしい気持ちで見ることができました。
 マサラ上映に限らず、映画館での鑑賞ではけっこう周囲の人の反応や様子も見てるんですが、今回はけっこう緩急が大きかったように思います。静かな場面や緊迫した場面は客席も静かで、盛り上がる場面はしっかり盛り上がる。前述のアンケートで初マサラの方が数人おられましたが、今回はマサラ上映がどういうものかというのがわかりやすい上映になっていたんじゃないかと思います。
 「伝説誕生」の方は「王の凱旋」に比べると少ないもののコミカルなシーンもありまして、幼きシヴドゥを拾った肝っ玉母さんサンガさんに全然頭が上がらないとーちゃんのシーンとか、なんか適当なこと言って誤魔化してるだけなんじゃないの疑惑のある導師さまとか笑いが起こってて微笑ましい気持ちになれました。まあいちばん笑いが起こってたのはこれまた毎度恒例の映画泥棒の着地シーンでシアター内のクラッカーが一斉に鳴るところでしたが。
 本作に限らずインド映画は歌唱シーンやダンスシーンが豊富にあるわけですが、今回はリングベルの音が目立って多かった気がします。持ち運びにも便利だし必要以上に大きな音も出ないし、うっかり忘れても塚口なら売店で売ってるのでおすすめです。そしてなにより手首に巻けるので両手が空くというのが大きなメリットですね。塚口のバーフバリマサラ上映は拍手したり紙吹雪を撒いたりクラッカーを鳴らしたり拝んだり拳を振り上げたりしないといけないので腕が何本あっても足りません。ボストン・ダイナミクス社は今すぐマサラ上映専用多腕型パワードスーツを開発するべき。
 「伝説誕生」は大きく分けて青年シヴドゥの現代パートと50年前のアマレンドラ・バーフバリの回想パートに分かれますが、回想パートは特に歓声が大きかった気がしますね。というかアマレンドラはもちろんとして冒頭のカッタッパとアスラム・カーンがカッコ良すぎる。世の中には「脇転び症候群」と呼ばれる「ほとんど出番がない脇役が好きになってしまう」というブラックジャックでも治療不可能な恐ろしい病があるんですが、アスラム・カーンを好きになってしまった人は重篤な脇転び症候群に罹患している可能性があります。実際アスラム・カーンの登場シーンの歓声はすごかった……。
 そして回想パートはまさにジェットコースター的展開で最大の見せ場であるカーラケーヤ戦になだれ込みます。この一大スペクタクル大乱戦はいつ見てもすごい。観客席からも負けじとヤケクソ気味なクラッカーが打ち鳴らされます。多分ここで相当数のクラッカーを消費した気がする。
 しかし、ここからさらに衝撃の後編、「王の凱旋」が残っているのがバーフバリのすごいところ。そして個人的にこの「伝説誕生」のマサラ上映で笑えてくるのが、今日ここに集ったマヒシュマティ国民のみなさんがこの段階では明らかに力をセーブしているのが空気でわかる点。しかし、手加減しているとは言ってもフロアはこの状態。
 
 
 はい。はいじゃないが。
 すでにフロアは文字通り足の踏み場がなくなって階段の段差すら見えない状態ですがこれでまだ前半ということで塚口がどういうところかわかるというもの。
 では後半が始まるとどうなってしまうのか。それは次回のお楽しみ!
 
コメント
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