体調も回復してきたし夏コミ原稿も終わったしということで、ちょっと前に配信開始された「ももディグ!」体験版をプレイしてみました。
本作はかのルーミアゲー「ヨイヤミドリーマー」「ヨイヤミダンサーズ」で世のルーミア好きの心を鷲掴みにしてゴッドハンドスマッシュした以絵会友さん、tripper_roomさんの最新作。
今回は前2作とはガラッと趣向を変えて、主人公は東方虹龍洞のEXボスである姫虫百々世と同じく東方虹龍洞Stage5中ボス&EX中ボスであるエロ狐菅牧典のコンビ。
ゲームの目的は地下深くにある岩盤に到達すること。プレイヤーはツルハシ一本で地面をひたすら掘りつつ、敵と戦ったり素材を集めて新しいアイテムを開発したりしていきます。
コンフィグでちょっと手こずったものの、まずは初回プレイ。
その感想を一言でいうと、「約束された沼のゲーム」といった感じでしょうか。約束された勝利の剣っぽく。
前々作「ヨイヤミドリーマー」が「コミカルかつほのぼのな作風と見せかけてだんだんシリアスになっていく」という奥深さを見せるZ軸方向に広がりがある作品、前作「ヨイヤミダンサーズ」が斬新なゲームシステムの上に今後も追加シナリオが追加される拡張性を乗せたY軸方向に広がりのある作品とするなら、本作は要素が制限された体験版の段階ですでに頭の先から爪先までどっぷり沼に使ってしまう予感がする、X軸マイナス方向への広がりを感じさせる作品だと言えるでしょう。下に掘るゲームだけに。
体験版の段階では、まだ下に掘り進んでいく、敵と戦う、レシピを開放してアイテムを作るといった基礎的な部分しか実装されていませんが、この方向性で各種要素が実装されていくとそういうのが好きな人は確実に沼にハマるであろうことはコーラを飲んだらゲップが出るくらい確実です。
わたくし人形使いは、こういう素材を集めてレシピ開放して……っていう流れのゲームがすごく好きなので、完成の暁には原稿中には絶対に手を出してはいけないゲームとなることは確実と言えるでしょう。まあ原稿中に手を出していいゲームなんてないんですけどね……。
そして言及しないわけにはいかないのがドット絵。オールドゲーマーにとってはドット絵はもうそれだけで伏し拝んでしまう対象なのは今さら説明するまでもありませんが、本作のドット絵は前作、前々作でプレイヤーのハートを秘孔人中極したレベルからさらに進化しています。
特になんか全体的にアクションが羽田の会社の青いハリネズミの弟分であるキツネっぽくなっている典のドットがもう可愛いとかそういうレベルの話ではない。わたくし死を覚悟しました。あーなんかお花畑が見えてきましたよ?
なんかもうドットの一粒一粒から「典ちゃんの可愛さにひれ伏せ愚民どもッ!!!!」という制作陣の怨念がビンビン感じられます。
もうこの典ちゃんのドットアニメーション見てるときの多幸感に比べたらモルヒネなんか仁丹も同然ですよ。かわいすぎる……。特にゲームオーバーになったときのアニメーションがまた人知を超越したかわいさなので、ゲームオーバー時のストレスを和らげてくれる効果もあります。
しかも典ちゃんはかわいいだけではありません。新しくアイテム製作可能なだけの素材を集めたら知らせてくれるというゲームシステム側面の機能もあるので最強です。
このように本作、体験版の段階ですでに死の予感を覚えるほどの内容となっているので、完成版に備えて覚悟を決めておこうと思います。
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