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奈良:世界遺産散策⑧〔法起寺〕

2012年04月16日 | World Heritage in Japan
4月14日風邪気味で、雨の味スタJ1第6節vs鹿島を回避し、奈良定番の世界遺産めぐり再び。
710年平城京のはるか昔、飛鳥時代、聖徳太子の斑鳩宮を歩きます。
斑鳩(いかるが)の名はイカルなる鳥が多く生息してた事に由来するとか。
この日は1993年日本で初めてユネスコに「法隆寺地域の仏教建造物」として登録された世界遺産を散策します。

斑鳩の里にたたずむ日本最古の三重塔が残る世界遺産『法起寺』
聖徳太子の遺言によって創建されたお寺で、飛鳥様式の日本最古最大の三重塔は寺の創建から約70年後の慶雲3年(706年)に建てられました。注目すべきはその伽藍配置。中門から右に三重塔、左に金堂、奥に講堂と、法隆寺とは左右対称逆で、法起寺式伽藍配置と呼ばれています。元は尼寺として建立されたお寺で、法隆寺・四天王寺・橘寺・蜂岡寺(広隆寺)・葛木寺(葛城尼寺)とともに「聖徳太子建立七カ寺」と呼ばれています。
また、法隆寺東院伽藍に隣接する『中宮寺』は聖徳太子の母・穴穂部間皇后(あなほべのはしひと)ゆかりの尼寺です。
そして、斑鳩三塔のひとつの三重塔がある『法輪寺』は、聖徳太子の病気平癒を祈り、息子の山背大兄王(やましろのおおえおう)が創建。山すそにひっそりと、三重塔とサクラとのコントラストが美しく印象的でした。
曇り空がしだいに晴天となっていく中で、ノスタルジックな田園風景広がる斑鳩の里をゆっくりと散策。朝は風邪気味で鼻水が気になっていたのですが、JR法隆寺駅からバスに乗ることなしのウォーキング効果で完全復活。これも聖徳太子のご利益でしょうか。
本日、19,553歩・11.7kmの時空を超えるタイムトラベラーでした。
これにて、サクラ舞う奈良・世界遺産めぐりは一区切り。

世界遺産『法起寺』
西門


三重塔


聖天堂


講堂





『法輪寺』









『中宮寺』