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奈良:世界遺産散策③〔春日大社〕

2012年04月11日 | World Heritage in Japan
4月8日春うららかな陽気に誘われ、奈良定番の世界遺産を巡る一日さんぽに出かけました。
平城京ができたのは1300年前の710年。京都をもしのぐ歴史の流れが奈良・大和路の世界遺産に迫力と重みを与えています。壮大な木造建築と美しい仏像に古代ロマンを感じる一日となりました。
今回は1998年に「古都奈良の文化財」としてユネスコに登録された世界遺産と、その周辺を交えて随時アップしていくこととします。

都の東、御蓋山(みかさやま)の麓に建てられた、世界遺産『春日大社』。
神護景雲2年(768年)茨城県鹿島神宮から武甕槌命(たけみかづちのみこと)、千葉県香取神宮から経津主命(ふつぬしのみこと)、大阪府枚岡神社から迎えた天児屋根命(あめのこやねのみこと)と比売神(ひめがみ)の四神をお迎えし祭られています。この時鹿島から武甕槌命(たけみかづちのみこと)は白鹿に乗ってやってきたと言われています。その後、奈良では鹿を神の使いとして厚く保護しています。
『東大寺』から「若草山」経由で『春日大社』へ。すると、千古の森の中に、朱の柱・白い壁そして自然の檜皮屋根の「南門」や「本殿」が、往古と変わらぬ壮麗な佇まいで現れます。回廊をうめつくす数多の「灯籠」は神域の雰囲気を醸し出し幽玄の世界。
「本殿」では、華燭の盛典に立会い・・・末永く幸多かれと祈りました。
ここの「夫婦大国社」は日本唯一ご夫婦の大国様をお祀りしたお社で夫婦円満、縁結びの神様として人気があるよう。夫婦円満を祈るって?。
その奥にある「金龍神社」はラーメンの神ではなく、今年の干支が辰であることから多くの人々がお参りしていました。夫婦大国社よりは素直にお参りできました。
『春日大社』の東側の『春日山原始林』の実は世界遺産登録されています。神山として1100年以上も狩猟と伐採を禁じられてきたため太古の森がそこにあります。
さて、「二ノ鳥居」から“ささやきの小径”を心地よい春風を感じつつ、“ならまち”へ。つづく。



南門


本殿




回廊の釣灯籠








夫婦大国社




金龍神社


二ノ鳥居


伏鹿手水所


若宮大楠







「若草山」





“世界遺産”『春日山原始林』



ささやきの小径