おてんきぷらぷら

ホームタウンは三鷹。気ままな旅・街散策にFC東京。

釜山遠征 〔備忘録〕

2020年02月13日 | travel abroad
2月11日『蔚山現代FC vs FC東京〔ACL 2020 GROUPSTAGE〕』応援に釜山遠征の旅です。
昨年来、ご当地、大韓民国・文在寅大統領の"反日・離米・従北・親中"という外交路線に、日本人として嫌悪感を感じ、韓国観光旅行だけは当分見合わせようと考えていましたのに、8年ぶりの釜山。釜山港から橋がかかり直前に見える"影島"は、北朝鮮からの避難民の息子として生まれた文在寅大統領が6歳のときに移り住み育った島とのことで、昨秋、身罷られた文在寅大統領のお母さまはお亡くなりになる直前まで住んでおられたのだそう。自分にとっては、あの文在寅大統領のゆかりの地に立っていること自体違和感なのですが、一方で、釜山市街地の観光地やマーケットを楽しく散策し、ガイドブックも無しで自らの感性を信じて飛び込んだレストラングルメに大満足の舌鼓を打ち、大いに韓国・釜山を堪能している自分に、去年だったら想像だにできなかっただろうなぁなどと、なんとも不思議な感じです。さらに昨今の新型コロナウィルス感染騒動の最中の旅であることも、なぜ韓国に?、なぜこの時期に?自問自答したことも事実です。そんな旅ができてしまうのが、ACLの魅力でしょうか。さて、今回の旅、2泊3日ながら実質的には中一日の釜山でしたが、大変充実した遠征となり、また、韓国への偏見を一蹴するものとなりました。

金海国際空港(釜山)






カッチ(カササギ、カチガラス)韓国の国鳥




蔚山文殊フットボールスタジアム (Ulsan Munsu Football Stadium)








ASTIHOTEL BUSAN


"オーシャンビュー"




"文在寅大統領が少年時代を少した影島"











"スンドゥブチゲ"




ソウルカットゥギ


"コムタン"




トネヌ釜山草染店


"藁焼きサムギョプサル" 


"石焼ビビンバ"&"ケランチム"




釜山遠征 〔甘川文化村〕

2020年02月12日 | travel abroad
2月11日『蔚山現代FC vs FC東京〔ACL 2020 GROUPSTAGE〕』応援に釜山遠征の旅です。
今回の釜山、是非とも訪れたいと考えていたのが『甘川文化村』でした。8年前はまだそれほど人気スャbトではなかったためか、完全スルーしていましたが、近年、カラフルな色で塗られた家屋が、山肌にぎっしりと立ち並び、その美しい風景から"韓国のマチュピチュ"と呼ばれ一気にブレイクした件p村です。この地はそもそも60年代から70年代にかけて朝鮮戦争当時、北朝鮮から逃れるため、港湾の仕事もある釜山に流れ来た人々が、急な山肌に移り住むこととなった集落とのこと。どちらかと言えば、貧困層が住むスラム街のイメージでしょうか。その後、入植された皆さんの老齢化がすすみ、一時期は寂れかけたのだそうですが、山の斜面に家が立ち並ぶ様子や歩道が入り組んだ迷路のような景色が美術家や写真家たちから注目されるようになり、2009年"マチュピチュプロジェクト"と呼ばれる村おこしのスタートによって現在の姿に変貌。村中のいたるところでアートオブジェや、壁画に描かれた絵画など、ストリートアートの作品が楽しめる大人気の観光スャbトとなりました。韓国のみならず、日本のテレビドラマや、映画のロケ地としても使われたり、現在は、どこを切り取っても絵になるSNS映えするフォトジェニック・スャbトとして有名に。中でも、サン=テグジュペリ氏の「星の王子さま」のオブジェ"幼い王子と砂漠キツネ"は、絵本のキャラクターと記念撮影ができると、常に撮影待ちの長蛇の行列とのことでしたが、ここも新型コロナウィルスの影響か、全く待つことなく独り占め。観光客が少なかったこともあって、噂に違わぬ件p性高き『甘川文化村』の雰囲気をたっぷりと堪能。お土産物屋さんもアーティスティックな街並みに溶け込んでいて商業主義的要素を感じません。自然発生した純粋なストリートアートが織りなす淡き色彩の妙と、統一されたモダンなセンスの良さに、アップダウンする階段の行き来さえも楽しく感じる散策となりました。

















































釜山遠征 〔南浦洞〕②

2020年02月11日 | travel abroad
2月11日『蔚山現代FC vs FC東京〔ACL 2020 GROUPSTAGE〕』応援に釜山遠征の旅です。
釜山には市場(シジャン)と呼ばれるマーケットが多数ありますが、南浦洞の『チャガルチ市場』『国際市場』『富平市場』を覗いてみました。『チャガルチ市場』は、韓国で最大規模を誇る魚介類の専門市場。2006年に地下2階、地上7階建てのビルとなり近代的な市場の雰囲気が味わえます。買った魚をその場で調理してくれるお店もあり、おばちゃんから、"お兄さん食べていかない"と声がかかったり、残念ながら食することなく、目でいただくだけとなりました。また、チャガルチ市場を海側に出ると、釜山港が見渡せる船上デッキ風のスペースが広がっていて、さわやかな潮風を感じることができました。『国際市場(クッチェシジャン)』は、1950年の朝鮮戦争以降、米軍部隊からの流出品や釜山港から入ってきたヤミ物資、中古製品などを避難民が売り始めた闇市が発祥。庶民の生活に欠かせない衣類や雑貨、電子製品、家具、工具など何でもあり。7,500坪ほどの広大な面積を誇り、約1,200のお店が軒を連ねています。各エリアごとに特色があり、ぐるりと見てまわるだけで、釜山の雰囲気が味わえる観光スャbトです。『富平市場(プヒョンシジャン)』は、国際市場の隣にあり、別名カントン市場とも呼ばれています。国際市場とは違い、主に食べ物や輸入品の店が多く並びます。魚に肉、野菜に果物、キムチなどの漬物や香辛料、韓国おでんの具材の練り物に、滋養強壮・美肌・美容などの効能書きがあるサプリメント的な謎の粉などが売られていました。歳を重ねると図々しくなるものでしょうか、旅の恥は搔き捨て、あちこちで試食しながらマーケットを堪能させていただきました。

「チャガルチ市場(Jagalchi Market)」


















「国際市場(Gukje Market)」
















「富平市場(Bupyeong kangtong Market)」
















釜山遠征 〔南浦洞〕①

2020年02月10日 | travel abroad
2月11日『蔚山現代FC vs FC東京〔ACL 2020 GROUPSTAGE〕』応援に釜山遠征の旅です。
8年ぶりの釜山。前回もACL蔚山現在FC戦遠征でした。さて、2月4日から中国・湖北省を2週間以内に訪問した外国人に対するの入国制限措置を実施している韓国。案の定、入管では、我がパスメ[ト、1月13日付の上海東浦空港の出国スタンプが入国審査官の目に止まり、1月の上海渡航について、あれこれと質問を受けることになりました。ただこれは想定内の出来事にて、1月の中国渡航は上海、無錫、蘇州を巡り、湖北省には立ち入っていないこと、帰国後約1ヶ月経過し発熱など新型コロナウィルス感染症状は全くないことなど説明し、笑顔の入国となりました。今回の釜山遠征は、2泊3日、1日目は夜到着し3日目は早朝出発という弾丸旅で、実質的に中1日のみ、かつ、"蔚山文殊サッカースタジアム"へのツアーバスが16:00出発とのことでしたから、市内散策としては、コンパクトに南浦洞周辺を、また、是非とも行ってみたかった「甘川文化村」へ足をのばしました。まずは、釜山駅最寄りの宿泊ホテル「ASTIHOTEL」を起点に、釜山駅周辺を散歩した後に、8年前も散策した釜山最大の繁華街・南浦洞へ向かいました。"龍頭山公園"では、"釜山タワー"に登り釜山港を一望し、元は闇市という"国際市場"経由で、釜山庶民の胃袋といわれる"富平市場"ではつまみ食い三昧。"BIFF広場"では、定番のビートたけしさんや今村昌平監督の手形に再会、噂の"ホットク"を食しつつぶらぶらと、さらに"チャガルチ市場"を覗いてみたりと、8年前の記憶が蘇る散策となりました。

 2月10日 エアプサン(BX1133便)
          成 田  18:30発 -所要2時間35分- プサン 21:05着
        
            〔宿 泊〕 ASTIHOTEL BUSAN(アスティホテル プサン)      

 2月12日 エアプサン(BX112便)
          プサン 08:05発 -所要2時間05分- 成 田 10:10着

「釜山駅」 韓国高速鉄道(KTX:Korea Train Express)、ソウルや地方と釜山を結ぶ発着駅。










「龍頭山公園」&「釜山タワー」 釜山市民の憩いの場であり、釜山のランドマーク。




















「BIFF広場」 かつての"Busan International Film Festival"のメイン広場。










"ホットク"











【世界遺産】 圃 〔蘇州古典園林〕

2020年01月17日 | travel abroad
1月11日~13日、ウィークエンドを利用しての2泊3日で、上海・無錫・蘇州を旅しました。
蘇州では、世界文化遺産「蘇州古典園林」の庭園のひとつ『剣゙』を訪れました。長江下流に広がる「水の都」蘇州の、縦横に張り巡らされた運河と白壁と黒瓦の古民家が影を落とす風景は、13世紀にマルコ・メ[ロが「東洋のベニス」と称賛したほど。その蘇州には170もの庭園が現存し、9つの庭園が世界遺産に登録されています。蘇州の歴史は古く、春秋時代の紀元前514年、呉王が城を築いたことに始まり、隋代に大運河が開かれると、物資輸送の拠点として繁栄。最盛期の明代には富を得た商人や役人、文人たちが競って趣味の贅沢を尽した庭園造りに励みました。とりわけ役人たちは、引退後に楽園と称された蘇州に閑居し、ゆっくりと庭園美を愛でるのが楽しみだったとのこと。1997年、"拙政園"、"網師園"、"留園"、"環秀山荘"が世界文化遺産に登録され、さらに2000年に、最も古い宋代の"滄浪亭"をはじめ"獅子林"、"藕園"、"退思園"、そして今回訪問した『剣゙』が追加登録されました。モータバイク行き交う細い道に洗濯物が干されていたり、生活感溢れる下町に所在する『剣゙』ですが、入園時にパスメ[トの提示を求められるほど警備はしっかりとしていました。『剣゙』は、文人達が住いにした住居と庭園。明代の造園で、1970年に修復されているのだそう。池をはさんで北側に客間の博雅堂や邸宅、南には"太湖石"とよばれる穴の多い複雑な形の奇石を配した山が見事な明代様式の庭園です。ここ『剣゙』をはじめとする蘇州の庭園は、自然を巧みに利用し、細部にまでこだわり、趣味の世界を表現したものとのことで、そのスタンスは日本庭園と同じでしょうか。四季の移ろいを楽しみ、風景を一幅の名画として鑑賞する日本人の価値観のルーツは、中国・蘇州由来かもしれないと感じました。