おてんきぷらぷら

ホームタウンは三鷹。気ままな旅・街散策にFC東京。

vs セレス・ネグロスFC 〔AFC CHAMPIONS LEAGUE 2020 PLAYOFF〕

2020年01月28日 | FC TOKYO
1月28日『FC東京 vs セレス・ネグロスFC〔AFC CHAMPIONS LEAGUE 2020 PLAYOFF〕』
2020シーズンは、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフで開幕。勝った方がACL本大会に出場できる一発勝負の対戦相手は、セレス・ネグロス(フィリピン)。この日は、雪となるかもとの予報の激しき氷雨が降りしきる中、東京スタジアムへ参戦です。アジアに挑む東京のスタメンは、新加入のアダイウトン、レアンドロ、オマリの外国人助っ人に、大卒ルーキーの安部柊斗を、ピッチ状態から空中戦を予想して(?)若手のホープ原大智を起用し、さらに、キャプテン東慶悟、"僕はアジアチャンピオンになるために東京に来た"高萩洋次郎、森重真人、林彰洋、室屋成ら主力組、新たに背番号6を背負う小川諒也のイレブン。健太トーキョー2020初陣に高鳴る期待とは裏腹に、降り続く雨、ボールは飛ばず、転がらず、止まってしまうピッチコンディションに、ゲームはバックパスは厳禁、前へ大きく蹴るだけの大味なサッカーとなりました。それでもスコアレスで折り返すと後半開始早々の48分、ボックス内でルーズボールに反応した室屋が体勢を崩しながらも右足を振り抜き先制ゴール。チームシーズン初ゴールは伏兵・室屋でした。その後、一進一退を繰り返すと、原大智が競り合いの中での接触で一発レッド退場に。10人での戦いを強いられる東京でしたが、終了間際の89分、アダイウトンが、水たまりを利用したドリブルから、GKの頭越しのミドルループを放つと見事ゴールネットを揺らしダメ押しゴール。アダイウトンの迫力、レアンドロの技ありキック、オマリの高さに強さ、安部柊斗のドリブル突破力など新たな戦力も頼もしく、終わってみれば「2≠O」と順当な勝利で、まずはACL第一関門のプレーオフをクリアしました。これにて、ACLグループステージ進出。グループF、蔚山現代(韓国)、上海申花(中国)、パースグローリー(豪州)、アジアの戦いに楽しみは続きます。バモス東京!











後半3分 No.2 室屋成 値千金の先制ゴール! 2020チーム初ゴール!








後半44分 No.15 アダイウトン 挨拶代わりの狙いすましたループはダメ押しゴール!








健太トーキョー ACLグループステージ進出!












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"待ってろ! アジア!"






スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け

2020年01月23日 | Movie
1月23日映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』TOHOシネマズ日比谷にて。
本作は、1977年から42年の時を経て"スター・ウォース"シリーズ9部作の完結編。『エピソード4 新たなる希望』『エピソード5 帝国の逆襲』『エピソード6 ジェダイの帰還(復讐)』の旧3部作。さらに『エピソード1 ファントム・メナス』『エピソード2 クローンの攻撃』『エピソード3 シスの復讐』の新3部作。そして『エピソード7 フォースの覚醒』『エピソード8 最後のジェダイ』に、本作『エピソード9 スカイウォーカーの夜明け』の続3部作。また、スピンオフ作品『ローグ・ワン』『ハン・ソロ』と連なる"スター・ウォース"シリーズ一連の作品は、まさに、お小遣いで、映画館で洋画というものを鑑賞し始めたティーンエイジャーの頃から、今年還暦を迎える自分にとっては、自らの映画鑑賞の歴史を支えるかのようなシリーズ作品。今回は完結編とのことで大いに楽しみにしていました。"スター・ウォーズ"といえば、9部作を通して、スカイウォーカーの3世代(アナキン、ルーク、カイロ・レン)にわたる家族の哀しい愛憎と血塗られた闘争の歴史を、誕生から滅亡までを描き、その時代時代の最新技術を用いた映像が常に興味深い一大エンターテインメント作品。完結編では、レイア将軍とレンの死で、ついにスカイウォーカー家の血筋は絶えることになりました。一方で、ヒロインのレイが何者かが明かされ、シスの暗黒卿ダース・シディアス(パルパティーン)の3世代の物語も知ることとなります。実はパルパティーンの孫娘だったレイと、改心したレンのキスは唐突でしたが、ラストシーンで、レイが自ら「レイ・スカイウォーカー」と名乗ったのには、そうくるかと、鳥肌ものでした。さらに、レイが『エピソード4 新たなる希望』でルークやアナキンが育った砂漠の惑星タトゥイーンへ行き、ルークとレイアのライトセイバーを埋めたのも、"スカイ・ウォーズ"シリーズ完結編として、印象的なシーンでした。常に、コアなファンから、賛否の声があがる"スター・ウォーズ"。何はともあれ42年に渡る全9部作の完結編鑑賞に、唯々感無量。「May the Force be with you・・・」



























【世界遺産】 圃 〔蘇州古典園林〕

2020年01月17日 | travel abroad
1月11日~13日、ウィークエンドを利用しての2泊3日で、上海・無錫・蘇州を旅しました。
蘇州では、世界文化遺産「蘇州古典園林」の庭園のひとつ『剣゙』を訪れました。長江下流に広がる「水の都」蘇州の、縦横に張り巡らされた運河と白壁と黒瓦の古民家が影を落とす風景は、13世紀にマルコ・メ[ロが「東洋のベニス」と称賛したほど。その蘇州には170もの庭園が現存し、9つの庭園が世界遺産に登録されています。蘇州の歴史は古く、春秋時代の紀元前514年、呉王が城を築いたことに始まり、隋代に大運河が開かれると、物資輸送の拠点として繁栄。最盛期の明代には富を得た商人や役人、文人たちが競って趣味の贅沢を尽した庭園造りに励みました。とりわけ役人たちは、引退後に楽園と称された蘇州に閑居し、ゆっくりと庭園美を愛でるのが楽しみだったとのこと。1997年、"拙政園"、"網師園"、"留園"、"環秀山荘"が世界文化遺産に登録され、さらに2000年に、最も古い宋代の"滄浪亭"をはじめ"獅子林"、"藕園"、"退思園"、そして今回訪問した『剣゙』が追加登録されました。モータバイク行き交う細い道に洗濯物が干されていたり、生活感溢れる下町に所在する『剣゙』ですが、入園時にパスメ[トの提示を求められるほど警備はしっかりとしていました。『剣゙』は、文人達が住いにした住居と庭園。明代の造園で、1970年に修復されているのだそう。池をはさんで北側に客間の博雅堂や邸宅、南には"太湖石"とよばれる穴の多い複雑な形の奇石を配した山が見事な明代様式の庭園です。ここ『剣゙』をはじめとする蘇州の庭園は、自然を巧みに利用し、細部にまでこだわり、趣味の世界を表現したものとのことで、そのスタンスは日本庭園と同じでしょうか。四季の移ろいを楽しみ、風景を一幅の名画として鑑賞する日本人の価値観のルーツは、中国・蘇州由来かもしれないと感じました。



































〔蘇州〕 寒山寺・寒山別院

2020年01月16日 | travel abroad
1月11日~13日、ウィークエンドを利用しての2泊3日で、上海・無錫・蘇州を旅しました。
春秋時代、呉国の都として築かれた蘇州。呉越戦争から生まれた"呉越同舟"や"臥薪嘗胆"など聞き馴染のある慣用句、所縁の地。物資の集積地として繁栄を続け、江南の穏やかな気候に恵まれた土地は文人墨客を集めるところでした。まずは、日本の「ゆく年くる年」の"除夜の鐘"で有名な臨済宗のお寺『寒山寺』を訪れました。『寒山寺』は、南朝梁武帝の天監年間(502~519年)に創建されたと言われる歴史ある寺院ですが、その創建当初は『寒山寺』という名前ではなく、"妙利普明塔院"、または、寺院のすぐ西にある楓橋にちなんでか"楓橋寺"とも呼ばれていたそう。何よりこの寺院を有名にしたのは、唐代の詩人だった"張 継"が詠んだ“楓橋夜泊”という一遍の詩。

  月落烏啼霜満天    月落ち烏啼いて霜天に満つ
  江楓漁火対愁眠    江楓漁火愁眠に対す
  姑蘇城外寒山寺    姑蘇城外の寒山寺
  夜半鐘声到客船    夜半の鐘声客船に到る

『寒山別院』には、この詩の世界最大の石碑がありました。また、『寒山寺』は、日本では文人画によく登場したり、森鴎外や坪内逍遥や良寛らが小説や劇や詩にした「寒山拾得」とともに知られています。「寒山拾得」とは"寒山"、"拾得"という二人の離俗の禅風行者のこと。"拾得"は豊干に拾い養われたので"拾得"と称し、"寒山"は国清寺近くの寒山の洞窟に住んでいたために"寒山"と称したという。"寒山"、"拾得"は、奇行が多く、詩人としても有名。二人は仲がよく、文殊菩薩、普賢菩薩の生まれ変わりとも。画題としてもよく用いられています。"寒山・拾得"はもちろん"鑑真"、"弘法大師"に、"三蔵法師"と"孫悟空ご一行"の像など日本人にも馴染みのある像もあり、今もなお蘇州を代表する名勝地として多くの観光客で賑わっていました。


〔寒山別院〕








〔寒山寺〕








"寒山・拾得"




"鑑真・弘法大師"




"三蔵法師ご一行"




"鐘楼"


"宝塔"






京杭大運河(蘇州段)










【世界遺産】無錫・清名橋古運河景区〔京杭大運河〕

2020年01月15日 | travel abroad
1月11日~13日、ウィークエンドを利用しての2泊3日で、上海・無錫・蘇州を旅しました。
北京から黄河と長江を横断し杭州へと至る全長1794kmの「京杭大運河」は、紀元前5世紀に開削が始まり、6世紀に隋の煬帝が完成させた大運河です。元・明代に、修築・拡大され、現在も北京と天津、済寧と杭州の区間は動脈として利用され、中国の経済活動を支えています。運河沿いには、鑑真和上ゆかりの揚州、春秋時代からの古都鎮江、太湖の畔の無錫、水の都蘇州、マルコ・メ[ロが「世界で最も華やか」と称えた杭州など詩情豊かな都市が点在。その古代の優れた水利技術と、その果たした文化的価値が認められ、2014年『京杭大運河』の護岸の改修が行われていない1011kmの区間が世界遺産に登録されました。無錫の市街地の中心部に位置する『清名橋古運河景区』は、運河沿いに広がる歴史的な景観を残す街並みで、世界文化遺産として認められた『京杭大運河』の一区間(全長:約5.5km)です。この世界文化遺産周辺の街の発祥は遡ること10世紀ごろ。今なお残る、明や清の時代の古民家や道路が保ってきた景観を損なわないように、都市整備が行われています。冬茜が沈み、運河を巡る遊覧船から眺めるライトアップやレーザー光線が煌めく景色は、幻想的で、ゴージャスな雰囲気を醸し出し、情緒あふれる現代、無錫の必見の景観でした。


『清名橋』 〔世界文化遺産〕




『清名橋古運河景区』 〔世界文化遺産〕





"清名橋"





























『京杭大運河』