天皇杯ベスト4。FC東京2010年シーズン最後の成績。
まだもやもや感を払拭しきれず年越しを迎えます。
で、12月30日は、年末年始の年中行事のひとつ「このミス1位」をハードカバーで読むことに専念しました。2010年度宝島社「このミステリーがすごい」国内編1位は、貴志祐介著『悪の教典』上下(文藝春秋)。上下巻で厚さ10cmほど、読み応えある作品です。また本書は週刊文春「2010年ミステリーベスト10」国内部門第1位、第1回山田風太郎賞受賞作品でもあります。本を厚みで評価してはいけませんが、厚み10cmを一気に半日で読み終えることができました。上巻は静かに展開する学園内サイコパスによる適合外の害敵消去殺人に正直吐き気を感じつつ、下巻では息つく暇もないほどストーリー展開が面白く、怒涛のごとく起きる狂気の殺戮にページを送ることを止められませんでした。
ネタバレですが、担任教師が2年4組生徒全員を殺すストーリー。ところが殺されたはずの2名の生徒が生き残り・・・。この生き残りのスペックはモンティ・ホール問題にひっかけているのですが、想定内の出来事でミステリー性は薄かったかなあと。
しかしながら、主人公:蓮実聖司の存在感とその狂気になぜかハードボイルドを感じ、感じてはいけないある種の痛快さに満たされます。読後の満足感は十分でした。
間違いなく貴志祐介氏の代表作になるにふさわしい作品だと思いました。
この作品もきっと映画化されるのでしょうねえ。それも楽しみです。
お正月は天皇杯観戦に。ほんとなら観戦ではなく応援のはずだったのですが。
元旦、国立のサッカー観戦は年始恒例行事。2011年も良い年になりますように。合掌!
まだもやもや感を払拭しきれず年越しを迎えます。
で、12月30日は、年末年始の年中行事のひとつ「このミス1位」をハードカバーで読むことに専念しました。2010年度宝島社「このミステリーがすごい」国内編1位は、貴志祐介著『悪の教典』上下(文藝春秋)。上下巻で厚さ10cmほど、読み応えある作品です。また本書は週刊文春「2010年ミステリーベスト10」国内部門第1位、第1回山田風太郎賞受賞作品でもあります。本を厚みで評価してはいけませんが、厚み10cmを一気に半日で読み終えることができました。上巻は静かに展開する学園内サイコパスによる適合外の害敵消去殺人に正直吐き気を感じつつ、下巻では息つく暇もないほどストーリー展開が面白く、怒涛のごとく起きる狂気の殺戮にページを送ることを止められませんでした。
ネタバレですが、担任教師が2年4組生徒全員を殺すストーリー。ところが殺されたはずの2名の生徒が生き残り・・・。この生き残りのスペックはモンティ・ホール問題にひっかけているのですが、想定内の出来事でミステリー性は薄かったかなあと。
しかしながら、主人公:蓮実聖司の存在感とその狂気になぜかハードボイルドを感じ、感じてはいけないある種の痛快さに満たされます。読後の満足感は十分でした。
間違いなく貴志祐介氏の代表作になるにふさわしい作品だと思いました。
この作品もきっと映画化されるのでしょうねえ。それも楽しみです。
お正月は天皇杯観戦に。ほんとなら観戦ではなく応援のはずだったのですが。
元旦、国立のサッカー観戦は年始恒例行事。2011年も良い年になりますように。合掌!