1月29日『第262回府中の森 "笑"劇場 東京落語四派の今』府中の森件p劇場ふるさとホール。
緊急事態宣言下、不要不急の外出自粛が求められる中、ルヴァン決勝戦以外は、じっと我慢の子で自宅生活を続けてきたのですが、つかの間の息抜き、落語鑑賞へ出かけました。落語鑑賞にハマって久しいところですが、コロナ禍にてライブ鑑賞は、一昨年、秋の柳家さん喬さんの独演会以来。さて、現在の東京の落語界は、"落語協会"、"落語件p協会"、"円楽一門会"、"落語立川流"の4団体に分かれていますが、本講演は現在の4派を団体を超えての落語会。 大変興味深く楽しみで、不要不急のワードを超越すると判断した次第。そもそも、落語業界は明治時代から落語家の剣翌ネどによって、いくつかの団体(流派)に分かれていましたが、戦後になると、古典落語中心の"落語協会"と、新作派が多い"落語件p協会"の2派体制に落ち着きます。 しかし、時の"落語協会"会長・圓生が、先代・柳家小さんに会長職を譲り、院政を志向するも、新会長となった小さんは、圓生の意に反し、協会改革運営に着手。昭和53年、圓生率いる一部の落語家たち(志ん朝、談志、円楽、円鏡らなど)が、独立へ動き、"落語三遊協会"設立記者会見までしますが、受け入れ側の寄席組合の足並みそろわず、また、会長人事で内紛が起きて中断頓挫。新団体設立に東奔西走していた圓生が逝去すると、先代・円楽一門以外は、"落語協会"に戻ることとなり、結果、独立ムーブメントは、先代・円楽一門のみが、"円楽一門会"として独立することとなります。その後、昭和58年には、立川談志一門が、再度、柳家小さんに反旗を魔オ、"落語協会"から独立、"落語立川流"を創設し、現在に至ります。当時、落語に関心もなく門外漢でしたが、うっすらと落語協会のいざこざは、エンタメ話題として聞き及んでいた記憶があります。本講演に出演の東京落語4派の精鋭たる強者たちは、当時の独立事件後の入門の面々。各々、個性的で、洒落乙。感染防止対策のもと、コロナ禍ならではの枕に、新作や古典を、声出す大笑いは控えつつも、腹の底での大笑いと拍手喝采のひと時を過ごさせていただきました。やぱっり、ライブに勝るものはありますまい。緊急事態宣言が明けるのが待ち遠しい限りです。
立川志らく 三遊亭白鳥 三遊亭圓馬 三遊亭萬橘
(落語立川流) (落語協会) (件p協会) (五代目円楽一門会)
*** 番 組 ***
松山鏡 立川 志ら門
(落語立川流)
洒落番頭 三遊亭 萬橘
(五代目円楽一門会)
アジアそば 三遊亭 白鳥
(落語協会)
~ 仲入り ~
花見の仇討 三遊亭 圓馬
(落語件p協会)
人情八百屋 立川 志らく
(落語立川流)
立川 志ら門 (たてかわ しらもん)
【落語立川流】(志らく16番目の弟子)
1984年7月24日生まれ
愛媛県大洲市出身 作新学院大学(野球推薦)卒
2007年 ドリマックス・テレビジョン入社
2013年 桂文治に入門 前座名「桂しゃも治」
(落語件p協会)→ 破門
2014年 立川志らくに入門 前座名「立川志ら門」
(落語立川流)
2018年 二ツ目昇進
(2019年 前座降格、2020年 二ツ目復帰)
落語家で唯一のトミー・ジョン手術を受けたことのある男
三遊亭 萬橘 (さんゆうてい まんきつ)
【五代目円楽一門会】
本名 中村 彰伸
1979年1月20日生まれ
愛知県豊川市出身 法政大学文学部中退
2003年 三遊亭圓橘に入門 前座名「橘つき」
2006年「きつつき」で二ツ目昇進
2007年「さがみはら若手落語家選手権」優勝
2009年「第6回伝統券\祭りグランドチャンピオン大会」
グランプリ受賞
2013年 真打昇進、四代目「萬橘」襲名
2017年「彩の国落語大賞」受賞
三遊亭 白鳥 (さんゆうてい はくちょう)
【落語協会】
本名 藤田 英明
1963年5月21日生まれ
新潟県上越市出身 日本大学件p学部卒
1987年 三遊亭円丈に入門 前座名「にいがた」
1992年 ニッポン放送「第7回お笑いゴールドラッシュ」優勝
1990年 二ツ目昇進 「新潟」に改名
2001年 真打昇進「三遊亭白鳥」に改名
2005年「彩の国件p劇場落語部門大賞」受賞
三遊亭 圓馬 (さんゆうてい えんば)
【落語件p協会】 監事
本名 中山 聡
1961年11月25日生まれ
東京都港区西麻布出身
1988年 三代目橘ノ圓に入門 前座名「壱圓」
1993年 二ツ目に昇進 「好圓」に改名
1997年「北とぴあ若手落語家競演会奨励賞」受賞。
2000年「上野広小路亭・新風大賞新人賞」受賞
2002年 真打ちに昇進、五代目「三遊亭圓馬」襲名
立川 志らく (たてかわ しらく)
【落語立川流】 理事
本名 新間 一弘
1963年8月16日生まれ 東京都世田谷区出身
日本大学件p学部演劇学科中退
1985年 立川談志に入門 前座名「立川志らく」
1988年 二つ目昇進
1995年 真打昇進
2000年「彩の国落語大賞」受賞
2003年「劇団下町ダニーローズ」主宰
(舞台演出家・脚本家として活動)
2018年「文化庁件p祭優秀賞」受賞
府中の森件p劇場
緊急事態宣言下、不要不急の外出自粛が求められる中、ルヴァン決勝戦以外は、じっと我慢の子で自宅生活を続けてきたのですが、つかの間の息抜き、落語鑑賞へ出かけました。落語鑑賞にハマって久しいところですが、コロナ禍にてライブ鑑賞は、一昨年、秋の柳家さん喬さんの独演会以来。さて、現在の東京の落語界は、"落語協会"、"落語件p協会"、"円楽一門会"、"落語立川流"の4団体に分かれていますが、本講演は現在の4派を団体を超えての落語会。 大変興味深く楽しみで、不要不急のワードを超越すると判断した次第。そもそも、落語業界は明治時代から落語家の剣翌ネどによって、いくつかの団体(流派)に分かれていましたが、戦後になると、古典落語中心の"落語協会"と、新作派が多い"落語件p協会"の2派体制に落ち着きます。 しかし、時の"落語協会"会長・圓生が、先代・柳家小さんに会長職を譲り、院政を志向するも、新会長となった小さんは、圓生の意に反し、協会改革運営に着手。昭和53年、圓生率いる一部の落語家たち(志ん朝、談志、円楽、円鏡らなど)が、独立へ動き、"落語三遊協会"設立記者会見までしますが、受け入れ側の寄席組合の足並みそろわず、また、会長人事で内紛が起きて中断頓挫。新団体設立に東奔西走していた圓生が逝去すると、先代・円楽一門以外は、"落語協会"に戻ることとなり、結果、独立ムーブメントは、先代・円楽一門のみが、"円楽一門会"として独立することとなります。その後、昭和58年には、立川談志一門が、再度、柳家小さんに反旗を魔オ、"落語協会"から独立、"落語立川流"を創設し、現在に至ります。当時、落語に関心もなく門外漢でしたが、うっすらと落語協会のいざこざは、エンタメ話題として聞き及んでいた記憶があります。本講演に出演の東京落語4派の精鋭たる強者たちは、当時の独立事件後の入門の面々。各々、個性的で、洒落乙。感染防止対策のもと、コロナ禍ならではの枕に、新作や古典を、声出す大笑いは控えつつも、腹の底での大笑いと拍手喝采のひと時を過ごさせていただきました。やぱっり、ライブに勝るものはありますまい。緊急事態宣言が明けるのが待ち遠しい限りです。
立川志らく 三遊亭白鳥 三遊亭圓馬 三遊亭萬橘
(落語立川流) (落語協会) (件p協会) (五代目円楽一門会)
*** 番 組 ***
松山鏡 立川 志ら門
(落語立川流)
洒落番頭 三遊亭 萬橘
(五代目円楽一門会)
アジアそば 三遊亭 白鳥
(落語協会)
~ 仲入り ~
花見の仇討 三遊亭 圓馬
(落語件p協会)
人情八百屋 立川 志らく
(落語立川流)
立川 志ら門 (たてかわ しらもん)
【落語立川流】(志らく16番目の弟子)
1984年7月24日生まれ
愛媛県大洲市出身 作新学院大学(野球推薦)卒
2007年 ドリマックス・テレビジョン入社
2013年 桂文治に入門 前座名「桂しゃも治」
(落語件p協会)→ 破門
2014年 立川志らくに入門 前座名「立川志ら門」
(落語立川流)
2018年 二ツ目昇進
(2019年 前座降格、2020年 二ツ目復帰)
落語家で唯一のトミー・ジョン手術を受けたことのある男
三遊亭 萬橘 (さんゆうてい まんきつ)
【五代目円楽一門会】
本名 中村 彰伸
1979年1月20日生まれ
愛知県豊川市出身 法政大学文学部中退
2003年 三遊亭圓橘に入門 前座名「橘つき」
2006年「きつつき」で二ツ目昇進
2007年「さがみはら若手落語家選手権」優勝
2009年「第6回伝統券\祭りグランドチャンピオン大会」
グランプリ受賞
2013年 真打昇進、四代目「萬橘」襲名
2017年「彩の国落語大賞」受賞
三遊亭 白鳥 (さんゆうてい はくちょう)
【落語協会】
本名 藤田 英明
1963年5月21日生まれ
新潟県上越市出身 日本大学件p学部卒
1987年 三遊亭円丈に入門 前座名「にいがた」
1992年 ニッポン放送「第7回お笑いゴールドラッシュ」優勝
1990年 二ツ目昇進 「新潟」に改名
2001年 真打昇進「三遊亭白鳥」に改名
2005年「彩の国件p劇場落語部門大賞」受賞
三遊亭 圓馬 (さんゆうてい えんば)
【落語件p協会】 監事
本名 中山 聡
1961年11月25日生まれ
東京都港区西麻布出身
1988年 三代目橘ノ圓に入門 前座名「壱圓」
1993年 二ツ目に昇進 「好圓」に改名
1997年「北とぴあ若手落語家競演会奨励賞」受賞。
2000年「上野広小路亭・新風大賞新人賞」受賞
2002年 真打ちに昇進、五代目「三遊亭圓馬」襲名
立川 志らく (たてかわ しらく)
【落語立川流】 理事
本名 新間 一弘
1963年8月16日生まれ 東京都世田谷区出身
日本大学件p学部演劇学科中退
1985年 立川談志に入門 前座名「立川志らく」
1988年 二つ目昇進
1995年 真打昇進
2000年「彩の国落語大賞」受賞
2003年「劇団下町ダニーローズ」主宰
(舞台演出家・脚本家として活動)
2018年「文化庁件p祭優秀賞」受賞
府中の森件p劇場