おてんきぷらぷら

ホームタウンは三鷹。気ままな旅・街散策にFC東京。

ドーミエとグランヴィル展

2011年04月30日 | Museum
『ドーミエとグランヴィル展~戯画と挿絵の黄金時代~』三鷹市美術ギャラリーへ。
地元に帰ると気になる三鷹市美術ギャラリーに立ち寄りました。企画展として本展『ドーミエとグランヴィル展』が開催されていました。
19世紀中頃フランス・パリの2人の画家のことなど本展まで全く知りませんでしたが、それなりに興味深く観賞することができました。日本の最初の漫画といわれるのは「鳥獣戯画」ですが、フランスの漫画の原点(あくまで私見ですが)、画壇ではなく大衆から生み出された19世紀フランス美術界の異才ドーミエとグランヴィルの作品は、ユーモアと風刺(皮肉や批判たっぷり)をデフォルメと擬人化の手法で描かれており、民衆のつぶやきを感じます。西洋人特有のウィットとジョークの世界。フランス革命後、王制復古の時代の混沌とした混乱のパリの象徴的な作品なのでしょう。
   J・グランヴィル (J.J.Grandville) 1803~1847
   オノレ・ドーミエ (Honore Daumier) 1808~1879
やるじゃないか三鷹市美術ギャラリー、これからも独自企画展に期待!





麒麟の翼

2011年04月29日 | NON
ゴールデンウィーク1ヶ月ぶりに帰郷。新幹線:新神戸~東京2時間51分は近いのか遠いのか。
今回は車窓を楽しむことなく読書のひと時となりました。東野圭吾氏の加賀恭一郎シリーズ書き下ろし最新長編『麒麟の翼』。前作『新参者』は『このミステリーがすごい!』と「週刊文春ベストミステリーベスト10」の双方で年間ベストワン作品でした。新作『麒麟の翼』は前作につづいて日本橋界隈が舞台。麒麟の翼は日本橋の欄干の彫刻であり、あるタイトル(ネタバレ注意)。日本橋で営業をしていた土地勘ばっちり者としては聞きなれた地名に頭の中で物語が地図化・映像化そして味覚化してしまい臨場感が大いに湧き楽しめました。『新参者』のような大仕鰍ッやトリックはないものの、後半のたたみかけるような展開は、またぞろ映画化(ドラマ化)を予感させるに充分。ただ個人的趣向の問題ですが、帯にある‘加賀シリーズ最高傑作’はどうなのかなあ。『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』を読んでも号泣してしまったのに、本作品は泣き所がありませんでした。泣けることと感動することと作品としての完成度は全く別ものなのでしょうが、涙は心に残るんだよね。軽いタッチのミステリーとして車中で読むにはばっちりでした。



楽天ゴールデンイーグルスvs日本ハムファイターズ

2011年04月25日 | Sports
4月24日『東北楽天ゴールデンイーグルスvs北海道日本ハムファイターズ』ほっともっとフィールド神戸へ。
パ・リーグ、楽天と日ハム3回戦。東日本大震災で楽天ホームの「日本製紙クリネックススタジアム宮城」が被災し修復中のため、「ほっともっとフィールド神戸」でホームゲームを開催することとなった楽天。“がんばろう!東北”を合言葉に、ここ神戸でも楽天への応援は絶えることがありません。しかしながらこのゲームばかりは、本日予告先発投手:日ハムの斎藤佑樹投手への声援が、楽天への応援を上回りました。野次馬的“佑ちゃん”ファンが詰め鰍ッました。そういう自分もその一人、お目当ては斎藤佑樹の雄姿。
ドラ1ルーキーにして開幕一軍、初先発プロ1勝目をあげての2戦目ということで注目の試合です。
結果は、6回90球8安打3奪三振3失点で見事に勝利投手になりました。本調子ではなかったと思いますが打たせてとるピッチングで楽天左打線を封じ込めました。3失点は、2回先頭の山崎に直球を左翼席へHR、ルイーズには変化球を体制を崩しながらHRを打たれてしまいます。2点リードの6回は、大ピンチを切り抜けた2死後に岩村・ルイーズの連打で3点目を与えてしまいます。結局6回で降板するもリリーフ陣がリードを守りきり勝利投手をゲットです。エースは傷つかない伝説?。もってるなあ、やっぱり。
本ゲームの観客1万8,873人で、神戸での楽天主催ゲームでの最多観客数とのこと。我らJ2のFC東京が2万人を集客可能なことを考えるとプロ野球も大変だなあとつくづく思いました。
FC東京といえば、かの地、フクダ電子アリーナで0≠Rでジェフユナイテッド千葉に惨敗したとのこと。う~ん。ため息。今日は佑ちゃんの2勝目を観戦できたことで、サッカーのことは忘れます。

始球式はヴィッセル神戸No.13大久保嘉人選手


試合前練習にて


スタートメンバー


投球をじっくりと


















ファースト守備に


斎藤佑樹からHRの山崎選手・ルイーズ選手に敬意を表して




こちらの有ちゃんもオーラは負けていませんでした。ダルビッシュ有投手


“がんばろう 東北!”楽天イーグルス









神戸:元町南京町ウォーク

2011年04月24日 | Walking
4月24日、昨日の雨があがり一転晴天に・・・。思い立って神戸;元町南京町の街中ウォークへ。
実は、当夜は、日本ハム斎藤佑樹投手の楽天とのゲーム観戦を予定。
プレイボールは18:30。それまでの間、しばし街中ウォークを慣行しました。
まずは『生田神社』へ。「日本書記」や「枕草子」にも登場する由緒正しい古社で、縁結びの御利益は有名です。とりあえず縁結びとは縁遠いお願いをお祈りしてきました。『兵庫県公館』へ足を延ばします。明治35年(1902年)に兵庫県本庁舎として建設された歴史的文化遺産。現在の県庁の北側にある『相楽園』は明治末期に完成した池泉回遊式日本庭園です。庭園内にある重要文化財の旧ハッサム住宅は阪神大震災で崩れたレンガ造の煙突が庭に立っています。その後、神戸華僑の心の拠りどころ『関帝廟』へ。三国志の関羽が祭られていることで有名で俗に「南京寺」と呼ばれますが正式寺名は「慈眼山長楽寺」。さあ、野球観戦に備えて南京町へ繰り出し美味探索。南京町は横浜中華街と似た雰囲気。ガイドブックに出ていたお店で中華粥のセットをぺろり。また、香りに誘われて店先ですすめられる小龍包や北京ダックなどなど食べ歩き。南京町を足と目と鼻と舌で堪能させていただきました。満腹ウォークとなりました。(15,210歩 9,124m)

生田神社




兵庫県公館


相楽園




相楽園(旧ハッサム住宅)


関帝廟


南京町










阪急電車

2011年04月23日 | Movie
映画『阪急電車~片道15分の奇跡~』が関西先行ロードショーにて4月23日封切られました。
映画の舞台は宝塚駅~宝塚南口駅~逆瀬川駅~小林駅~仁川駅~甲東園駅~門戸厄神駅~西宮北口駅を片道15分間で走る阪急今津線。
えんじ(マルーン)色のボディにレトロな内装のローカル電車。実は4月に六甲に引越し毎日阪急神戸線を利用するようになった自分にとってほんま身近な映画話題でありロケ地なのです。原作は「フリーター家を買う。」の人気作家:有川浩氏の大ベストセラー同名小説「阪急電車」。さっそく単行本を読んでの待望の封切りとなりました。映画館はまさしく映画の舞台、西宮北口の阪急西宮ガーデンズ内のシネコン「TOHO CINEMAS」を選びました。
歳を重ねるとともに涙腺がゆるくなってきているのか、最初から最後まで涙がほほをつたう鑑賞となりました。何気ない日常の中で、自分に自信が持てないクリスタルブルーな人生が電車内でのほんのちょっとのふれあいで奇跡を起こす物語。ほのぼのと愛と勇気をくれる秀逸の作品です。
女優さんだから当たり前ですが美しい人にスクリーンで会える幸せを感じました。中谷美紀さん、戸田恵梨香さん、谷村美月さん、有村架純さん、もちろん宮本信子さん、南果歩さん皆さんすてきでした。関西発の優しい愛の物語にあたたかい感動をおぼえます。