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奈良:世界遺産散策⑤〔薬師寺〕

2012年04月13日 | World Heritage in Japan
4月8日春うららかな陽気に誘われ、奈良定番の世界遺産を巡る一日さんぽに出かけました。
平城京ができたのは1300年前の710年。京都をもしのぐ歴史の流れが奈良・大和路の世界遺産に迫力と重みを与えています。壮大な木造建築と美しい仏像に古代ロマンを感じる一日となりました。
今回は1998年に「古都奈良の文化財」としてユネスコに登録された世界遺産と、その周辺を交えて随時アップしていくこととします。

竜宮城にも例えられる白鳳様式の大伽藍、世界遺産『薬師寺』
天武天皇9年(680年)、天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒を祈って建立を発願。朱鳥13年(698年)持統天皇により藤原京に七堂伽藍が完成。養老2年(718年)平城遷都を期に現在地へ移されました。創建当時の建物は「東塔」のみですが、「金堂」「西塔」「中門」「回廊」「大講堂」などの白鳳伽藍が再建され、玄奘三蔵院も建立されています。残念ながら「東塔」は解体修理中でしたが、天平時代の華やかさと歴史を感じる大寺院です。幸運なことに、“花会式ご法楽 大宝殿特別公開”の最終日とのことで、国宝「吉祥天画像」をはじめとした薬師寺の文化財に接することができました。また、玄奘三蔵院・大唐西域壁画殿では、平山郁夫画伯の壁画も公開中でシルクロードに思いをはせました。
これで「東塔」がその姿を現していたら最高でしたのに・・・。



興楽門


中門




回廊


東塔


西塔


金堂




大講堂


東院堂


鐘楼


東僧坊


玄奘三蔵院伽藍


礼門


玄奘塔


大唐西域壁画殿








 『吉祥天女画像』国宝
 麻布に描く単独の絵画としては日本最古の天平美人画
 吉祥天女は美と幸福の女神
 ふっくらとした顔立ちに、手に仏の神通力を象徴する宝珠を
 捧げ持ち、左足を前に進めて歩を出す姿は、唐代美人画の
 伝統に則ったもの
 
 偶然めぐり合えたあなたは、天女にしては重たそう
 その衣装も含めて、まるで吉祥デラックス?
 
 
Q.ここはどこ?  A.近鉄橿原線 西ノ京駅 プラットフォーム