おてんきぷらぷら

ホームタウンは三鷹。気ままな旅・街散策にFC東京。

レ・ミゼラブル

2013年01月19日 | Movie
1月19日、今年の映画初めは『レ・ミゼラブル』TOHOシネマズ西宮OSにて。
今でこそ『レ・ミゼラブル』ですが我々世代は『ああ無情』。フランス文学の文豪ヴィクトル・ユーゴーの大河小説を基に、世界各国でロングラン上演されてきたミュージカルの映画化。原作の映画化ではなくミュージカルの映画化がそうで細部の設定は原作と若干異なります。貧しさからパンを盗み19年も投獄された男ジャン・バルジャンは、仮釈放されたものの再び盗みを働きますが、その罪を見逃してくれた司教に接し、身も心も変わろうと決意します。不思議な運命の糸が絡み合って、少女コゼットを娘として引き取るジャン・バルジャン。彼を執拗に追いかける警官ジャベール。やがて、パリで革命を志す学生たちが蜂起する事件の中、コゼットと革命学生マリウスが恋に落ち、警官ジャベールも事件にからんで、スリルとサスペンス。一方、娘のロマンスを無償の愛で後押しするジャン・バルジャンの愛情物語。多彩な登場人物の運命が交錯する一大ドラマ。苦悩と葛藤に満ちたジャン・バルジャンが修道院で幕を閉じるまでの波乱に満ちた‘ああ無情’な生涯。
今年の映画初めを『レ・ミゼラブル』にしたのには個人的なある理由が。本作の舞台は、19世紀初頭のパリの下町。ノートルダム大聖堂やセーヌ川など背景にも注目。実は来月、休暇を取り愚息と行く冬のパリへの旅を計画中。只今パリに夢中ということで『レ・ミゼラブル』なのでしたっと。














伊勢神宮 初詣

2013年01月15日 | NON
1月12日少々遅めの初詣に『伊勢神宮』を参拝しました。人生初のお伊勢さん参りです。
『伊勢神宮』は、神社本庁の本宗(ほんそう)とされ、正式名称は地名の付かない『神宮』です。『伊勢神宮』とは、伊勢の宇治の五十鈴川上にご鎮座の『皇大神宮(こうたいじんぐう)』と、伊勢の山田の原にご鎮座の『豊受大神宮(とようけだいじんぐう)』及び14所の別宮、43所の摂社、24所の末社、42所の所管社の全125社の宮社の総称です。『皇大神宮』は、太陽を神格化した“天照坐皇大御神(天照大御神・あまてらすおおみかみ)”(皇室の御祖先の神・日本人の総氏神)を祀り、『豊受大神宮』は、衣食住の守り神である“豊受大御神”をすべての産業の守り神として祀ります。一般に皇大神宮は『内宮』、豊受大神宮は『外宮』と呼ばれます。内宮と外宮は離れているために、観光で内宮のみを参拝の人が多いとのことですが、まず『外宮』を参拝してから『内宮』に参拝するのが正しいのだそう。
今年、平成25年は、『第62回神宮式年遷宮』が斎行される年です。
“遷宮祭”とは、20年に一度お宮を立て替え御装束・御神宝をも新調して、大御神に新宮へお遷りいただくお祭りです。式年遷宮は神宮最大の重儀で大神嘗祭(おおかんなめさい)ともいわれ、社殿や御神宝類をはじめ一切を新しくして、神嘗祭を完全なかたちでとり行うところに本来の趣獅ェあります。この遷宮にて古代日本の巧の技が伝承されているとのこと。20年毎が常に三世代にわたる技量継承の絶妙なタイミングです。深いなあ。
豊橋勤務時代に伊良湖~鳥羽のフェリー利用で「スペイン村」をメインに一応伊勢志摩を訪れているのですが、『伊勢神宮』は参拝していません。ということで今回の初詣が初めてのお伊勢さんとなりました。古式に則りまずは『外宮』を参拝後、『せんぐう館』で式年遷宮や神宮について学びました。続いて『内宮』へ。駐車場から橋を渡るとTVで行列のできる「朔日餅」でお馴染みの「赤福本店」。参拝客でごったがいする「おかげ横丁」。『内宮』は初詣の人出が多いものの五十鈴川の川上の千古の森に囲まれ2000年の時を越えて古代のたたずまいを今日に伝えていました。初めての参拝にもかかわらず、いろいろなメディアで接してきているからでしょうか。初めて感は全くなく、どこかなつかしさを感じるお参りとなりました。


『豊受大神宮(外宮)』


手水舎


第一鳥居


第二鳥居


正宮


パワースャbト


土宮


風宮


北御門鳥居


せんぐう館 勾玉池



『皇大神宮(内宮)』


宇治橋


第一鳥居


五十鈴川御手洗場


第二鳥居


正宮




荒祭宮


パワースャbト


神楽殿






熊野三山と八咫烏(やたがらす)

2013年01月14日 | Soccer
1月11日、世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』“熊野三山・熊野古道”を探訪散策。
この旅で無知のための驚きと出会いがありました。それが“八咫烏”。
熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社・那智青岸渡寺)では、烏はミサキ神(神の使いの鳥)として信仰されています。神武天皇が霊地熊野に迂回し“八咫烏”の先導で太陽を背にして大和に攻め上がり、日本の国を開いた「日本書記」の故事にちなんだものです。“八咫烏”は単なる烏ではなく太陽のシンボルであり、「南山」と呼ばれた熊野にふさわしい魂を運ぶ霊鳥と考えられています。咫(あた)は長さの単位で、親指と人差指を広げた長さ(約18cm)ですが、八咫は単に大きいとの意。
日本サッカー協会のシンボルマークにも用いられている“八咫烏”。これは、「日本サッカーの始祖」と呼ばれる中村覚之助(那智村浜の宮出身)がそのマークの発想に影響を与えた可能性が大。那智本宮大社の八咫烏をデザインし1931年に採用されたもの。3本足の黒カラスに少々違和感を覚えていた者としては謎が解けすっきり。日本の国を開いた“導きの神鳥”に日本の誇りを覚えます。熊野権現の使い“八咫烏”が、多くのサメ[ターの願いと多くの祈りを代表選手に届けます。次回、ヤタガラスに会えるのは、2月6日(水)ホームズスタジアム神戸でのキリンチャレンジカップ2013vsラトビア代表戦。ガンバレ!日本!





和歌山県世界遺産センター交流空間「Kii Spirit」

















2012.2.24 キリンチャレンジカップ2012 vsアイスランド戦(大阪長居スタジアム)にて




熊野三山:世界遺産散策〔那智山〕

2013年01月13日 | World Heritage in Japan
1月11日、世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』“熊野三山・熊野古道”を探訪散策。
昨年来、近畿の世界遺産巡りも残すは霊場熊野三山のみに。念願かない訪れる、霊場“熊野三山”は、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の三社に、青岸渡寺、補陀洛山寺の二寺を加えた総称です。三社はそれぞれ独自の自然崇拝を源としますが、主祭神を相互に勧請し“熊野三所権現”として信仰を集めています。青岸渡寺は西国巡礼の一番札所として、補陀洛山寺は補陀落渡信仰で知られる寺院です。
世界遺産が点在する那智山。実は今回の南紀の旅は2回目。高校の修学旅行が四国南紀だったのです。記憶は曖昧ですが、白浜に泊まり『那智大滝』を訪れました。世界遺産となった『那智大滝』。原始林を切り裂くように落下する迫力満点の太田にに、まさしくデジャヴゥ。那智黒といえばお土産の飴ではなく碁石のことなのだと父に教わったことを思い出しました。落差133m、最大幅13m、滝壺の深さ10m、毎秒1tの水量で日本三名瀑のひとつ。『熊野那智大社』の別宮「飛瀧神社」のご神体として祀られています。『熊野那智大社』は那智大滝をご神体とする原始信仰に起源し熊野十二所権現を祀ります。ここにも“八咫烏”がいました。隣接する『青岸渡寺(せいがんとじ)』の三重塔は、那智大滝を背景に絵になる絶景スャbトです。本堂は熊野最古の建物といわれ豊臣秀吉の再建。神仏分離令以前は那智の「如意輪堂」として熊野大社と一体の一大霊場であったのだそう。本堂西国巡礼一番札所としても知られます。那智山から那智湾へ。那智の街中に鎮座するのは『補陀洛山寺(ふだらくさんじ)』。観音浄土‘補陀洛浄土’が南海にあるとする補陀洛信仰の古刹。そこでの往生を願った多くの上人たちが小舟に乗り那智の浜から渡海したと伝えられます。
これにて、世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』を自分なりに制覇し念願成就。『紀伊山地の霊場と参詣道』は、和歌山、奈良、三重の三県にまたがる紀伊山地の自然がなければ成立しなかった山岳霊場と参詣道、また周囲を取り巻く山・森・川・滝・温泉・田園・浜辺などの文化的景観が主役。この地域が古くから都をはじめ全国の人々が訪れるところとなり日本の宗教・文化の発展と交流に大きな影響を及ばしたのだとつくづく実感。“八咫烏(ヤタガラス)”もね。


【那智の滝】








【熊野那智大社】
















【那智青岸渡寺】










【熊野古道】








【補陀洛山寺】










熊野三山:世界遺産散策〔熊野速玉大社〕 

2013年01月12日 | World Heritage in Japan
1月11日、世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』“熊野三山・熊野古道”を探訪散策。
昨年来、近畿の世界遺産巡りも残すは霊場熊野三山のみに。念願かない訪れる、霊場“熊野三山”は、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の三社に、青岸渡寺、補陀洛山寺の二寺を加えた総称です。三社はそれぞれ独自の自然崇拝を源としますが、主祭神を相互に勧請し“熊野三所権現”として信仰を集めています。青岸渡寺は西国巡礼の一番札所として、補陀洛山寺は補陀落渡信仰で知られる寺院です。
熊野川を下り新宮へ。熊野川河口に鎮座する世界遺産『熊野速玉大社』へ向かいました。『熊野速玉大社』の御祭神は、熊野速玉大神(いざなぎのみこと)、熊野夫須美大神(いざなみのみこと)を主神に、十二柱の神々を新宮十二社大権現として、朱塗りの鮮やかな社殿に祀っています。ここには “八咫烏神社”がありました。
熊野川を挟んで和歌山県と三重県の県境。熊野灘に面した新宮は陽射しが強く心なしか暖かな陽気でした。そのまま熊野街道を北上、熊野古道というと山道を思い浮かべますが、伊勢路は波打ち際を歩く道。七里御浜も世界遺産登録されています。紀宝町ウムガメ公園では、甲羅に藻をまとったウミガメに遭遇。浦島太郎や伝説のウミガメっぽくて縁起がいいとほくそえんだりして。歳を重ねると何でもありがたく感じるのです。

































七里御浜〔世界遺産〕 熊野古道 伊勢路




(紀宝町ウミガメ公園)