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奈良:世界遺産散策④〔元興寺〕

2012年04月12日 | World Heritage in Japan
4月8日春うららかな陽気に誘われ、奈良定番の世界遺産を巡る一日さんぽに出かけました。
平城京ができたのは1300年前の710年。京都をもしのぐ歴史の流れが奈良・大和路の世界遺産に迫力と重みを与えています。
壮大な木造建築と美しい仏像に古代ロマンを感じる一日となりました。
今回は1998年に「古都奈良の文化財」としてユネスコに登録された世界遺産と、その周辺を交えて随時アップしていくこととします。

今、話題の‘ならまち’にある世界遺産『元興寺』(極楽坊)
前身は、崇峻元年(588年)、蘇我馬子が飛鳥に日本初の本格寺院として建立した「飛鳥寺」。平城遷都に伴って養老2年(718年)にこの地に移され、寺名改め『元興寺』に。「極楽坊本堂」の屋根は行基葺という古代特有の重ね葺きで、飛鳥から運ばれた瓦が今も使われている国宝です。今回訪れた世界遺産の中では一番こじんまりとし、横丁の世界遺産ですが、かつては、南都七大寺のひとつとして隆盛を極めていました。「猿沢池」を挟んで、「北寺の興福寺、南寺の元興寺」と称された広大な寺地を有し、現在「ならまち」と呼ばれるレトロエリア一帯が境内だったとされています。
また、志賀直哉が昭和4年から9年間暮らし「暗夜行路」を完結させた「志賀直哉旧居」や、「浮見堂」、「旧大乗院庭園」に「奈良ホテル」など興味をもって立ち寄り、ならまちカフェで一休み・・・
まだまだ散策は‘西ノ京’へと続きます。



東門


極楽坊本堂




極楽坊禅堂


浮図田







「志賀直哉旧居」・・・白樺派の文人・画家が集い‘高畑サロン’とも呼ばれていた邸宅





「浮見堂」



「奈良ホテル」





「旧大乗院庭園」