3月29日、映画『騙し絵の牙』ACイオンシネマ・シアタス調布にて初めて愚息と共に鑑賞。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/b2/b234b4cb04befb7f40d79596be374691.jpg)
グリコ森永事件をモチーフにした小説『罪の声』の作者:塩田武士氏が、俳優:大泉洋さんをイメージして主人公を"あてがき"した小説を、大泉さん主演で映画化した作品。出版業界を舞台に、廃刊の危機に立たされた雑誌編集長が、裏切りや陰謀が渦巻く中、起死回生のために大胆な奇策に打って出る姿を描くストーリーですが、原作小説のエッセンスを散りばめ乍ら、原作とは大きく異なる物語となっていました。原作小説は既読でしたので、本作のストーリー展開には、少なからず戸惑ってしまったのも事実です。原作では、主人公:速水(大泉洋)の家族も含め公私にわたる速水一人の物語として語られていましたが、本作は、ヒロイン:高野恵(松岡茉優)の目線からの速水(大泉)を描く手法に変更。よって、恵の実家や父親など,ヒロイン恵を丁寧に描きつつ、原作とは全く違うラストへの伏線に。確かに、小説としては、大泉洋さんへの"あてがき"作品として面白いものでしたが、映像化という意味では、ヒロインの存在は、大いに魅力がアップしました。大泉洋さんはもちろん、松岡茉優さんは誠にキュートではまり役のよう。佐藤浩市さんや木村佳乃さん、佐野史郎さん、國村隼さん、リリー・フランキーさんなど脇を固めるキャストの皆さんも秀逸でした。昨年まで目黒区に住んでいた愚息によると、二子玉ほかいくつかのロケ場所は知っているとのことでした。決して大作映画というわけではありませんが、作品の中に数々の騙しの仕鰍ッが散りばめられ、原作読者にはストーリー展開がそもそも驚くというオリジナル娯楽劇。大泉洋さんが、完全ヒーローで終わらなかったところの哀愁も含め、たいへん面白い作品でした。
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グリコ森永事件をモチーフにした小説『罪の声』の作者:塩田武士氏が、俳優:大泉洋さんをイメージして主人公を"あてがき"した小説を、大泉さん主演で映画化した作品。出版業界を舞台に、廃刊の危機に立たされた雑誌編集長が、裏切りや陰謀が渦巻く中、起死回生のために大胆な奇策に打って出る姿を描くストーリーですが、原作小説のエッセンスを散りばめ乍ら、原作とは大きく異なる物語となっていました。原作小説は既読でしたので、本作のストーリー展開には、少なからず戸惑ってしまったのも事実です。原作では、主人公:速水(大泉洋)の家族も含め公私にわたる速水一人の物語として語られていましたが、本作は、ヒロイン:高野恵(松岡茉優)の目線からの速水(大泉)を描く手法に変更。よって、恵の実家や父親など,ヒロイン恵を丁寧に描きつつ、原作とは全く違うラストへの伏線に。確かに、小説としては、大泉洋さんへの"あてがき"作品として面白いものでしたが、映像化という意味では、ヒロインの存在は、大いに魅力がアップしました。大泉洋さんはもちろん、松岡茉優さんは誠にキュートではまり役のよう。佐藤浩市さんや木村佳乃さん、佐野史郎さん、國村隼さん、リリー・フランキーさんなど脇を固めるキャストの皆さんも秀逸でした。昨年まで目黒区に住んでいた愚息によると、二子玉ほかいくつかのロケ場所は知っているとのことでした。決して大作映画というわけではありませんが、作品の中に数々の騙しの仕鰍ッが散りばめられ、原作読者にはストーリー展開がそもそも驚くというオリジナル娯楽劇。大泉洋さんが、完全ヒーローで終わらなかったところの哀愁も含め、たいへん面白い作品でした。
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