「私の戸籍」という固定コラムの原稿を送った。複雑な私の履歴に編集者は「いろいろ考えさせられた」という辛いコメント。新著『植民地朝鮮:映像が語る』の最終校正を終えた。20年ほど前、執筆して出版社から断わられても修正を繰り返し、韓国語で出版、そして日本語版を出すことになった。私の研究は常に世間と葛藤するテーマが多い。シャーマニズム研究では国粋主義者と並べれることが嫌だった。戦争と性はフェミニスト、現案の慰安婦研究はセンシティブな日韓関係が気になる。私の研究は3K「汚い、危険、きつい」作業であると思う時がある。気楽な学者から「やらない、なにもしないのが上策だからだ」という囁きが聞こえる。昨日遅く科研申請案内の話を聞くと、また研究と国家政策との関係が気になる。
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