崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

『帝国日本の気象観測ネットワークⅦ』

2020年03月11日 06時42分51秒 | 日記

9年前の3月11日午後私は国会中継を見ている中、東北地域の地震・津波の生中継へ切り替わった場面、そのショックがいまだに生々しく驚きの映像として残っている。私が子供の時は老人の言葉が天気予報のようなものであった。しかし今PM2.5洗濯情報などまで確率高い天気予報が報じられるようになっていることに感謝である。それは長い歴史の上に蓄積されたことである。
 山口大学の山本晴彦教授が『帝国日本の気象観測ネットワークⅦ』を出した。1904年朝鮮で観測所を設置してきた歴史資料であり、科学史の本である。それは今に生きている歴史である。朝鮮などでは測量、稲の品種改良、気象等々に生かされれてきた。感謝である。