崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

長府庭園

2017年04月23日 05時47分29秒 | エッセイ
 美しい長府庭園では意外にフェースブック友が多く、挨拶を交わした。日が暮れて庭の会場は寒かった。私はいつも外国出身という距離感を感じるが、昨夜はよそ者ではないと感じた。5,60人が不動の姿勢で傾聴した。地方創生、郷土愛の村おこし、年中メディアに登場する歴史的人物、下関では高杉晋作である。彼はただのローカルな人ではない。倒幕明治維新の中心人物である。私は映画や書物で予備知識はあっても彼がどう語られるか、昨夜庭園で一人語り芝居を聞いた。温かい敬愛、高い知識を求める聴者は7時過ぎまで、亀田さんの説明、岩城さんの変声芝居を傾聴。英雄伝的であり、影のある人物論的ではなかった。もう一つの芝居を見たようであった。主催者側の大越清美さん、着物姿で接待とユーモラスなご挨拶がより彩を添えた。