かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ようやく「ヤッターマン」復活第一話を観る事ができました。

2008-01-20 20:45:44 | アニメ特撮
 天気予報では今夜から雪になるそうで、明日昼ごろまでは降雪が続くとのこと。そのまま行けば、間違いなく明日朝は一面銀世界に変貌していることでしょう。今のところ外の様子はまだ雨模様のようですが、明日朝の状況次第では、通勤そのものが非常に困難になるかもしれないです。

 さて、今日は少し時間をとって、録画していた番組を観ることにしました。ほとんど1週間遅れになりましたが、「ヤッターマン」を観ようと思ったのです。
 昨今、過去の作品をリメイクするのが一種の定番になっている感がありますが、これは30年ぶりの復活となります。もっとも、番組終了後も結構再放送で流れていましたから、我々現役世代から結構後の世代まで、何らかの形でこの作品に接していたことでしょう。そういう意味では、世代を超えたファン層を獲得しているアニメと言えるかもしれません。もちろん私自身は欠かさず見るアニメの一つとして割と熱心に見ておりましたから、今回の復活劇はかなり好奇心を刺激されておりました。
 というわけで観た感想ですが、やはりなんといっても第一は『懐かしい!』の一言になるでしょう。悪役ドロンボー一味の方は、声優さんがそのままでほぼかつてのテイストを忠実に踏襲したところが実に驚異的でしたし、主人公ヤッターマン側は、ガンちゃんの性格やアイちゃんの口グセ、ヤッターワンの妙に細かく描かれる各種装備など、いろいろ変更点もありましたけど、総じていにしえのイメージを大きく損なうことなく、割と自然に観る事ができました。もちろん、そのあまりの過去テイストへのこだわりに一種のあざとさも覚えましたが、とりあえず第一回の放送としては、満足できる結果だったように思えます。
 ただ、物議をかもしたあのオープニングはちといただけない気がします。他の番組でにぎやかなオープニング曲ばかり聞きなれているせいか、今回のはあまりに貧弱に思えましたし、どうせならOPもリメイクしてもっとにぎやかにしてくれたらよかったのに、と思わずにはいられませんでした。また、エンディング、あれはないでしょう! こちらが主役といってもよいほどの存在感のあるドロンボーのテーマソングなくして、ヤッターマンが復活した、といえるとは到底思えません。早急なる改善を要求したいと思います。
 ところで、巷の評判はおおむね好評のようですが、ちなみにうちの職場で聞き取りしたところ、お子さんが中学生の場合はどうも反応今ひとつであり、年齢が下がるにつれて次第に好意度が増し、小学校低学年のお子さんは、画面に食い入るように見ていたそうです。
 お話としては、脈絡の無い唐突な変身など、首を傾げたくなるような部分もありましたから、年が行くとそういう点が目に付いて、作品そのものを楽しめなくなるのかもしれません。それに対して小さな子供達には、そういった理屈っぽさは必要が無く、純粋に中身を楽しめたのではないか、と推察します。そういえば、あのお話の脈絡の無さ、善悪のはっきりした設定、どこがどうすごいのかいまいち判らない気もするデフォルメされたメカなどに、なんとなく私は「アンパンマン」を想起いたしました。昨今この種の理屈を度外視したような物語は無かったように思いますから、低年齢向けの番組として、今後が期待できる復活になるかもしれません。


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