かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

兵庫県知事、ついに与党からも引導を渡され孤立無援な状態に。世間の関心はもはやどうするかではなくいつ辞めるかになってしまったのでは?

2024-09-09 18:48:44 | Weblog
 今日は重陽の節句ですが、相変わらず世間は真夏のままでした。今朝の奈良市の最低気温は24.8℃、昼の最高気温は35.3℃、五條市の今朝の最低気温は23.2℃、昼の最高気温は35.7℃でした。今日も見事に一日よく晴れて、安定した夏空が苛烈な日射を遮ること無く地上に届けていました。入道雲もほぼ観られず、当分雨が降りそうな様子が一切ありません。空だけ観ていると8月初旬でも不思議ではない様子なのですが、暗くなるのが早くなっているのだけがなんだか不思議な感じです。

 さて、百条委員会で追求を受けている兵庫県の斎藤知事に対して、知事与党であるはずの兵庫維新の会に所属する県会議員の会派から、辞職のすすめと出直し選挙の実施が求められました。代表からそれら勧告を受け取ったのは服部副知事ですが、副知事はしっかり知事に申し伝えたいと述べ、手渡された書面を受け取られたとのことです。一方で日本維新の会共同代表で大阪府知事の吉村氏も、電話で斎藤知事に辞職と出直し選挙を勧めたという話ですが、今のところ斎藤知事はそれらの声を頑として受け付けず、現職続行を公言されています。この状況に、兵庫維新の会も不信任決議案が県会で出されたら容認せざるを得ないという判断で、ついに与党からも見放され、文字通り四面楚歌となった斎藤知事の今後の動静が注目されます。
 まだ46歳、政治家としては若手と言ってもよい年齢でまだまだこれからのお年頃、意地を張らず早い段階で頭を下げて殊勝な態度を示していれば、反省した、次は失敗しない、と出直し選挙となってもいい勝負ができたでしょうし、国政への転身も難しくなかったでしょう。それが一度引き際を誤るとあとはこじれるばかりで傷が大きくなってしまい、ひょっとしたらもはや政治家としては致命傷状態かも?という事態にまで追い込まれてしまったというのは、他山の石、反面教師として、参考にしておいたほうがいいかもしれません。この一連の騒動のどこがターニングポイントだったのか、どの時点でなら傷浅く挽回ができたのか、ご本人にとっては単なる後悔先に立たずな話でしょうが、参考にする立場の人間にとっては大いに気になるところでしょう。マスコミや政治学者の皆さんにはそういった分析もやって成果を公表して欲しいです。
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