かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

最近のYOUTUBEは昔の特撮怪獣映画を公開してくれてありがたいですね。今度は「宇宙大怪獣ギララ」を観ました。

2024-01-14 19:45:04 | アニメ特撮

 今朝の奈良市の最低気温はー2℃、昼の最高気温は10.6℃、五條市の今朝の最低気温はー4.7℃、昼の最高気温は10.8℃でした。今日は昨日から一転して朝から快晴の青空が広がり、穏やかな微風が撫でる、格好の冬晴れな一日でした。朝こそ厳しい冷え込みに見舞われましたが、燦々と照りつける冬の日に気温はたちまち上がり、日中の日向は防寒具入らずのポカポカ陽気でした。その感じからするとこの昨日とさほど変わらない日中の最高気温の数字は信じがたいですが、日陰はそれな理にひんやりしていましたし、朝冷たく凍てついた分、上がりも遅くて昨日程度に落ち着いてしまったのでしょう。そんな陽気だった天気も明日は早くも崩れ、朝から雨になる模様で、明後日は寒波到来でぐっと冬らしく冷え込んでくる見込みです。ところがその後はまた気温高めの暖冬が戻ってきますので、どうも厳しい寒さが続くことはなさそうです。このまま春になってしまうとしたら、杉花粉の飛散がいつから始まるのかが気になります。暖冬で低温要求料が不足し例年より遅くなるなど異変が起きてくれたらいいのですが。

 さて、昨日、今日の休日は、YOUTUBEの松竹公式チャンネルで「宇宙大怪獣ギララ」が2週間限定配信されていたので、懐かしさで鑑賞しました。余裕で一日で観られる長さなのですが、後述する理由で1度に通しで観る気になれず、細切れに少しずつ観ていたので、観終わるのに2日かかりました。
 ギララは1967年(昭和42年)公開の映画で、1時間半の堂々たる怪獣映画です。当時はゴジラ、ガメラの成功に、このギララや日活のガッパ、東映の怪竜大決戦など、映画会社を挙げての怪獣ブームでした。当時私はまだ物心ついたばかりの頃でリアルタイムに映画館で観たわけではありませんが、その後なにかの機会で1度は観ています。もっとも、当時の記憶はギララの造形以外には全くありませんでした。
 ただそのギララの造形は実に特異的で派手派手しく、ゴジラやガメラとはまた異なる楽しさにあふれています。また、主人公らが搭乗する宇宙艇「AABガンマー号」は科特隊のジェットビートルやキャプテンウルトラのシュピーゲル号を彷彿とさせ、日本宇宙開発局・富士宇宙センター (FAFC)や月基地の設定、自衛隊の戦車や戦闘機の操演など、往時の特撮番組の楽しさがてんこ盛りで、そういう意味ではなかなかに見応えのある映画でした。
 ただ、いくらそれらの要素で割り引いても、やっぱり物語があまりに残念すぎました。さんざんAABガンマー号を悩ませた空飛ぶ円盤は全くの謎のままですし、そもそもそれ以前に円盤による妨害と思われる事故で火星探査が捗っていないという背景がありながら、その対策が全くなされないまま飛び、案の定やられて月に緊急着陸するAABガンマー号の扱いなど、いくら月を見せたいからといってもちょっとそりゃ無いでしょうよ、と言いたくなるような展開です。その後も邪魔されるのに調べるわけでも戦うわけでもなし、円盤は円盤で何がしたいのか意味不明という。そしてそれまでちょいちょい素振りは見せながらも基本怪獣によるスペクタクルな展開だったのに、いきなり恋物語で終わる突然のラストシーン。なんか、現代に通じる日本映画の駄目さがすでにして露呈しているような感じがして、実に痛々しかったです。怪獣が魅力的だったのが余計に惜しい。続編?に2008年(平成20年)制作公開の、「ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発」というのがあるそうですが、面白かったんでしょうか? 

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