今朝の奈良市の最低気温は25.3℃、最高気温は34℃、五條市の最低気温は22.9℃、最高気温は34℃でした。今日は少し雲が多く流れてきて、日が陰る時間もままあった一日でした。しかし、上空の雲が大きく動く割に地上では風がほとんど無く、昨日に比べて蒸し暑さが募る日でもありました。その割に夕立が降りそうな気配は一切なかったのが不思議で、安定した夏空が続いているように感じられます。もう8月も最終週ですが、秋の気配はまだはるか彼方な感じです。
さて、農林水産省は、アメリカから生のスモモを輸入することを認めました。農水省によると、正式に手順を踏んで、まずは今年の6月に輸入解禁の方針を官報で通告しつつ公聴会で意見聴取を実施。更に8月19日の官報で解禁決定を告示したとのことですが、一方で国内の主要産地にはそれらの情報が全く伝えられていなかったようです。国内のスモモは、山形県が年4千トンなど、山梨県、長野県を加えた3県で全体の6割を占め、他にも奈良県他少量ずつ全国各地で生産されています。特に主産地では高糖度系品種への転換を助成するなど、産地支援に余念なく取り組まれていますが、そういったところに情報が行ってない事態になったのは、農水省があえて知らせる必要がない、と判断したためだとのこと。農水省によると、「2017年にアメリカからスモモの輸入解禁要請があり、協議状況はウェブサイトなどで明らかにしてきた。公聴会などについては官報で知らせてきた。リンゴやかんきつのときとは違って、産地から問い合わせもなかった」とのことで、過去4年間、産地からの反応がなかったためにあえて連絡を取らなかったそうです。
農水省もいい加減国内産地への配慮が足りないという感じもしますが、それよりも地元生産者団体や生産者の方々の情報収集への努力が不足していたという側面のほうが強い気がします。あるいは、地元選出の国会議員の先生方の取り組みが甘いのか、票田として魅力を失っているのか、いずれにしても高齢化などで産地側の力が失われて来ているためではないでしょうか。
もはや今更輸入阻止などできる話ではないですし、あとはかつての輸入リンゴ同様、品質面で日本の消費者からそっぽを向かれるのを期待するよりなさそうな気がしますが、そもそもスモモ自体の魅力が今どれだけ日本の消費者に認知されているかと考えると、仮に今回このアメリカ勢を駆逐できたとしても、将来性は楽観視できないんじゃないかとも思われます。大体日本人は果物食べなさ過ぎなので、これを奇貨としてスモモ全体の消費拡大を狙ったほうが、国内産地にはプラスになるかもしれません。アメリカ産が素晴らしい品質であることやアメリカ側の消費宣伝能力次第ではありますが。
さて、農林水産省は、アメリカから生のスモモを輸入することを認めました。農水省によると、正式に手順を踏んで、まずは今年の6月に輸入解禁の方針を官報で通告しつつ公聴会で意見聴取を実施。更に8月19日の官報で解禁決定を告示したとのことですが、一方で国内の主要産地にはそれらの情報が全く伝えられていなかったようです。国内のスモモは、山形県が年4千トンなど、山梨県、長野県を加えた3県で全体の6割を占め、他にも奈良県他少量ずつ全国各地で生産されています。特に主産地では高糖度系品種への転換を助成するなど、産地支援に余念なく取り組まれていますが、そういったところに情報が行ってない事態になったのは、農水省があえて知らせる必要がない、と判断したためだとのこと。農水省によると、「2017年にアメリカからスモモの輸入解禁要請があり、協議状況はウェブサイトなどで明らかにしてきた。公聴会などについては官報で知らせてきた。リンゴやかんきつのときとは違って、産地から問い合わせもなかった」とのことで、過去4年間、産地からの反応がなかったためにあえて連絡を取らなかったそうです。
農水省もいい加減国内産地への配慮が足りないという感じもしますが、それよりも地元生産者団体や生産者の方々の情報収集への努力が不足していたという側面のほうが強い気がします。あるいは、地元選出の国会議員の先生方の取り組みが甘いのか、票田として魅力を失っているのか、いずれにしても高齢化などで産地側の力が失われて来ているためではないでしょうか。
もはや今更輸入阻止などできる話ではないですし、あとはかつての輸入リンゴ同様、品質面で日本の消費者からそっぽを向かれるのを期待するよりなさそうな気がしますが、そもそもスモモ自体の魅力が今どれだけ日本の消費者に認知されているかと考えると、仮に今回このアメリカ勢を駆逐できたとしても、将来性は楽観視できないんじゃないかとも思われます。大体日本人は果物食べなさ過ぎなので、これを奇貨としてスモモ全体の消費拡大を狙ったほうが、国内産地にはプラスになるかもしれません。アメリカ産が素晴らしい品質であることやアメリカ側の消費宣伝能力次第ではありますが。