かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

美味しい鯛の切り身が今までよりも1・5倍多く取れる画期的な技術が開発されたとのことです。

2021-08-24 19:15:11 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は23.9℃、最高気温は33.7℃、五條市の最低気温は21.6℃、最高気温は32.5℃でした。今日も昨日に引き続き、雲が多いながらも日差しもある晴れ時々曇な一日でした。気温も少し上がってきましたが、なんとなく、昨日のほうが暑いように感じました。改めて身体が暑さに慣れてきたのか、朝夕はそれなりに涼しくなっている分耐久性が上がっているのか。明日以降はだんだん天気が良くなって、気温もそれ相応に上がってくる見込みのようです。週間予報では最高36℃の体温気温が予想されている日が何日かありますが、まるで梅雨明け後の猛暑のような塩梅ですね。実は今年の本当の梅雨明けは8月20日すぎで、梅雨明け宣言後の晴れはただの梅雨の中休みに過ぎなかった、というような発表が冬頃あったとしても私は驚かないと思います。

 さて、近畿大学水産研究所の家戸敬太郎教授らの研究グループが、養殖魚の鯛を、同じ餌の量で通常の1.5倍まで育てることができる技術を開発されました。方法は、鯛の筋肉の成長を抑制するタンパク質の一種「ミオスタチン」の働きを阻害するよう遺伝子を編集した、「ゲノム編集」技術です。これにより、一定程度に育った鯛の成長を止めるブレーキを壊して、どんどん際限なく成長させることができ、同じ餌の量でも1.5倍まで肉を増やすことができるというわけです。同じような技術を、他大学でもふぐやサバなどで研究を進めているとのことで、いずれ近い将来にはそういった人工的にゲノム編集した養殖魚が安価に大量供給される日が来るかも知れません。
 まあ脂肪が増えるのではなくて筋肉が増えるというのが良いですね。その肉の味が通常種と同程度であるなら、肉厚になるぶん歯ごたえなどにも影響して明らかにお得ですし、ぷりっぷりの鯛の刺身を豪快に腹いっぱい食べられるような日が来るのなら、楽しみにしたいと思います。
 一応このゲノム編集養殖魚は、地上に設置されたいけすで育苗されるそうで、海の野良と交配して遺伝子が自然界に拡散することは無いそうです。個人的にはいっそ拡散させて天然魚もみっちりとした身を蓄えるようになったらいいのにな、と思わずにはいられませんが、何れにせよ楽しみな近未来になりそうです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする