かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

早くガンを防いだり直したり出来る世の中になってほしいと思います。

2007-09-26 23:18:56 | Weblog
 時間が要るときほど、なんやかやと公私共に余分な仕事が舞い込んでくるような気がします。お仕事、自治会、家、等々外的なものもあれば、ここ数日どうもはっきりしない体調という内的なものもあり、一つ一つなら何とかこなせる類のものでも、いっぺんに押し寄せてくるとさすがにきついものがあります。それでも何とか壊れずにこれるのは亀の甲より年の功という類のものなのだろうと、己の適当な性格は横において勝手に考察していたりするのですが、それでも必要な時間を生み出すまでには至らず、臍をかむ思いを余儀なくされるのです。
 逢坂氏の御通夜、特に一般参列を拒まないとうかがったので是非参列したかったのですが、同じ関西圏とは言え奈良の山の中である当方から出向くにはかなり時間が必要で、その時間を工面するのに失敗したことが、なんとも口惜しくてなりません。これが親族郎党の不幸ごとなら有無を言わさず全てを堂々うっちゃれるのですが、さすがにのっぴきならない仕事を放置して、一面識も無い方の葬礼に参加するのをとがめない上司もありませんでした。宮仕えの情けなさですが、それでも一人静かに弔意を表し、黙祷をささげる時間は何とか工面できました。

 それにしても、44歳でガン、というのは、何度みても早すぎる最期だと思わずにはいられません。
 ガンが発症するには何段階か必要です。まず正常細胞の遺伝子が発ガン物質等により傷ついて異常をきたします。更にガンを促進する物質などによりガン化が促され、単なる遺伝子異常から不死化細胞へと変化します。これが更にコンバージョンという過程を経て不死化細胞からガン細胞となります。まだこここまでの段階では、免疫機能により、正常細胞と異なる細胞と認識されるので大抵は排除され事なきを得ます。しかし、その防衛機構を潜り抜け、排除しきれなかったガン細胞が増殖、悪性化して、いわゆるガンとなるのです。
 一般に細胞が異常をきたしてから目視1センチくらいのガン細胞塊になるまで30年程度かかると昔習いました。その後更に死を招くような状態になるまで時間がかかりますので、かつて人生50年だった時代には、ガンが全身に回るよりも早く肉体の方がもちませんでした。それがここ最近の長寿や食生活の変化等により、ガンが死因第一位になるまで急増してきたのです。もし30年説がいまだ間違いの無い話だとしたら、逢坂氏もまた、中高生ころに何らかの原因でガンの芽が身体に生まれてしまったのかもしれません。もしそれが、ガン発生の原因の第一として専門家が口をそろえる食生活由来のものだとしたら、私たちの世代は皆一様にその危険性を持っているといえるかもしれません。ガンには、最近急増中の大腸ガンのような、自覚症状の出ないガンや、腰痛などと間違えやすい前立腺ガンなどもあり、厚生労働省の片棒を担ぐわけではありませんが、やはりある程度年齢がいったら、専門機関でそれなりの検査を受けて体のメンテナンスを心がけるようにした方がよさそうです。医学の進歩でガンが征圧されるそのときまで、気をつけるに越したことはないということなのでしょうか。


 
コメント
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