いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

協調介入、ありがとう

2011年03月18日 22時00分47秒 | 経済関連
時間がないので、取り急ぎ。

G7が一致協力してくれたそうです。

不用意な円高を止めよう、という機運が共有されていたことに御礼を述べたい。恐らく、オバマ大統領が旗振りをしてくれたおかげで、各国ともすんなりと足並みが揃ったものと思います。

流れが止まることが大事ですから。



”放水決死隊”と天皇陛下のお言葉

2011年03月17日 22時03分28秒 | 社会全般
福島第一原発はのっぴきならぬ状況が続いていた。

ぼくは本当に祈った。
祈るしかないように思えたからだ。

そして、現場で活動を続ける方々が、どうか無事で済みますように、と本気で祈った。
胸が張り裂けそうになった。


このような時だからこそ、天皇陛下のお言葉に接して、少し穏やかな気持ちになり、僅かながらの安堵と勇気を頂けたように思えた。

昨夜、テレビで拝見いたしました。

<天皇陛下>お言葉全文(16日) (毎日新聞) - Yahoo!ニュース


これからも苦闘は続いてゆくだろう。
だが、陛下の祈念は勿論のこと、世界中の人々が一緒に応援し、祈ってくれているのだから、きっと立ち直れるんじゃないか、と思えるようになった。

放射線の恐怖がある中で、何と警視庁機動隊が僅か1~2分の放水をしに行くと決意したことが昨晩報じられていた。
自衛隊がヘリでの放水断念と伝えられた後でのことだ。
その、あまりの犠牲的精神には、本当に驚かされた。
警察が行くなら、自衛隊だって行くぜ、ということなのかどうなのかは判らないが、今日はどちらも放水に出動したとのことだった。


たとえそれが、あまりに微力で、大火災の真っ最中に「たったのバケツ1杯」の水をかけただけのようなもので、効果が殆どないとしても、現地に向かった隊員たちや自衛官たちの、死をも覚悟せねばならない決意には、誰もが心打たれるだろう。米海軍のヘリなども、極めて困難な状況の中で、献身的活動を続けてくれた。


ただ、あまり無理はしないで欲しい。
本当に危なくなったら、命を大切にして、逃げて欲しい。



この困難な状況の中で、みんなの心を一つにし、みんなの英知を結集して、対処してくれるだろうことを信じている。




福島第一原発事故の衝撃~繰り返される東京電力の慢心と馴れ合い原子力行政

2011年03月16日 12時11分13秒 | おかしいぞ
今回の事故について、経過について詳細に検討しなければならないことは確かである。今も最悪の事態を回避すべく、命懸けで活動している方々がおられることには、感謝以外ない。そのことと、東京電力や行政の責任は別である。むしろ、危機的状況を招いた最大の責任は両者にあることは疑う余地はないであろう。


①事態の過小評価

恐らく災害当初、原子炉が停止したので、これほどの大事になるとは思ってはいなかったのではないか。

予想されるのは、東電の内部的な評価として、初期には「あまりおおごとにはするな、無闇に騒ぎ立てるな、穏便に処理せよ」みたいな発想があったのではないか、ということだ。重大な結果を招くかもしれない、ということを真剣に考えていたのか。放射線が今ほど漏れていたわけではなかったから、作業の容易さなどは比べものにならないのではないか。

原子炉を後から使えるように、といった色気を出してはいなかったのか。安全を最優先にして判断したのか。そういった疑問はあるわけである。最初から全力で取り掛かっていたなら、ここまでの悪化となっていなかったかもしれないのである。もっと取り得る手段はいくつか残されていたかもしれない、ということだ。事態が進展してしまい、悪化してゆけば残された選択肢は狭まる、ということは、日常でもよくあることだ。

根底にあったのは、保身、責任逃れ、悪い状況をひた隠しにして何とか穏便に済ませようといった態度ではなかったのか。

福島第一原発事故~昨年の事故教訓を無視した東電の責任は重大


②過少戦力での対応

前項にも通じるが、全戦力を投入して、抜けのないようにしておくべきだった。東電にとっては、福島第一原発だけではなく、第二原発や他の火力発電所などにも問題を抱えていただろうが、対応が遅れたことが今の事態を招いたように思える。

例えば電源車やポンプ車等、用意できるものは最大限集めておくのが当然だったのではなかったか。つまり準備の段階で、苦戦が決定付けられてしまったということである。そうして事態が悪化し、他の原子炉にも危機が飛び火してゆくことで、更なる人員不足やリソース不足を招いてしまったのではないか。


③指揮系統の不在、混乱

前線(現場)と司令部(中間指揮所、参謀本部)との間で、情報がきちんと整理され伝わっていない、ということがあったのではないか。それは記者会見や行政への報告という点でも、遅れや不正確さなどがあるということと繋がるわけである。

現場に正確な指示、命令を伝えられるようなシステムが存在してこなかった、ということではないか。それは、こうした危機がなかったからだ、ということはあるかもしれないが、実際には上記参考記事に挙げたように、昨年6月には同様の燃料棒露出事故が発生していたのであり、そうした教訓を生かす努力をしていたなら、もっと違った対応となっていたかもしれない、ということである。


WSJ記事で指摘があったと思うが、同じように災害を受けた女川原発ではこうした事態となっていない、ということをどのように考えるか、ということだ。



これは東電という電力会社の体質とも言うべき問題なのではないか。
それは原子力行政と一体となった、安易な運用が行われてきたということだ。2月には原発の171機器の点検漏れが報じられていたばかりだった。福島第一原発においても、33機器の点検不備が報告されていたということらしい。

原発というハードの持つ問題点と、それを運用する人間側の問題というものについて、よく検討し、反省すべきである。改善がなければ、教訓とはならないのだから。



どうか”怒りの炎”を鎮め給え

2011年03月15日 14時26分57秒 | 俺のそれ
ここに至っては、祈ることだけしかできない。



人間が、禁断の光を放つ「太陽の欠片」を安易に用いたことをお怒りなのであれば、これを深く反省し、お詫び申し上げる。
もっと慎重に用いることを約束しよう。
愚かな電力会社や役人たちや政治家たちに、きつく知らしめるのであれば、もう十分、その怖さを痛感したであろうし、鎮まって後に糺すべきはそれを行おう。
だから、炎を鎮め給え。

誓おう。
不用意で愚かな振る舞いを、きつく反省することを。
だから、炎を鎮め給え。

決死の覚悟で作業に当たってくれた「tomodachi」には、心から感謝申し上げるとともに、その勇気を讃えたい。
窮地を救うべく、直ぐに駆けつけてくれた「tomodachi」に、これまでの非礼を詫びるとともに、敬意を述べたい。

神仏があるなら、どうか怒りの炎を鎮め給え。

多くの人々を、恐怖と苦しみからお救い下さい。



追記:18時半頃

オメーら、こちとら目が霞んでいて、モニターが見えなかったんだよ。

はてなブックマーク - 原発4号機火災を米軍が消火! USA!US…自然鎮火でした : ガハろぐNewsヽ(・ω・)/ズコー


本当に祈ってしまったじゃないか。



福島第一原発の行く末

2011年03月15日 12時52分43秒 | おかしいぞ
現場に留まり、命懸けで作業を続ける人々がいるということに、感謝と敬意を述べたい。
これまでの懸命の作業にも関わらず、2号機が危険な状態にある。サプレッションプールの爆発破損が伝えられたが、後は容器が持ちこたえてくれることを祈るよりないのかもしれない。


もう退避するよりないのではないか。
作業を続けて犠牲者が増えることもあるかもしれない。
放棄するのも選択肢ではないかと思う。



福島第一原発2号機、最大の危機(追記あり)

2011年03月15日 03時46分32秒 | おかしいぞ
ポンプの燃料切れで完全露出となったらしい2号機が、再び露出状態になっているとの報道が。


asahi.com(朝日新聞社):2号機、高濃度放射性物質を放出 福島第一原発 - 社会


圧力容器内の圧力が上昇を続ければ、容器が破壊される可能性があるだろう。設計限界を超えているのであれば、圧力を下げることができない限り、危機は回避できなくなる。

内部圧が高まれば高まるほどに、高温と同じ効果を生む。
格納容器が持ちこたえるか、圧力容器が持ちこたえてくれることを祈るよりない、ということであろう。

圧力容器内の圧力を低下させられるかどうか、この1点にかかっているといってもよいのではないか。


弁が閉まってしまった、というのも、どういう経過なのか分からないが、高温の為容器か弁が融けて変形といったことなのかもしれないし。そうであれば、既にコントロール手段を失った、ということかもしれない。

遂に打つ手なし、となってから、IAEAに派遣要請、というまさしく後手後手の典型のようなやり方なのかもね。


追記:4時過ぎ頃

いま見たら、安全弁が再び開放できた、ということらしい。

福島第1、燃料棒露出の2号機が圧力再低下 安全弁開く  :日本経済新聞


肝を冷やすぜ。




復興特別チームを編成せよ

2011年03月14日 15時17分48秒 | 政治って?
今は、どの公的機関も災害対応で必死の状況でしょう。それこそ、不眠不休で対応しているんじゃないかと思いますので、復興計画などには手が回らないだろうと思うのです。救援が一段落した後から復興の準備等を考えても遅いと思いますので、今回災害には遭わなかった地域の自治体関係者とか、国の出先機関の人たちとか、勿論民間人(学者含む)とか、そういう方々を招集して、大まかにでも準備を始めてもらった方がいいと思います。

最も心配なのが「金」(予算)ということになると思いますけれども、今はそんなケチなことを言っている場面ではありません。建設国債だろうと何だろうと、復興特別債だろうと、発行すればいいだけです。金は、国民のみんなが協力しますよ、と思えば、それこそ無尽蔵に生み出せます。だから、金の工面はとりあえず後からどうにか考えることにして、人手や重機類等の補給といった段取りを考え、準備するということです。


例えば、最優先されるのは、土砂等を取り除き、きれいにすることから始まりますよね。なので、日本全国の公共事業を削られて、倒産したり仕事がなくて苦しんでいる方々を、全員呼べばいいんです。建設機械とか、重機類も、全国から中古を含めてかき集めてくればいいんです。新品でもいいけど、大雑把に片付いたら業者に安く払い下げたりしてもいいですし。

一人でも多く作業現場に配置する為に、全国から招集。仕事がなくて困っている方々も資格や能力に応じて仕事を割当ればよい。急ぎの工事とか、契約のある業者は別として、それ以外の余った方々は出来る限り集める。指名業者を集めて、その下請けに入っている建設土木業者などを一緒に招集してもいい。
兎に角、一気にたくさん集める、ということを考えるのである。これで多くの雇用が創出されるはずである。


もう一つは、発電関連である。
今から大型の発電施設を作るのでは間に合わない。そこで、この際だから、太陽光発電などを一気に普及させることにするのである。
また例で書いてみる。
全国の太陽光パネルと発電設備設置業者を招集。電力需要が多く、節電規制のある地域の一般家庭や企業などの個別需要者のところに設置できるだけ順次設置してゆく。補助は8割とか9割とかでもいい。兎に角急いで設置する。
それから、小型ガス発電や風力発電などの業者にも集結してもらい、設置できるものは順次設置してゆく。町内で複数の家庭や学校・病院・福祉施設・工場などの停電が困る部門の方々がいくつか集まって、一つの発電設備を設置するとか、そういう仕組みを考える。これもできるだけ多く、早く設置してもらえるようにする。目標は1000万kWの出力だ。

通常の発電所からの通電とかは、交通機関や重要機関に優先的に配分して、家庭、オフィス、小規模需要者(商店や工場)等は、小型の個別発電設備で需要を賄う努力をする、ということ。これらの事業で、やはり代替エネルギーに転換が進めば、CO2排出量を減らせることになるかもしれない。勿論、完全に原子力発電を代替できる程にはならないだろうし、排出抑制効果にしても原子力発電分を代替するのであれば実効性が乏しくなるかもしれない。それでも、別なエネルギーに転換することで、リスク分散にはなるはずだ。

みんなで取りかかっても、数百か数千か判りませんが、設置できる数は限られてしまうかもしれない。それでも、停電が継続するよりはマシだと思いませんか?節電と、こうした個別の発電設備で補いつつ、大口の需要家に電力を回すのと、大型設備完成を待つ、ということになるでしょうか。過渡期の対応であるとしても、それはそれでいいと思いますよ。どんなに頑張っても、設置できる発電設備が1万基か、何十万基になるか判らないけれども、今回の災害をバネに一次エネルギー転換を促進すればいいのです。それに、電気設備業者に仕事が増えるから、資格だけあっても住宅や建設投資が減少していて仕事がなくて困っている業者も大勢いるかもしれない。そういう有資格者たちに特需となるはずですから、経済効果は生まれると思います。


こういう段取りとか手筈を考えてもらうのが、復興特別チームということなのです。日本最大の危機と思って、全国民が協力すれば、きっと実現できるはずです。苦境を乗り越えることができるはずです。
海外の人々も、ガンバレ、と応援してくれているし、祈りを捧げてくれています。
それに応えましょう。


だから、一刻も早く、復興計画を立ち上げましょう。人手とモノの準備に取り掛かりましょう。全国から移動させるだけでも大仕事ですよ。輸送担当にも仕事ができるし、空いてる船やフェリーも活用すればいいんです。そういう巨大供給を考える、ということが必要なのですから。



福島第一原発3号機、またも水素爆発

2011年03月14日 13時46分36秒 | おかしいぞ
予想されてはいたものの、1号機と同様に吹き飛んだんですか…

これで「安全です」と言い募るのは、かなりの無理があるんじゃないですかね。


福島3号機の負傷者は10人に (産経新聞) - Yahoo!ニュース


格納容器は大丈夫だ、とか言うのだけれど、真の意味でこの巨大設備に精通していた人間は、ほぼいなかったということなのではないかな。建設時期が古いから、ということもあって、設計・施工した人間たちがいないので詳細には判らない、ということが多いのかもしれない。引き継ぎ、引き継ぎ、という形で人間が変わっていけば、複雑で巨大な機械なのであれば、理解も把握も非常に困難になるのは想像できるから。


東電の経営陣は、一連の福島原発の事故について、よくよく反省をするべきである。
ひいては、日本の電力行政、原子力行政の在り方そのものの問題が存在していたのではないか。世界中の原子力発電の根幹を揺るがすような事態を招いたのだ、ということを銘記すべきである。


現場の人間が危機に曝されるのである。
負傷者の方々が大事に至らぬことと、早期の回復を祈念するばかりである。



追記:14時過ぎ

ボ2ネタ経由で知った>チリ地震が警鐘 原発冷却水確保できぬ恐れ/対策求める地元住民

さすが共産党。
既に国会で質問している。想定されていたにも関わらず、対策を講じてこなかった、ということだろう。勿論、自民党政権が、だ。



福島原発ダウンがもたらす節電効果

2011年03月14日 13時34分12秒 | 社会全般
今回の福島第一及び第二原発の事故について、大きな教訓を得ることになっただろう。それは、一ヶ所に集中的に原発を設けるべきではない、ということだ。被災する場合に、地域的な集中があれば一気にダメージを受けてしまう、ということになる。

概ね関東圏の電力需要が4500万kW(出力)だということらしいが、福島原発群はその約20%程度を担っていた、ということになるのではないかな。東電の発表では、不足分が1000万kWらしいからである。いくつかの火力発電所が止まっているようなので、その一部を除くと大体900万kWくらいは、福島第一と第二原発で供給していたのではないのかな、ということである。

昨日の記事で紹介したWikipediaの第一原発に関する記事と、次の第二原発記事からすると、出力は次のようになっていた。

福島第二原子力発電所 - Wikipedia

◎福島第一原発:
・1号機~3号機合計(震災時に発電していた炉)=202.8万kW
・4号機~6号機合計(震災時に定期点検で停止)=266.8万kW

◎福島第二原発:
・1号機~4号機合計(震災時に発電していた炉)=440万kW


これらかすると、第一原発の3機+第二原発の4機で、合計642.8万kWの出力にしかならないわけだが、実際にはもっと発電していたであろう、ということなのかもしれません。例えば第一原発3号機は、プルサーマルで出力がアップしていたようなので、発電量が多かったのかもしれないな、と。

そうすると、福島原発群の7機で約900万kWを発電していたのだとすると、定格発電量を大きく上回る核反応が必要とされていたということであろうか?


いずれにせよ、温暖化対策で協力を拒んでいた経団連以下産業界は、いやが上にも節電に協力せざるを得なくなった、ということである。
首都圏のエネルギー消費が多すぎる、ということについて、反省すべき機会となったであろう、ということである。

もっと電力消費を減らせと忠告しておいたのを忘れたか?
それが現実のものとなった、ということだな。

08年4月>白熱灯は必要だよ

『大体、東京の連中が真夜中まで煌々と電気をつけて、大量に電力を使ってるのが良くないんだって(笑)。
月明かりで見えるし、全部の街灯とかつけるんじゃねえよ。もっと間隔空けろ。飛び飛びにしとけ。ビル照明とか、看板ネオンとか、ライトアップだのイルミネーションだの、ロクでもない電力消費を削減すればいいだけなんだって。
お店とかのショーウインドウの明かりを半分に落とせって。スポットライトを蛍光灯に変えてみろって(笑)。トンネル内も、昼間みたいに明るくしてんじゃねえよ。』

レンホウ大臣が担当らしいが、東京の過大な電力消費を減らすべく、始めてもらえればと思う。



海水注入策は空振り??~福島第一原発

2011年03月13日 23時32分36秒 | おかしいぞ
福島第一原発の1号機と3号機の水位は低いままだそうだ。

海水注入後も水位に変化なし=福島第1原発1、3号機―東電 (時事通信) - Yahoo!ニュース


3号機がまだだ、というのは分かるとして、問題は1号機である。
海水注入から一体何時間経過したのか、ということである。格納容器内に充満するには数時間~1日とかかかるとしても、圧力容器内の水位すら低いままということになると、今後どうなるんだろう、とは思う。
1号機はもう大丈夫、といった報道もあったけれども、海水が満タンにならない理由というのが何なのか、というのが気になる。
3号機の弁か何かの異常があるかも、という発表にしても、圧力が逃がせているのなら、海水で充満させられてもよさそうと思いますよね。圧が抜けてないなら、海水が入って行かないか、入った海水がリークで出て行ってしまう、ということでもないと水位が低いままというのはないはずだし。


何がどうなっているのか、誰もわからないということなのかもしれない。



ホバークラフトとかでも近づけないの?

2011年03月13日 13時06分49秒 | 社会全般
周辺状況なんかが全く判らないのだけれど、ヘリで難しい、ということなんですよね?

仙台空港で孤立1200人救出メド立たず、死者情報も 東日本大震災 (産経新聞) - Yahoo!ニュース


上陸用のホバークラフトなんかでも無理なのかな?
それに、小型ゴムボートを積んで行くとかして、建物に接近するのも難しい?

上陸用舟艇みたいなのは、何かないのかな?
海岸部に海自の揚陸艦を展開して、接近できないものなのかな?
夜になると作業が困難になるよ。

せめて医薬品や物資だけでもヘリから投下するとか、できないのかな。



検察の闇と福島第一原発のプルサーマル計画

2011年03月13日 10時59分00秒 | 社会全般
今回の事件で大変な注目を集めることとなった福島第一原発だが、ここに来て過去の醜聞ないし悪事の露見が予感されるようになったかもしれない。


既に冷却系のダウンが伝えられた3号機であるが、これが東電のプルサーマル計画に関わる原発だったとは。

プルサーマル - Wikipedia

この記事によれば、3号機は『2010年(平成22年)9月18日より試運転開始。同年10月26日より、営業運転を開始』となっている。
計画通りに運びたかった、ということかもしれないな。バックアップの電源切替異常が発生したのは、6月17日。僅か3カ月後には、試運転開始と。

そして、このプルサーマル計画に反対していたのが、収賄事件で東京地検特捜部に逮捕された「佐藤栄佐久福島県知事」(当時)だった、ということか。

福島第一原子力発電所 - Wikipedia
一部を引用する。

・2001年(平成13年)2月26日:佐藤栄佐久福島県知事(当時)が3号機プルサーマル計画について、当面許可しない旨を表明する。
・2002年(平成14年)8月29日:東京電力、原子力安全・保安院が原子力発電所における点検・補修作業の不適切な取り扱いについて公表する。
  10月25日:東京電力が1号機の原子炉格納容器漏洩率試験における不正に関する報告書を経済産業省に提出する。また、1号機の1年間の運転停止処分を受ける。
・2003年(平成15年)4月15日:定期検査時期等も重なり、東京電力の運転する原子力発電所全号機が運転を停止する。
  7月10日:佐藤栄佐久福島県知事(当時)が6号機の運転再開を容認する。
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どこまで真実なのか分からないが、こんな記事もある。
佐藤前福島県知事収賄容疑事件の真実: もりのくま



知事が交代した後、昨年2月には福島県側の受け入れ表明がなされた、と。
その4カ月後の6月には事故が発生していたのだ、と。
なのに、9月から試運転、10月には営業運転開始に踏み切った、ということだね?

こうして事後的に見れば、プルサーマル反対派だった佐藤福島県知事が「簡単には言うことを聞かない」ので、検察権力でもって排除されたかのように見えますね、ということではないのかな。東電にとっては、目の上のタンコブだった佐藤知事を排除できれば、福島原発をもっと活用できるのに、という側面がなかったと言えなくもないのでは?
そういう知事が、偶然にも収賄で逮捕されたのだ、と。
あのマエケン(広島の投手ではないよ)こと前田検事が担当検事だった、と。それにしても、そんな偶然って重なるものかな?



今回の事故で、恐らく福島第一原発は終わるんじゃないかな、と誰もが思っているかもしれないが、廃炉になってしまう可能性はあるだろう。これも天罰ということなのか?

ここに来て、ツケが回ってきたということなのかもしれない。


それにしても、東電、原発、収賄事件、特捜部の捏造事件、検察腐敗、これらがまさしく一本の線でつながりました、ということなのか。
また陰謀論と揶揄されるかもしれないが。


今回の福島第一原発事故が示したものは、事故の教訓ということばかりではないのかもしれない。天罰覿面、お天道様は見ているんだ、ということか。



福島第一原発3号機の電源喪失?

2011年03月13日 07時30分47秒 | おかしいぞ
1号機と似たような経過、ということらしい。

東電広報の7時の報道発表で3号機の減圧措置となったらしい。

原発緊急停止後、非常時ディーゼル発電で対応していたか、前の記事で取り上げた昨年の事故のようにディーゼル発電が機能しなかったということなのか。

非常用炉心冷却装置 - Wikipedia



昨年事故では、たぶん、緊急停止後ディーゼル発電に自動で切り替わるべきところ、それが起動せず冷却装置が停止したままになった、と。その結果、水位低下が生じたが、手動で非常用ディーゼルを起動して高圧炉心注水系を動かせたので、冷却ができた、ということでは。

今回の1号機の事故では、やはり非常時ディーゼル発電が起動せず、高圧炉心注水系が使えなかった為に、隔離時冷却系で対応したが、水位低下となり減圧と海水注入となったということだろう。


3号機の非常時ディーゼル発電が動いていたとも思われず、同じように電源喪失となったのではないかと思う。隔離時冷却系のポンプが動いていたものの、これが機能不十分となったか、電源車両が行ってポンプを駆動していたものの、この電源が時間切れで切れてしまったのかもしれない。

いずれにせよ、非常時発電の不具合は昨年の時点で分かっていたことであり、これの対処に不備があったものと思うよりないのである。


追記:9時頃

上の記事に書いたのはどうやら間違いでした。
申し訳ありません。

高圧注水系の機能停止、ということらしいです。

asahi.com(朝日新聞社):福島第一原発3号機、冷却装置が停止 緊急事態報告 - 社会


東京電力によると、東日本大震災で自動停止し、原子炉を冷却していた福島第一原発3号機で、13日午前2時44分、冷却水を炉心に入れていた高圧注水系が停止した。別の冷却装置を起動しようとしたが働かなかった。


この記述からすると、非常用ディーゼル発電は動いていて、高圧注水系は機能していたが、これが止まったということかもしれない。

非常用発電の燃料が尽きたか?
それとも、発電はできなかったものの、別な電源車両から電源供給でポンプを駆動していたが、その電源車両の蓄電池が尽きたか?

続いて、隔離時冷却系が機能しなかった、ということなのかな。
蒸気タービンで駆動するのが、発熱量が少なくなって発生蒸気が少ないのであれば、タービンが回るのに十分とはならず、冷却水を送るポンプが駆動しない、ということなのか?
もしも、この状態なのであれば、崩壊熱は小さくなっていて危険度は少ないのかもしれないが、単に冷却水が喪失するような事態なのであれば、やはり危険ということだろう。




福島第一原発の水素爆発?

2011年03月12日 21時35分53秒 | おかしいぞ
官房長官会見があったようだ。

主旨としては、原発で起こった爆発は建屋の天井部の崩落という、ニュース記事とほぼ同様なものだった。

格納容器が万全で破損や漏れはない、ということだったが、問題の水素がどこから来たのかという謎は残るわけである。

炉内の温度上昇+水蒸気との反応で、水素が発生したとして、それがどうやって格納容器の外側に出たのか、ということである。

あるのは、炉心溶融を防ぐ為に圧力低減措置をとったが、その際に格納容器と建屋との間にリーク弁のようなものを介在させた、ということであろうか。格納容器に出口を設ければ、当然そこからガスが逃げる(=圧力上昇を防げる)ということになるだろう、と。それは格納容器に出口(破損で破れている箇所)があるのと同じ意味合いになるであろう。

それとも、蒸気を排出するパイプ等の経路のどこかにリーク箇所がある、という場合だろうか。そういうパイプの破れがあっても、そこから水素が漏れ出ることによって建屋内部に水素ガスが溜まることになるだろう、と。


そういうのが爆発した、ということなのかな。


そうすると、たとえ格納容器には破損箇所がない、ということであるとしても、そこから出るパイプ類などのどこかに「出口」が存在するはずである。そういう出口がないと、水素ガスは建屋内に溜まるということは起こらないから、である。



放射能の漏れがないのは幸いではあるものの、まだ予断を許さない状況ではないかと思う。