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福島第一原発事故~昨年の事故教訓を無視した東電の責任は重大

2011年03月12日 16時01分22秒 | おかしいぞ
メルトダウンの可能性が発表されたようである。



東電は昨年の不祥事から何も学んでいなかった、ということではないだろうか。

◎2010年6月17日>プレスリリース 2010年|TEPCOニュース|東京電力

(以下に一部引用)

運転中の福島第一原子力発電所2号機(沸騰水型、定格出力78万4千キロワット)において、「発電機界磁しゃ断器*1トリップ警報」が発生し、発電機の保護装置が作動して発電機が停止したため、タービンならびに原子炉が自動停止いたしました。
 また、この事象にあわせて当該プラントの電源が停止し、非常用ディーゼル発電設備が自動起動するとともに、原子炉へ給水するポンプが停止したことから、原子炉の水位が一時的に低下しましたが、代替のポンプである原子炉隔離時冷却系を起動して給水を行い、現在、原子炉の水位は通常の範囲内で安定しております。



スクラムからの外部電源切り替え失敗、というのは、今回の事故と同じ経過を辿っていると思える。

今回は地震の影響で「電源が落ちた」ということかと思われたが、昨年の事故の際にはそういった電源確保不可という状況ではなかったにもかかわらず、やはり電源確保失敗ということになっていたのである。今回にも、電源車で電源供給を試みたにも関わらず、恐らく給水ポンプ復旧ができなかったのではないかと思える。

その結果、隔離時冷却系だけでの冷却となったものの、注水が間に合わず、水位が低下し燃料棒損傷となった、ということでは。この水位低下も昨年の事故と同じ現象であり、昨年には運よく水位回復ができたが、今回にはそれができなかったということだ。


 水位低下で燃料棒露出→崩壊熱をクールダウンできず→炉心溶融

ということです。


この同じ現象、同じような事故は昨年に既に起こっていたにも関わらず、安易に運転再開・継続した結果が、今回の事故の遠因となっていたようにも思える。
水蒸気爆発が起これば…大変なことになってしまうのだ。


東電はまるで役所みたいな官僚的組織なのかどうかは知らないが、本当に重大な結果を招くことをよく考えて事故対策などを講じてきたのか、疑問である。過去の不祥事が思い出される、ということだ。




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