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新型コロナウイルスに世界が怯える必要はない

2020年02月29日 13時06分36秒 | 社会全般
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の恐怖が世界中を覆っている。未知のウイルスに怯えるのも理解できる。人類がこれまで経験したことのない正体不明の感染症が蔓延すれば、大勢の人々が死ぬかもしれないという恐怖と不安があるのは分かる。

しかし、ここで強く言っておこう(医者ではない私個人の見解であるが、ビル・ゲイツも医療従事者ではないがNEJMへの寄稿を許されているので、ご容赦願おう)。

この病気(COVID-19)は、決して人類が立ち向かえない相手ではない。過去の厳しい感染症を経験してきた人類の叡智があれば、不必要に怖れる相手ではない。感染を怖れたパニック騒動は、幻想に恐怖しているのと同じである。


その理由を述べていこう。

まず、中国武漢で発生した謎の感染症、これが恐怖のイメージを先行させた。発生初期に武漢の病院に殺到した人々の数が多過ぎて、病院での能力の限界を超えてしまったのだ。

その結果、何が起こったか?
すし詰め状態になった患者たちは、感染者(重症、軽症)も他の風邪やインフルエンザやその他疾病の人も、ごちゃ混ぜとなってしまったのである。大勢の患者が殺到した結果起こったことは、院内感染だっただろう。

それが重症化へと繋がり、ARDSや重度の肺炎などの割合が増加したものと推測される。一方、武漢のような状況に陥らなかった中国の他の地域では、重症例も死亡例もずっと少なく済んでいる。
そこでの死亡率は、概ねインフルエンザ程度であり、過去の経験から飛びぬけて外れているものではない。


日本でも多くの患者が発見されている。特に世界に知られているのは、ダイヤモンド・プリンセス号の集団感染であろう。

約3700人の乗船者から700人以上の陽性者が出ている。乗客約2200人の多くは60歳以上の高齢者が多かったこともあり、一般的に感染に弱いので陽性率が高くなるのはインフルエンザや一般的な肺炎でも同様である。

2月29日現在、非常に悼ましいことに、クルーズ船の乗客から6人の死亡者が出た。いずれも80代の高齢患者が多い。楽しいはずの旅行だったのに、このような結末は悲しいが、他の多くの感染者たちはまだ生存しているというのが救いである。

数字にするのは躊躇われるが、6/3700は0.0016%だ(※注;これはうっかり間違えました。失礼。正しくは『6/700』であり、0.86%でした。読み替えて下さいませ)。季節性インフルエンザや肺炎の同年齢層での致死率から見れば、少なく済んでいる。人命が重いことは承知しているが、敢えて数字で比較をするしかないのが現実だ。

その上で申し上げれば、新型コロナウイルスはこれまでのインフルエンザと比して、恐怖の致死的疾患などではない、ということである。今、私が確実に言えることは「クルーズ船で死亡した割合は6/3700」であるという事実だ。


日本で最も感染者の判明している地域は、北海道である。参考までに、中国人観光客が感染をもたらしたということなら、最も感染確率が高いのは東京都である。年間では、北海道を訪問する中国人の数の約9倍が訪れている(大阪・兵庫も同じ水準である)。


その北海道での判明例では、奇妙な感染例が多発している。
例えば、

2/21 中富良野(人口約5000人) 小学生2人
   千歳市(人口約96000人) 40代検疫官 1人 

 /22 根室市(人口約27000人) 50代 1名

 /23 釧路市(人口約17万人) 30代 1名
   愛別町(人口約2900人) スクールバス運転手70代 1名

いずれも、距離的にかなり遠い、各接触者の関係性が皆無、という例である。
しかもその感染者の周囲には、1週間以内に一人の発病者が発見されていない、という事実である。

これは何を意味するのか?
仮に、海外から来た人たちの誰かが感染源だったとして、何故このような人口の乏しい地域の「たった一人」のみに感染させたのであろうか?

もしも、本当に強力な感染力のあるウイルスなら、もっと大勢の患者が多発しただろう。ノロウイルスの感染例のように、同時多発的に患者が一斉に観察されるはずだ。しかし、北海道での感染例は、こうした通常の感染症では極めて珍しい発病パターンを示しているのだ。

ここから推測されるのは、新型コロナウイルスが割と普遍的に存在してても不思議ではなく、発病割合は乏しく、感染力はインフルエンザよりも弱いのではないか、ということだ。

また、発見された例では、ARDSの発見例がかなり乏しい。気管内挿管や人工呼吸器の必要な患者の割合はそう多くないのである。無症候の患者もいる。少なくとも09年に騒動となったH1N1新型インフルエンザと比して、死亡率がとりわけ高いという事実は見当たらない。



かつて、イギリスには偉大なる先人がいた。
百数十年前のロンドンでコレラの集団感染が多発し、ロンドンっ子を恐怖のどん底に陥れた時、知恵と科学と洞察と根気によって発生源や感染経路を解明した医師、ジョン・スノーである。

>https://en.wikipedia.org/wiki/John_Snow

スノー医師は、牧師のヘンリー・ホワイトヘッドの協力を得て、ブロード・ストリートで大量発生したコレラ患者の発生を分析し、感染経路を突きとめたのだった。患者の発生パターンを地図にして、当時の病気原因の有力説だった瘴気(Miasmata)などを否定したわけだ。


これと同じく、北海道の感染地図を詳細に作製して欲しい。世界中の科学者が分析すれば、今の新型コロナウイルス、COVID-19の解明に役立つだろう。もし日本政府が情報を開示しない等と拒否するなら、徹底糾弾してもらいたい。
(北海道は距離的に遠く離れている場所が多いので、スケールを揃えてね)


現在の北海道や日本全体での「感染防御対策」というのは、おそよ科学的とは呼べないものだ。単なる政治的パフォーマンス合戦に終始している。
少なくとも、スノー医師やホワイトヘッド牧師よりも科学的能力に乏しく、解明努力や技術も思考方法も格段に劣っているだろう。感染防御には、ほぼ何らの効果も得られない手法を選択しており、世界に向けたポーズの一つとして「全国一斉休校」や「北海道の土・日曜日の外出自粛」に踏み切ったものだ。


これは、昔の疫病は「神の与えた罰」とか「瘴気が原因だ」という言説が社会で優勢の時、その対策を講じるに等しいものだ。人類は退化してしまったのか?

世界中のコロナウイルスへの過剰な反応を見ても同じであり、スノー医師を排出した国でさえ、非科学的な主張が優先されているのである。

毎年数万人規模で死亡患者が出ている一般的なインフルエンザ、結核や麻疹の感染例が判明する度に、全国の学校を一斉休校したり外出禁止にするのか?

或いは、東京ディズニーランドや大阪のユニバーサルスタジオ・ジャパンを何週間も休園にするのか?そうすれば、インフルエンザや結核や麻疹患者が発生しないとでも思っているのか?

今のコロナ騒動は、そう考えている人しかいないのではないかと思えるくらいの無駄で無意味なパニックなのである。


これを助長する人々も存在する。
例えばビル・ゲイツである。

>https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMp2003762

大切なことも言っているが、無用な危機感の煽り立てがある。疫学的と言うが、データは都合よく数字を合わせて出してきたものだ。
また、COVID-19での1%の致死リスクを危機的と呼ぶなら、米国内で年間223900人が感染し、そのうち12800人が死亡するというC.difficileの5.7%の致死リスクの方がはるかに超危機的だろう。

ごく普通のStaphylococcus aureusでも同じだ。米国では薬剤耐性菌の出現で、年間約32.6万人が感染し、うち10600人が死亡するので、致死リスクは約3.3%ということになる。こうした「よく知られた細菌」の致死リスクを全く無視して、今のCOVID-19の場合だけを取り上げ、しかも地域的特性の区別もすることなく出してきた数字にどういう科学的意義があると言うのか?


今回のCOVID-19による死者が出ていい、などとは言っていない。だが、通常の風邪の後、肺炎に移行し重篤化したり死亡する患者が出るのは、これまでにも数多く経験してきたことだ。

日本では、肺炎による死亡が年間約12万人にのぼるのだ。高齢化が進んでいることもあるが、呼吸器感染症で致命的となることは珍しくはないのである。これを考えても、米国に帰国したクルーズ船客に複数の陽性判明者がいたが、その後に陽性例同乗者が続出したとか、死亡が相次いだという報告は1例も挙がってきていない。クルーズ船の乗客の多くが70歳以上だったのに、ですよ?


COVID-19の防御の為に、過剰な措置を選択するのは合理性に欠ける。都市封鎖や移動制限や学校や会社の一斉休業などは、対策として意義に乏しい。よくある普通のコロナウイルスと同じく、季節性インフルエンザと同等の対処で十分である。

現に、09年5月頃、新型インフルエンザの感染拡大を大袈裟に騒いだが、その後の発病例からすると初期の過剰な防衛策はほぼ無意味だったことが明らかだ。インフルエンザで死亡する人がいたことは悼ましい。それはその通りだし、いつかは死なずに済むようになるような医薬品開発ができてば、それにこしたことはない。

だが日本で、今年の2カ月間にインフルエンザで死亡した患者数は約2000人を超えているというのが現実なのだ。
少なくとも、このインフルエンザよりも、新型コロナウイルスによる死亡被害は圧倒的に少ない。これこそが、事実である。よく分からない名称のウイルスに怯える前に、既存のありふれた疾患をこそ、怖れるべきなのだ。


その死亡リスクを殊更強調して、社会活動の全般を停止していては、この社会を維持することは不可能である。

無意味な恐怖を喧伝することを早急に止めるべきだ。

事実を正確に伝えるべし。

北海道の感染マップと感染系統樹を作製してみるがよい。
そこに、COVID-19を解明する鍵があるはずだ。


追記:

このウイルスのワクチン開発や医薬品開発の為に、有用と思った文献を挙げておきたい。

1)The Proximal Origin of SARS-CoV-2

>http://virological.org/t/the-proximal-origin-of-sars-cov-2/398


2)Furin cleavage of the SARS coronavirus spike glycoprotein enhances cell–cell fusion but does not affect virion entry
   Kathryn E.FollisJoanneYorkJack H.Nunberg Virology350,( 2006)

>https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0042682206000900?via%3Dihub



3)Protease-mediated enhancement of severe acute respiratory syndrome coronavirus infection.

>https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16116101



4)Cleavage of the SARS coronavirus spike glycoprotein by airway proteases enhances virus entry into human bronchial epithelial cells in vitro.

>https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19924243


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