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死亡事故減少のワケとは?

2008年07月24日 21時44分51秒 | 社会全般
死亡事故が減っていることは、悪いことではない。この理由というのが何か、というのはちょっと気になるところ。

交通死、上半期13.5%減=年間5000人下回る可能性-警察庁(時事通信) - Yahooニュース

(以下に引用)

今年1―6月の交通事故死者数は、昨年同期比13.5%減の2295人だったことが24日、警察庁のまとめで分かった。上半期では8年連続の減少。減少幅は4.4ポイント上昇しており、年間で56年ぶりに5000人を下回る可能性がある。
 65歳以上の高齢者の占める割合が47.9%に上り、過去10年間で最高となった。飲酒運転の死亡事故は40.5%減の132件。罰則を強化した改正道交法の施行が影響したとみられる。

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記事では触れられていないが、多分、主な要因は、
・若年層の絶対数減少→若年ドライバー減少
・若年層の収入減→車・バイク離れ
ではないかと思うが、どうなんだろうか。

かつては、若いドライバーによる速度超過+死亡事故というパターンが多かったのではないかと思うが(それ故年齢毎で、事故率が高い=自動車保険料も高い)、最近はこの絶対数が減ったのではなかろうか、ということ。

他には、シートベルト着用率アップ、自動車の安全装備の充実(エアバッグ装備車、シャシー強化等)、などがあるか。貢献度は大きいと思うが、1~2年程度で急激に向上するというものでもないだろうと思うので、短期的な変動を見る上では決定的な要因ではないかもしれない(10年前や5年前と比べると意味はかなり出てくると思うけど)。


ここ数年で特に思うことがあるのだが、これは要因分析をやってみないと判らないと思うけど、一応書いておく。
それは大型車の事故かな、と。ダンプ、トラックなど乗用車以外の車の事故が減ったのではなかろうか?

理由は、こんなのかな。
・交差点の巻き込み事故が減った?
・多分大型車の速度が昔に比べて遅い=死亡事故減ったのでは?

巻き込み事故は類型化されて久しいのでかなり対策が進み、昔みたいには事故が起こっていないだろうと思う。なので減少の主要因というほどではないだろう。短期的には事故件数を大幅に減らすほどではないな。

いくら乗用車の安全装備を高めても、ダンプや大型貨物トラックなどと高速度で激突すると殆どが大惨事の死亡事故となる。乗員全員が死亡する事故も稀ではない。しかし、ここ数年で燃料費高騰の対策の為、大型車は燃費をかなり気遣うようになったのでは。一昔前みたいに、爆走するトラックやダンプはかなり減り、アクセルコントロールがかなり改善したのではないかな、と。個人的印象なんだが、大型車の運転状況は昔より随分と良くなったと思う。これだけでも、燃費はかなり変わると思う。燃料費が高いことが思わぬ効果を生んで、速度コントロールが良くなり、結果的に大型車の死亡事故は減少しているのでは?
でもデータを調べたら、大型車の事故(特に大型対乗用)が減っていない可能性もあるので、事故分析を詳しくやってもらわないと判らない。


飲酒運転事故は減少率は大きいと思うが、全体の事故件数に占める割合がさほど多くはないので、罰則強化といった対策が最大貢献とも思われない。説明要因としては、やや弱いかな、と。昔みたいな長距離運転手が飲酒している、というような事態は大幅に減少したのだろう、とは思うけど。でも、そういう運転手の起こす事故はあるけど、全体から見ればそんなに大きい割合ではないだろうと思うので事故減少の主たる理由ではない。


なので、まとめると、
①ドライバーの年齢層変化:若年層のドライバー絶対数減少+車離れ
②車両安全装備(シートベルト着用率、エアバッグの装備等)の効果
③大型車の速度管理向上(燃料費高騰で燃費改善を図った結果)
といったところかな。
他に何か有力な要因が思い浮かぶ方はコメントをお願いしたいです。




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