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悪い予想が現実になってしまった

2006年08月24日 17時04分54秒 | 社会全般
書いてた懸念が早速現実になってしまいました。
何度も挙げて恐縮ですが。

参考記事:サンバの幻想?

で、事件はこちら。

Yahooニュース - 毎日新聞 - <横浜の病院>准看護師ら助産行為、神奈川県警が捜索開始

(記事より一部抜粋)

年間出産数が約3000人に上る全国最大規模の産婦人科病院「堀病院」(横浜市瀬谷区、堀健一院長)で、助産師資格のない准看護師らが助産行為を行っていた疑いが強まり、神奈川県警生活経済課は24日午前、保健師助産師看護師法(助産師業の制限)違反容疑で同病院の家宅捜索を始めた。院長の自宅など計24カ所を捜索する方針。同課は、同病院が長年にわたって看護師や准看護師に助産行為を任せていた可能性もあるとみて、押収したカルテなどを分析し全容解明を進める。
 調べでは、堀病院は03年12月末、同県大和市内の実家から通院していた初産の女性(当時37歳)が出産する際、助産師資格を持たない看護師、准看護師ら数人に内診などの助産行為をさせた疑いが持たれている。女性は出産時に大量出血し、04年2月に死亡した。
 同法30条では、助産師と医師以外の助産行為を禁じている。違反した場合、2年以下の懲役または50万円以下の罰金を科される。




出産数は相当多いので、特別に悪いことをしていたとも思えないのですが、要するに、死亡例が出たからですよね。そうでなければ問題にはならなかったのではないかと思う。こうして医療機関は締め付けられ、コストがアップする方向へと向かうが、誰がどうやってこの責任追及の後始末をするのか、だ。


社会全体でこのコストを負担する覚悟はあるか?どうなのでしょう?
よくわからんね。


結果が悪ければ、全てダメなんですよね。結局。


野球で例えると、次のような感じだ。

ピッチャーがいる。投球して全てのバッターを抑えられなければならない。打たれる確率もごく僅かにあるが、凄く稀である。名人クラスになると、大体三振に討ち取れる。だが、時に失投なのか失投とまでは呼べない程度なのか判らないが、打たれたら逮捕される。理由は「失投だったのではないか」ということだ。打ったバッターの力が予想の範囲を超えており、普通のピッチャーの能力では抑えきれないことも有り得るはずなのだが、これは「失投」と呼ばれてしまう。「三振に取ってるピッチャーが他にもいるじゃないか」と。対戦は一度きりのチャンスなので、他のピッチャーが討ち取れるかどうかは確かめる術がない。なので、架空の対戦だけ考えて、「必ず抑えられたはずだ」と責められるのである。確かに失投もあるだろう。だが、全てではないし、平均的な力量のピッチャーであっても、一流ピッチャーがベストピッチであった状態と同じように想定されて、机上の対戦を分析され、「このバッターは討ち取れた」と力説されるのである。「打たれたお前が悪い」ということで、犯罪成立なのだ。


例が適切ではないかもしれませんが、こんな感じですね。

医療の限界というものを考えるべきであり、誰か保険医療の経済学的分析をキッチリやってみて欲しいぞ。その水準を達成する為に必要なコストとか。




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2 コメント

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悪法も法なり (通りすがり)
2006-08-27 14:53:22
貴殿の意見拝見しました



官僚みたいな物事の見方ですね

はっきり言って最低です



貴殿の確率論では弁明できません

ましてや、死亡事故が発生しているのですから

どう考えても違法行為を指示しさせていた病院の犯罪です

業務上過失致死罪になるかもしれません



徹底した捜索と厳正なる処罰を望みます



当該医院の息子は「今後は助産師以外の者に助産行為をさせない自信はない」

「助産師の数が足りないから」とのたまっています。

犯罪行為をしても自分に責任がないかの発言

さらに、年間3000人も受け入れておいて

「助産師がたりない」との暴言

こんな医師は医師免許を剥奪すべきでしょう
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お答えは (まさくに)
2006-08-27 21:50:44
記事に書きましたので、宜しくお願い致します。
返信する

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