いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

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「誤り」が証明される時

2009年06月14日 13時59分45秒 | おかしいぞ
辞任したクニオさんの言によれば、「1年以内」という歴史と呼ぶにはあまりに短い時間で証明される、ということらしいです。


まあそうだろうね。
次の選挙では、自民が敗北する。民主・国民新党を中心とする連立政権が誕生する。
となれば、何が起こると思うか?


個人的予想を述べておこう。
郵政民営化法には、いい事が書いてある。

郵政民営化推進本部の本部長は内閣総理大臣だ、というのは書いた通りだ。副本部長には総務大臣や財務大臣などが連なっているわけだが、大事なポストがあるのだよ。権限の強力さは期待できないかもしれないが、特に国民新党あたりにはおあつらえ向きのポストがあるのである。
それは「郵政民営化担当大臣」だ。
このポストはこれに専念して、こればかりやっていてもいいんですよ(笑)。総務大臣は忙しいから、丁度いいだろうしね。もうね、このポストがあれば、国民新党の人は他には閣僚ポストなくてもいいよ(=郵便”ポスト”があるから)と言ってくれるくらいでしょうね。ついでに、もう一つ付け加えてあげると、内閣府にもポストを置けるから。内閣府特命担当大臣が。ほら、よく少子化担当とか、沖縄担当とか、色々と分野がくっついている大臣がいるでしょう?あれですよ、あれ。

なので、国民新党が連立政権に入れるとなるなら、郵政問題についてはポストを2つ取ることもできるよ。ちょっとしつこい感じがしないでもないけど、推進副本部長の肩書きは対等だしね。根城が内閣府にあるか、別な場所にあるか、という違いはあるかもしれんが。民主党としては、そっちの徹底追及は国民新党の人に任せてやってもらってもいいくらいだろうね。

そうなると、何が起こるかといえば、過去の所業が洗いざらいほじくり返されてゆくから(笑)。
段ボール箱を全部ひっくり返して、じっくり調べられるから。資料爆弾という物量攻撃で一時的にかわせているとしても、本気で取り掛かれば人海戦術だってできないわけではないだろうね。総務省官僚あたりにも寝返り部隊は大勢出るだろうしね(笑)。

それとも、外部人員を使うという手だってあるね。
よく出資・融資・取引関係とか広告出稿関係とか、色々と影響力行使のやり方というのはあるようだけれど、そういうのに屈しない部門がいいだろうね。やはり専門的知識のある会計士関係ですかね。数字を拾って見て行かねばなりませんからね。過去の会計士の不正とか不可解な処理とかを洗い出すわけですから、やはり専門知識の豊富な方がいいでしょうな。そうすると、内閣府、総務省ばかりではなく、金融庁あたりも結構関係してきますか。

参考までに、保険金不払い問題の時なんて、昔の事例が殆どであったにも関わらず、現時点のトップが何人も引責辞任をしていったな。金融庁のお達しで、「法的責任範囲の5年」とかを遡るのではなくて、もっと前に遡れと言われて古びた資料も全部を探させたんじゃなかったかな?合併していたら合併以前まで遡るとか、そういうのまでやったんではないですかね?

総務省だと、何故か「日本郵政ができないと言っている」みたいな、生温い理由で許される、ということなんかね。これも不可解だな。


西川さんが頭取&三井住友FG社長時代には、公取の指摘を受けたんでしたよね、確か。優越的地位の濫用じゃないか、ってね。
04年当時のスワップ取引なんかを指摘されたわけですよ。抱き合わせ販売みたいなもんだわな。借りたきゃ、別なこっちの商品を買えってな商法ですわな。
で、金融庁の担当が与謝野大臣になってから、06年に三井住友FGに改善命令が出されたんでしたか?この責任って、西川さんの時代のことでしょ?悪い経営だったからこそ、西川時代の問題で行政処分を食らってしまうわけで。そのような経営者はたいそう立派で優秀なんですか?(笑)

「かんぽの宿」を作った昔の人が悪いのであって、今の西川さんは悪くない、みたいな論法もオカシイな。
自分の家の庭に爺さんが40年前に建てた物置をそれまでずっと使ってきて、今となってはボロボロになり、邪魔だし何の役にも立たない無駄なものだ、とか言うのと似ているな。当時には「必要だったから」こそ作られたんだろうよ。そんなの、40年前とか30年前に判るのか?

本当に不必要で作らせない、ということなら、選挙でそういう選択をすべきだったのではないか?誰が作ったか、という責任追及なんてのは、殆ど意味のない話だ。誰ということが判らなくたって、ある時期から無駄の温床になっていった部分はあったね、機械的に前例踏襲を適用していったのは非効率かつ無駄を多くするだけだね、ということはいえるだろう。そういう政治的システムに問題があったのであり、当時そういう話にはなっていなかったのは、官僚とか郵政省という役所の問題ばかりではなく議員も有権者たちにも責任はあるだろう。無駄を追及しなかったマスコミだって、同じく責任はあるよ。工事を受注していた民間建設業者とか不動産業者、そういう業者たちに融資していた銀行なんかも同じくそういう利権に群がって金を稼いでいたことに変わりないじゃないの。

だから、そんなに昔の話を出してきて「どうして作ったんだ」と爺さんの過ちを現時点で責めてみたって、何も変わらないじゃないの。庭にあるオンボロの物置が、それでどうにかなるというわけでもあるまいに。


ま、いずれにせよ、政権交代が起これば、心置きなく「ほりまくれる」ということにはなるだろうね。嗅ぎ回るのが容易になってゆく、ということだわな(笑)。その時に、どこに火の粉がかかるか、ということなんだわ。


いいんじゃないですか、それでも。
総務大臣って、竹中さん、菅さんの両方ともやっていますな。
今回、派手に動き回っていたメンバーの主要な人物の中に、そうした名前を見かけたように思うがいかがであろうか(笑)。
増田さんって、総務大臣もやってたけど、その後には郵政絡みの委員とかで目にしたような気がするが、忘れた。


続きは、また後で。




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